つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

いつの間に

2006-12-31 19:01:22 | ちょっとした出来事
ある人が「人生は宇宙の時間尺度からすると、ほんの一瞬」
と言っていたが、まさしく今年一年なんてあっという間だった。

きのう会社の大掃除をして、今年の仕事は終わったのである。
最初に書いたように、過ぎてしまえばあっという間で、
振り返ってみると、色々とあった年だった。

俗にいう我が家の10大ニュースというよりまあ…5大ニュースを考えてみると、

1位
これはやっぱり初のギャラリーでの個展に尽きるかも知れない。
ギャラリーの近くに住んでいる画友M氏から「行ってみたけど
なかなかいいとこだよ」と推薦されたのである。
それも5月のG・W真っ只中にできたのだった。
そこに来てくれた人達の中に、やはり同じように絵を描いている
レベルの高い人達に出会ったのも大きな収穫だった。

1位
並んで1位は、その展示を中日新聞の文化欄に大きく載せて
もらった事ではないだろうか。
これは我が人生そのものにカルチャーショックを
与えた出来事だった。そのショック度ではこちらのほうが
うんと大きい。

3位
これも中日新聞の「アンコ~ル」というコーナーに
やはり大きく載せてもらったことである。個展のことは
もちろんああいう絵を描いているということさえ
会社の連中には、言ってなかったのだが、この記事により
会社の役員にまで知れ渡ってしまったのである。

4位
ギャラリーの個展に来ていただいた句友の旦那様で、
某デザイン学校のT教諭のデザイン学校で展示させていただいたこと。
これも私にとっても我が人生においてもカルチャーショック
だった。デザイン学校の先生といえば絵に関しての目は
プロである。そして生徒たちもその道を目指す鋭い感性を
持っているのである。緊張の展示だった。

5位
「茶房じゅん」での展示。今年は1年に3回も展示を
するという私にとっての快挙を成し遂げたのだが(通常せいぜい1回)
ここでの展示会も刺激的だった。
初めてポストカードを作り、初めて絵に値段を付けてみたのだ。
これら全てがいい勉強になったのである。
また展示予定の2年後が楽しみだ。

番外位
CBCラジオに出てしまったこと。それもよく聴いてる
「小堀勝啓の心にブギウギ」だったのだ。会社の帰りの
ほんの5~6分しか聴けない番組なのだが、(多分2時間番組)たまたま
小堀さんに出したギャラリーの案内状がこの番組で読まれ、
それをこの5~6分の間に聴いたのである。
これですら奇跡的なのだが、その番組に出てしまったのだ。
未だに信じられないで、あれは夢かうつつかという感じである。

いつの間にいつの間に間に大晦日
issei

という感じで、刺激的な一年でした。
来年もよろしく!


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あ~

2006-12-28 04:04:59 | ちょっとした出来事
「あ~年賀状をまだ書いてなかった」
「あ~かかなくちゃあ~」
「もうとてもじゃないけど元日には間に合わない」
「あ~ゴメン」
「あ~…すぐにでも書かなくちゃあ」
「あ~こうやってる場合じゃない」

「ゴメン」「ゴメン」
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のだめカンタービレ

2006-12-25 04:25:08 | ちょっとした出来事
「いいわーノダメカンタービレ」とやたらカミさんが
言うのだが、「何のこっちゃい」とこちらは
訳もわからず、「そののど飴かんたーばれってなんだアー」

と聞くと、どうやら音楽系のドラマらしい。
オカリナをやっているうちのカミさんは、音楽系人種
なのだ。ワタシはといえば、いちおう文系のつもりである。(いや、画系か)

その「のど飴かんたーばれ」とやらの予告を覗いてみると、
あの演技派の竹中直人が変な鼻をくっつけてクッサーイ
外人の芝居をしているではないか。

「なんだ学芸会か」ワタシが陳腐なドラマにあびせる言葉である。

以来数週間観ていなかったのだが、たまたま早番の月曜日
TVが何もやってなくて、何とはなしに覗いたビデオが
「のだめカタービレ」だった。カミさんが録っていたのだ。

「なーんだアレかあ」と失望しつつも、いまだにカミさんが
「のだめは最高ー」と言いまくっているので、これが
そんなにいいんかあーと、しばらく観てみた。

「ン…ほう」ドラマの表現は確かにやや陳腐さはあるものの
原作がコミックらしいので、仕方ないのかもしれない。
よく見ると、登場人物などのキャラの本質はしっかり捉えている。

あの竹中直人のキャラもしかりで、中々面白い人物になっている。
いつの間にか引き込まれていった。

特に前回コンクールに行くバスの中でたまたま聴いた着メロ
「きょうの料理」か何かのメロディーを、コンクール
本番中のペトルーシュカを弾いてる最中にはさんだのである。

「アハハハ」私は笑ってしまった。…が、この笑いは
「やったなあ」という、感嘆の声である。

当然コンクールはダメだったのだが、その直後に主人公野田恵が
発した「自由に楽しくピアノ弾いて何が悪いんですか?」
この言葉が私の胸に刺さった。

「自由に楽しく絵を描いて何が悪いんですか?」と
変換されるのである。

このことは、ずっと自分の胸に引っ掛かっている言葉
なのである。これこそ最高の姿勢なのではないか、
と思える一方で、作者が楽しんで描くだけではダメなんだ、
という思いも、同時によぎるのである。

なぜなら自分一人で喜んでいるだけなら、いっこうに構わないし、
誰にも見せず、一人悦にいってればいいのであるが、
人に見てもらいたい、ご披露したい、世に問いたい。と思ったとき、
そうはいかなくなるのである。

これはいわば先ほど開かれたフィギュアスケートの大会
みたいなもので、ギリギリまで研ぎ澄まされた技術、表現
が、要求されるのである。

これは楽しむというだけではとても無理で、苦しんで苦しんで
悩んで磨きあげてゆくものでもあるのだ。

しかし、ここが一番難しいのだが、それでなおかつ楽しまなくては
ホントに最高のものにはならないのである。

ウ~ムこのドラマなかなか奥が深いぞ…と思った。
それに主人公の野田恵が面白い。
ライバルの少年に、「そのひょっとこ口」と言われた口元が
ほんとうにそんな口元で、しゃべる口調も何だか変で面白い。

そのちょっと変人っぽいところが、まっとうでない私は大いなる
共感を覚えたのだ。ただ残念なことに今日が最終回なのである。

心して観ようかと思っている。
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大いなる童心

2006-12-23 05:56:21 | 思ひ出ぼろぼろ
また飲みに行った。

会社の連中とだ。仲間に酔狂な人がいて、誰かの誕生日を
見つけては「誰それの誕生会やろう」と持ちかけるのである。

元々は自分の誕生日に自ら呼びかけ、誕生会を開いたのが
きっかけである。
それも、すべての出費を自分でまかなったのである。

こうなると誰も断る理由がない。
パートの人達も含めて10数人が出席した。

これ自体相当酔狂なのだが、その時みんなもノッテ花束の贈呈、
「おめでとう」のあらし、彼は花束を抱え、おおいに喜んだ。

彼の名は「Uさん」。会社創業からいる主で、大いなる童心の
持ち主である。

このことが忘れられない快感となったらしく、自分の誕生日のたびに
呼びかけ、すべて出費をまかなった。愛すべき人なのである。

しかしこの酔狂さにも段々付き合えない人達も出てきた。
同じ職場で働いている奥さんにもその出費を責められ、
当然それが、他のパート仲間にもわかるようになり、
パート仲間の出席は0になった。

それからの彼の口癖は、「今度が最後だ」となった。
めげない酔狂人なのである。

さすがに気の毒になり、のんべえ有志が集まって会費を
募り、彼の負担を軽くすることにした。

これがまた彼を調子づかせ、有志の誕生日を見つけては
「誰それの誕生会をやるぞ」と今年二度目の会とあいなった
訳なのだ。やっぱりめげない。

今回は焼き鳥屋へ男女7人が集まった。
彼は一番に来ていて、私が着いたときにはすでに酔っ払っていた。
それでもメンバーの一人一人を外に出ては待ち、
来ると喜んで迎えるのである。

店の中でも、「もうビールないぞ」とグラスを持って注文したり
何くれとなく世話をする。それがたまらなく嬉しいのか
いつもニマニマと笑っている。

それでも今日はかなり酔ったのか、幹事の私に2万円を掴ませると
「じゃあな」と帰ろうとするのである。
この後カラオケに行く予定だったので、ちょっとあっけにとられたが、
彼は絶対と言っていいほど歌わないので、ままよと見送った。

ここは駅前なので、彼は電車で街の中心街まで行き、
深夜映画を観て電車を乗換えて帰るのである。

我らは彼の軍資金で、タクシーを拾い、カラオケで
歌った。
「大いなる童心にカンパイ!」ありがとう




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最高のお客

2006-12-17 07:31:49 | ちょっとした出来事
以前スーパーの接客のいいレジ係りのファンになったことを
書いたが、そこにH本さんがコメントをくれた。

彼女はなんと最高の客になるべく、スーパーなどの
レジの前に立ったとき、「お願いします」と一言
言って、買い物を詰めたカゴを差し出し、会計が終わると
「ありがとうございました」と言うように心がけているというのだ。

そうするとそこのレジ係りの応対も自然に良くなるというのである。
私はショックを受けた。そんなこと考えたこともなかったからだ。
よし!今度やってみようと思い、翌日スーパーに行ったとき、
買い物を詰め込んだカゴをレジの前に差し出した。

そして、「お、お願い、し…ます」レジの計算が終わり、
「ありがとう…」と言ったのだが、自分でもよく聞こえない位
小さな声だった。

思ったより照れくさくて、こんな声になってしまったのだ。
何てこった、これじゃとても相手には届かないじゃないか。

よし!こうなったら、我がファンクラブ第一号の彼女で…と
ある日、彼女の前に買い物カゴを差し出したのだが、完全に目線は外し、
声が大きくなったり、小さくなったりとかえって不自然になって
そそくさと引きあげてしまう体たらくだった。
さすがにガックリ…。

以来何度かチャレンジしてみたのだが、実は今だに
成功していないのである。というより、断念状態なのだ。

やっぱりH本さんはスゴイ!


コメント (2)
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