作品の搬入をすべく、2年ぶりに豊川の「奈邪」へと向かった。
2年ぶりの佐奈川の桜は、わたしの早咲きの予想に反してまだ三分咲き
というとこか。実は搬入を利用して、佐奈川のすばらしい桜の花見を
兼ねて来たのだった。
しかし、まあ…咲き始めを見るというのも、又違ったおもむきがあるのでは
と覚悟を決めていたのだ。よく見ると場所によって五分咲きという
ところもあって、あながち残念な眺めばかりではないことがわかった。
2年ぶりに会った「奈邪」のマスターはまったく変わっていず、肌つやも良く、
元気そうで、まずそのことが嬉しかった。いつも気になっているのは
マスターの健康だったからだ。それとマドンナのトモちゃんも、なんと2年前
よりもグッと色っぽく、きれいになっていたのだ。もしや…彼でもできたのでは
…と勘ぐってしまった。(そうなるとマスターが泣くなあ…)
「奈邪」でおいしいコーヒーをいただく間に、マスターが花見のお弁当を
作ってくれ、何とわたしの夢であった燗酒まで用意してくれたのである。
「ちょっと味見してみて」と、マスターがオチョコを差し出す。
味見してみると、ほんのり木の香りがする。「たる酒なんですよ」とこだわりの
マスターが吟味してくれたものだったのだ。(マスター…)
天気予報では、雲が多く雪がチラつくかもしれないという、とんでもない
予報が出てて、苦笑しつつ「きょうは雪見酒かい」と日頃の行いの悪さを
嘆いたものだったが、案に相違して空は青空が広がり、白い雲が
たゆとうている。佐奈川を覗くと、水がきれいに澄んでいて小魚がスイスイ
泳いで行く。
場所を定めると、川べりにドッカと腰を下ろし、マスターが用意してくれた
弁当を取り出した。三重箱になっていて、一番上に玉子焼きとカマボコのつまみ、
下の二重箱には、な、何とデッカイ蒲焼のうな重ではないか。
わたしはこんなデカイうなぎ見たことないというぐらい大きいのである。
(マスター…)
早速燗酒をオチョコに注ぐとグイと一口。木の香りのたる酒が鼻孔をくすぐり、
五臓六腑に燗具合が染みわたる。つまみの玉子焼き、カマボコををいただきつつ
燗酒を飲み干した。丁度よい酒量で最高の酔いかげんでそのまま仰向けに
寝転んでみた。
視界100パーセント空である。白い春の雲がところどころに散らばっている。
じっと見ていると、時間の流れがゆるやかになり、自分が空に吸い込まれてゆく
ような気がした。
浮石に乗る 我も雲 天高し
という我が拙句を思い浮かべていた。わたしは今、雲になっていた。
もちろん、うな重はおいしくたいらげさせていただきました。
(お腹はじけそうだった)(笑)
最高の花見になりました。ありがとうマスター
P・S 今度から、ちゃんと代金全て取ってくださいネ。
「はいまん彩」展
〒442-0027
愛知県豊川市桜木通り5-5ギャラリー喫茶「奈邪」
℡0533-86-9480平日7:00~18:00
日曜正午まで
期間 4月1日~4月30日
作者4日・5日
11日
18日
25日・26日
A・M10時より
居るつもりです。
2年ぶりの佐奈川の桜は、わたしの早咲きの予想に反してまだ三分咲き
というとこか。実は搬入を利用して、佐奈川のすばらしい桜の花見を
兼ねて来たのだった。
しかし、まあ…咲き始めを見るというのも、又違ったおもむきがあるのでは
と覚悟を決めていたのだ。よく見ると場所によって五分咲きという
ところもあって、あながち残念な眺めばかりではないことがわかった。
2年ぶりに会った「奈邪」のマスターはまったく変わっていず、肌つやも良く、
元気そうで、まずそのことが嬉しかった。いつも気になっているのは
マスターの健康だったからだ。それとマドンナのトモちゃんも、なんと2年前
よりもグッと色っぽく、きれいになっていたのだ。もしや…彼でもできたのでは
…と勘ぐってしまった。(そうなるとマスターが泣くなあ…)
「奈邪」でおいしいコーヒーをいただく間に、マスターが花見のお弁当を
作ってくれ、何とわたしの夢であった燗酒まで用意してくれたのである。
「ちょっと味見してみて」と、マスターがオチョコを差し出す。
味見してみると、ほんのり木の香りがする。「たる酒なんですよ」とこだわりの
マスターが吟味してくれたものだったのだ。(マスター…)
天気予報では、雲が多く雪がチラつくかもしれないという、とんでもない
予報が出てて、苦笑しつつ「きょうは雪見酒かい」と日頃の行いの悪さを
嘆いたものだったが、案に相違して空は青空が広がり、白い雲が
たゆとうている。佐奈川を覗くと、水がきれいに澄んでいて小魚がスイスイ
泳いで行く。
場所を定めると、川べりにドッカと腰を下ろし、マスターが用意してくれた
弁当を取り出した。三重箱になっていて、一番上に玉子焼きとカマボコのつまみ、
下の二重箱には、な、何とデッカイ蒲焼のうな重ではないか。
わたしはこんなデカイうなぎ見たことないというぐらい大きいのである。
(マスター…)
早速燗酒をオチョコに注ぐとグイと一口。木の香りのたる酒が鼻孔をくすぐり、
五臓六腑に燗具合が染みわたる。つまみの玉子焼き、カマボコををいただきつつ
燗酒を飲み干した。丁度よい酒量で最高の酔いかげんでそのまま仰向けに
寝転んでみた。
視界100パーセント空である。白い春の雲がところどころに散らばっている。
じっと見ていると、時間の流れがゆるやかになり、自分が空に吸い込まれてゆく
ような気がした。
浮石に乗る 我も雲 天高し
という我が拙句を思い浮かべていた。わたしは今、雲になっていた。
もちろん、うな重はおいしくたいらげさせていただきました。
(お腹はじけそうだった)(笑)
最高の花見になりました。ありがとうマスター
P・S 今度から、ちゃんと代金全て取ってくださいネ。
「はいまん彩」展
〒442-0027
愛知県豊川市桜木通り5-5ギャラリー喫茶「奈邪」
℡0533-86-9480平日7:00~18:00
日曜正午まで
期間 4月1日~4月30日
作者4日・5日
11日
18日
25日・26日
A・M10時より
居るつもりです。