つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

ワルノリしすぎ

2010-10-31 04:00:37 | 絵・まんが

最近、落ち葉を拾ってきては描いてるということをお知らせしていたが、いま4葉目を
描き上げたとこである。

とにかく今回は枯れ葉のありのままを細かく描こうと思い、葉脈の隅々まで細筆で描いている。
一葉描き上げる度に携帯に撮っているのだが、これまでこんなに細かく描いたことが
ないせいか、2段階のアップにしては時折り見ている。

絵を描くというのは大好きなことなのだが、日頃はけっこう集中して描くせいか、苦痛感が伴うのである。
もうクタクタになってひっくり返ってしまうのだ。しかし今回の枯れ葉描きは、不思議なほど気持ちいい。

この日、会社の食堂で隣り合わせた同僚の女性に携帯の枯れ葉の絵を見てもらった。
すると、たまたまその隣に座った他部署の女性にも回し見せることになり、「ハ~」「ホ~」
「へ~」と二人してゴニョゴニョ。実はその後も、何人かの同僚の女性に見せたのである。
そのときになって、「ありゃ~見せまくってるなあ…」と、自分の軽薄な嬉しがりにはたと気付き、
恥ずかしくなってきた。

いつもはある特定の人にだけ、チラと見ていただくのであるが、今回は初めての人に、言わば
見せびらかしたのである。さすがにそのみっともなさに、即刻携帯をロッカーに仕舞い込んだのだった。

それにしても女性たちは寛容である。。お絵描き野郎のうれしがりにも、イヤな顔一つせず、真剣に
あれやこれや言ってくれたのである。見てもらったのはすべて女性である。これは別にわたしが
オンナ好きだからというわけではない。(当然嫌いではないが)(笑)

男たちは、ひけらかそうなどというニオイでも感じようものなら、露骨にイヤな顔をされるのである。
女性ではまずそんなことはないのだ。まあ男が悪いわけでもないのだが、つい女性の寛容さに
甘えてしまっているようである。

というわけで今後は、携帯でやたら見せるのは控えようと思っている。ただ…特定の方には…ちらと…
(コラコラ)ちら…と…。
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ジジイ道

2010-10-24 04:29:36 | つらつら思うこと
会社から車でマンションに帰り着き、駐車場に止めた。

マンションに入るべく。玄関の階段下にさしかかったとき、「来た!」という声とともに
ふいに少年(小学1~2年生)が2人植え込みの間から飛び出してきた。そしてわたしの
顔を見るなり、「何だジジイか」と言うなり駈け出して行った。どうやら誰かを待ってたらしい。

わたしが呆気に取られていると、階段に座っていた、兄らしき少年(小学4~5年)が
「どうもすみませんでした」とわたしに謝るではないか。元よりジジイという自覚は持ってはいるが
面と向かっての挨拶としては、ちときついではないか。わたしは苦笑しつつ、少年に向かって
「ジジイで申し訳なかったねえ」と言うと、少年は上目使いに、はにかんだ笑顔を返した。

こう見えてもまだまだ若いんだぞと、階段を軽快なスキップで上って行こうと跳んだが、初っ端の
一歩のつま先が引っ掛かり、前につんのめってしまった。転ぶまではいかなかったものの、
見ていたであろう少年を振り返る勇気はなく、そそくさとマンション内に入って行った。

部屋に入って一息ついて、シャワーを浴びつつ、オヤジからジジイに見えるようになってしまったか…。
と一抹の寂しさに苦笑しつつ、避けられない加齢への心構えをつらつらと思い浮かべた。

否応なくこれより粛々とジジイ道を歩まなければならないのであるが、果たしてどんなジジイに
なるのか。煩悩をあきらめきれないチョイ悪ジジイか、スネて世間に背を向ける不良ジジイか、
アル中に震える酔いどれジジイか、不満たらたらのクソジジイか、お絵描きの奥義を求める
さすらいジジイか、ずっと夢見る花咲かジジイか…。

などなど止めどなくお思いめぐらせてみるが、どんなジジイになるにしろ、生き方の結果に与えられる
称号に違いない。まあ…あきらめを知らない夢追いオッサンのわたしのことだから、
さすらいの花咲かジイさんあたりをめざして、もうひと花咲かせジイにでも、なれれば…
なーんて思っている。

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落ち葉の宇宙

2010-10-21 04:43:21 | 絵・まんが
珍しくわがブログにコメントを寄せてくださる方の御希望により、最初に描いた
落ち葉をUPしてみた。

落ち葉を拾ってまじまじと見ていると、1枚の葉っぱの歴史が葉脈の隅々にまで刻まれているのを
感じるのである。それは単に1年の葉っぱの歴史というより、風雪を何年にもわたって生き抜いてきた
本体の木の幹からのメッセージすらも脈々と染み込んでいる気がするのだ。

大げさではなく、そこには1つの宇宙が存在していると思っている。その宇宙を1枚1枚同じように
描いていくつもりである。

昨年の失敗に懲りているので、策意なくただそのまま描けば、落ち葉の宇宙が写し取れる気がしている。


       指先の 落ち葉の宇宙 拾い上ぐ
                      issei
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下を向いて歩こう

2010-10-19 04:13:34 | 絵・まんが

昨年の今頃、落ち葉を拾って来ては描いていたのだが、見るも無残な大失敗をしてしまったのである。
最後は、紙がまっ黒けになってしまったのだ。

ふと、拾った落ち葉をじっと眺めていたら、我が人生の黄昏と重なるような、そこはかとない哀愁を
感じたのである。虫食いの穴、シミそばかすもどきの黒い斑点、失った緑…。何枚か拾ってみると、
一枚一枚枯れ具合が違っていて、彩りも様々である。それも様々な人生もようを思わせ、バサリと
重ねて置いておくだけで、きれいな配合になるのだ。これは、これだけで作品になるのではないか…
と思ったのである。

よし、この枯れ葉を一枚一枚描いていこうと決意して、描いて、最後見事に撃沈したのだった。
その原因を考えてみると、途中に変な小細工をして、作為的になった為なのだ。
そこで、今年こそ昨年のリベンジをするべく、また、落ち葉拾いの人となっているのである。

いま落ち葉を二枚描いたとこだが、まあいい感じでスタート出来ている。しかし、これは、昨年も
スタートはよかったので、これからである。今年は、一枚一枚愚直に丁寧にただ描いてみようと
思っている。それだけでいい作品になれると信じている。

というわけで、今わたしはいい落ち葉を求めて、下を向きつつ歩いているのである…。

      秋深し たましい探し 歩く人
                    issei
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完全さらば歯周病

2010-10-11 03:42:12 | 健康

やっと歯周病の元である歯垢・歯石の除去が完了した。妙齢の美人歯科衛生女史に、
千年の恋もオジャンになろうかという大口開けポーズをさせられ、女史を夜叉ではないかと
思われる程にガリガリと歯石を削られた。

まあしかし、お陰で我がお口はスッキリ、シャッキリ、爽やかな清々しさに包まれている。
「これで全て終了しました。」夜叉より女史に戻った妙齢さんは、やさしく微笑んだ。
これで何の心配もなしと席を立とうとすると、「歯石は完全に除去しても、またどうしても
付いてしまうので3か月ごとの健診をお勧めします」と、夜叉より美人歯科衛生女史に戻った妙齢が、
今度はモナリザとなって、のたもうのである。これで断れるオヤジがいるだろうか。
「つきましては、3ヶ月後の御予約を承っております」「エ~3ヶ月後なんて忘れちゅなあ」と
言うと、モナリザは、「大丈夫ですよ、ハガキでお知らせしますから」あ、なーるほど、
それは行き届いたことで…。(苦笑)

というわけで、3ヶ月後の予約を済ませ、歯科医院のドアを開けて出た。外は秋晴れの青空が広がっていた。
わたしはきれいになった口を大きく開き、澄みきった秋の大気を口中深く吸い込んだ。
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