一句の彼方「金蠅」

金色(こんじき)と金蠅の引き返しもの

金蠅だけは、我が俳句とは永遠に
縁がないよなあ…。

と思っていたのだが、俳人野見山朱鳥(あすか)氏の、
「蛆(うじ)造り天地創造終わりたる」
という衝撃の一句に出会って、触発されて作った
一句である。

まさか、あのウジから天地創造などという
スケールの発想が出てくるのに驚いたのだ。

この句によって、俳句にならない句材は無い
という事を思い知らされたのである。

また、天地創造を拝借して作ったのが、

「これよりの天地創造蜘蛛の糸」
　　　　　　　　　　　　　　issei
がある。

旬が我が家に

友人F氏から電話があり、熟柿が届けられた。

今年は、熟れるのが早かったようで、
9月のうちに、熟れ過ぎた柿がボトボト
落ちてるという。

「ワクチン打った？」こんな挨拶から
始まる久方の出会いになってしまった
のだった。

柿の他に、イチジク、オクラ、ニンニク、
バジル、モロヘイヤなど、自家栽培の
ものを持って来てくれたのだ。


早速、柿を洗ってテーブルに乗せ、
夕食後にスプーンで頂いた。

いつもながら、その天然ゼリーの
美味いこと、とろける味とはまさに
この事だ。

身内は、イチジクを頬張っている。

初め皮を剥いていたが、その内
皮ごと食べてしまった。オイオイ

というわけで、我が家に旬の
味が届いたのだった。

いつもなら、こちらがお邪魔して、
近況を語り合うコーヒータイム
の後に、柿、その他を頂いて
帰るのだが、このコロナ禍で、
それもままならなかったのである。

いかにコロナが、人と人の交流を
遮断していたか…身に沁みて分かろうと
いうものである。

しかし、最近はコロナ感染者が
極端に減って、緊急事態宣言も
解除され、お互いにワクチンも
打ったという事で、又そろりと
緩やかになってもいいかな…とは
思っているノデス。

しかし、それも油断は大敵、コロナ
防御は緩めず、慎重に行きたいと、
気を引き締めているところなのだ。

すでに、2週間後に連絡の約束を
しているので、点と点に離れた
接点を、少しずつまた線に出来れば、
と思っているのです。

そしていつの日か、スッキリと
コロナよさらば！と行きたいものだ。