芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

ナーグプル出身のこの大学教授

2015年09月28日 | Weblog
毎朝、英字新聞と浄水をここの警備員かお抱え運転手に自宅まで届けさせているこの教授は、実家がマハーラーシュトラ州のナーグプル市である。以前に書いたことがあるが、ナーグプルは、アウトカースト出身で独立時のアンベードカル法相が音頭を取って、集団でヒンドゥー教徒から仏教徒に改宗した地である。そこの空港には、アンベードカル国際空港という名称がついている。この教授は、改宗仏教徒の子孫かどうか分からないが、彼と話していると、「マハートマー・ガーンディーは間違いを犯している。今のパーキスターンからのテロは、パーキスターンの分離独立を認めたガーンディーの間違いのせいだ。ムスリムは怪しからん」ということを主張する。私は、それに対して、そのテロの背景には、国際秘密組織がいて、今のイスラーム国の背景にもそれがいて、イスラーエルを更に大きくするために、暗躍しているではないかと言うと、納得していた。前に日本語を教えていたワルダのマハートマー・ガーンディー国際ヒンディー語大学には、仏教徒で、温厚な人がいたから、アーンベドカルの信者が必ずしも、ガーンディー批判者ではないであろう。アウトカーストに対する姿勢については、マハートマー・ガーンディーとアンベードカルの間に違いがあったらしいが、ナーグプルのある種の人はそれを引きずっているかも知れない。先日、絞首刑になったムスリムが入っていた刑務所はナーグプルにある。