食器洗浄機内が汚れているとき。
春先に初めて見る蝶を、初蝶と言って
春の喜びを表した季語になっている。
きょう、初蝶ならぬ初鳥ともいうべき鳥を
見た。
鳥などそんなに珍しくもないとお思いだろうが、
今年、今の今まで、近所の公園内の池に
鳥の一羽も見なかったのである。
この公園の池には、夏は葦が生い茂ってヨシキリなど
やってきて鳴いているのだ。
今は、まだ刈られたままの丸坊主で、青草の一本も
生えていず、浅い水溜りが広がっている。
そこに白鷺が一羽、餌をしきりに探していたのだ。
「お、来たか」と見ていると、何と反対側に
アオサギが同じように餌あさりをしているではないか。
一度に2羽も見るなんて、何となくラッキーな感じで
しばし、眺めていると、ふと。その2羽の真ん中あたりの
大きめの石の上にちょっとした出っ張りが見える。
小さいので、目を凝らしてじっと見ると、「ゲッ!あれは」
そう、鮮やかな翡翠(ひすい)色は、間違いなくカワセミである。
カワセミが、その石の上にちょこなんと留まっていたのだ。
つまり、一度に3羽の違う鳥を見たのだ。
足を止め、しばしその3羽のラッキー鳥を眺めつつ…
今年は酉年、何かいいことありそうな、なさそうな
予感が…。W
スーパーで芹を見たので買ったが、ものすごく
根っこが伸びていて、二重折になっている。
おまけに根元の茎がいつも購入する芹より
2倍ほども太いのだ。
こんな芹を初めてみたが、「熊本産」と表示してある。
その太い根元を切り取って、いつものように細かく刻んで
味付けして、混ぜご飯の具にする。
で、残った根っこを捨てようとしたとき、何となくその
荒根を捨てるのが、もったいないような気がして、
適当な入れ物に水を入れて根っこを浸していた。
2~3日は何の変化もなかったので、やっぱりダメか…
と、あきらめたかけて、よく見ると、緑の若芽らしきものが
1本ちょこなんと見えるではないか。
「おーこれはひょっとして」と、小まめに水を替えていたら、
な何と、5~6本の茎の切り口から若芽がそれぞれ
出てきているではないか。
芹を買ってきてから10日ほどになるが、いま
全ての芽が、20センチほどにも伸びている。
被災地熊本から、はるばるやってきて、我が
食卓へのぼり、今ここに根を張っているかと
思うと、これを眺めるのがけっこう楽しく、
果たしてこれを食べれるかどうか…少々うれしい
迷いが生じているこの頃です。W
ゆめねこスタンプで、色々なニャンコを描かせていただいたが、
黒猫だけは、描くのに躊躇してしまった。
というのも、やはり黒と言うのは縁起が悪そうな
気がしたからなのだ。
そんな時に、たまたま自分の黒猫を描いてほしい
と頼まれた。
その猫の写真を見た途端、一目で、なんて美しいんだ!
と、感動してしまったのである。
特に、つやつやとした、漆黒の毛並みに魅了され、
これは、何としても描きたい!と思ったのだ。
しかし、案の定、黒猫漆黒の毛並みを描くのは
難しく、悪戦苦闘したが、何とか合格の落款を押せる
とこまでいけたので、スタンプ申請をして、承認された。
これが、思ったよりも好評で、自作スタンプでは、今一番
購入されているのだ。
着せ替えも、「幸運の黒猫」として、申請、承認されたが、
これも、一番購入されている。
ニャンコの魅力は、簡単にはわからないものだと…つくづく思ってしまった。
他力本願なので、LINEスタンプや着せ替えを
あるアプリでやっている。
そのアプリが感謝記念として、1か月間課金額を
100円台と、グッと安くしてくれたので、何とかその
期間中に申請しようと、着せ替え、スタンプ作りに
拍車をかけたが、着せ替え1つが、焦ったせいか、
あえなくリジェクト(申請不可)されてしまった。
お蔭で、もう一つの制作予定スタンプが期間内まで、
あと3日しかなくなってしまったのだ。
24個スタンプカットを描く予定なので、
こりゃ徹夜になるぞ…と覚悟した。
マンガ家時代は、徹夜は当たり前のように
経験したが、リタイヤしてからは、初めてである。
朝は、3時ごろ起きて描き始め、朝食の
支度、家事をこなした後、また机に向かう。
そして、ついに最終日、時計は夜の10時を
回り、スタンプ画はすでに仕上げ段階に入っている。
ギリギリ何とかいけるかも…というとこまで
来たが、さすがに3日の睡眠不足は、もうろうと
していて、瞼が重くなってうつらうつらという状態だ。
「ハッ」と気が付くと、墨の付いた絵筆が描き終えた絵に
ベッチョリ。万事休す、そのまま倒れこむように眠ってしまった…。
というわけで、見事に撃沈!間に合いませんでした。
翌日からゆったりと仕上げに時間をかけ、結局
それから2日を要したのでした。W