つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

日本の魔女

2009-11-29 03:34:38 | つらつら思うこと
先日酔っ払って粗相をしたことを書いたが、その飲み過ぎの原因に
なったのが日本女性の名前を冠した麦焼酎なのである。

わたしは焼酎を飲み始めの頃、麦ばかり飲んでいたのだが、あるきっかけで
芋焼酎の旨さを知り、芋一辺倒になったのである。

しかしあの粗相を起こした日、初めて飲み会に出席した人がキープしていた
一本の麦焼酎に出会ったのである。ちょっと琥珀色をしていて、一見シャレた
ウイスキーボトルである。

麦にしてはいい香りがあり、とろりとしたコクがあるのだ。これでお湯割りを
作って飲んだのだが、まあ…とにかく旨かったのである。

そしてわたしはこの女性名の焼酎にコロリといかれたのである。
で…翌日会社の食堂でその旨かった麦の話をしたら、そのボトルを
キープした当人がいて、「そんなに気に入ったんだったら今度持ってきて
やるよ」と言ったのである。

言ったとおり翌日ポンとそのボトルを渡されたのである。当然ながら
早速その夜飲んだのだが、やっぱり旨かった。

さらに翌日そのボトルの話を飲み会の他のメンバーに話したところ、
「ああ…あれ旨いですよねえオレもあれを飲みすぎてダウンしたんですよ」と
言うのである。「にゃにゃに~」と驚いて聞いてみると、みんなあれに
やられているのだった。わたしだけではなかったんだと、ちょっとホッ…。

それにしてもやっぱりこの女性名の焼酎はスゴイじゃないか。芋焼酎のあの
「魔界への誘い」「魔王」などを凌ぐ凄さである。どうせ酔っ払って昇天する
のなら、魔女に魅入られたもうがいいではないか。

もしわたしがネーミングするなら、さしずめわが子を切り刻んだ「魔女メディア」
あるいは見たら石になってしまう「メデューサ」か…。と思ったが、やっぱり
日本なので、それら西洋の魔女たちに引けをとらないといえば我が日本の魔女と
言えば、やっぱり「雪女」ではないだろうか。

雪女は彼女が「雪女」であることを他人に洩らした瞬間に凍らせてしまう
のである。どうせ死ぬのなら「メドューサ」に睨まれて石になるよりも、
「雪女」にいだかれて凍るほうが…飲んべえとしては本望かなあ…などと
たわけた妄想をしてしまうのだった。

ちなみにその麦焼酎の名は「綾」デス。
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ナイスクープ(Ⅱ)迷い

2009-11-28 02:55:49 | テレビ
先日「探偵ナイトスクープ」のことを書いたのだが、実はわたしも
この番組に依頼しようかと本気で思ったことがあるのだ。

それはたまたま見かけたホームページで、かわいい猫の写真が乗っているのが
あって、思わず描きたくなって描いてしまったのである。

写真は映像権やら何やら権利がうるさいので、通常わたしが写真を見ても
そのまま描くことはなく、参考にする程度でそこに想像を加えてまったくの
オリジナルにしてしまうのだが、あまりにも可愛かったので基本的にそのまま
描いてしまったのである。

別にこの絵を自分や身内で眺める分には何も問題はないのだが、何かに
発表するとかになると先の問題が生じる場合があるのだ。

そのHPには写真の無断使用禁止の表示はないのだが、映像権は現存すると
思うので、うかつには使用できないのである。

しかしせっかく描いた猫ちゃんなので何とか他の人にも見ていただきたい
と思うのが作者としての気持ちなのだ。

そこで、何とか使用許可を得ようともう一度HPを探し出し、その旨コメントを
書いたのだが、なしのつぶてなのである。HP自体も長いこと更新しておらず、
どうもやめているようなのだ。

どうしたものかと考えあぐねている内にあの「ナイトスクープ」に依頼
してみたら…と思うようになった次第なのである。

しかしそれを依頼するというのはどうしても自分の絵の宣伝になってしまうので
あざとい感じがしたので、もう何年も考えないようにしていたのである。
しかしあの絵の依頼のを見て、ちょっとグラッときたのだ。まったく知らなかった
わたしが番組であの絵を知ったのである。

あざといなどと言ってる場合ではないのかも知れないなあ…といま心は
散りじりに乱れているところなのである。
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探偵ナイトスクープ眠れる才能

2009-11-23 04:51:10 | 絵・まんが
先週09年11月20日放送の「探偵ナイトスクープ」で、画家を目指してる
両親の絵がいけるかどうかを判定してほしい旨の依頼が、息子さん
から寄せられたというのを観た。

この番組は、まったく役に立たない他愛のないものからすごい発見まで
幅広い浮世のおもしろい世辞を文字どおりスクープする番組で大ファンなのだ。

床屋を長年営んできた両親が、突然店をたたみ、趣味で描いてきた油絵の画家に
なる。と宣言をしたらしいのである。

果たしてプロの画家になれるのかどうか、絵を見て判定してほしいというのである。
絵描きを自認するわたしとしては人事と思えず、「どれどれわたしが
じっくり判定してしんぜよう」と目を凝らしてTV画面に見入った。

驚いたことに両親ともに油絵を描くのである。しかも二人とも誰かに教えを
乞うことなき我流なのだ。作品はすでに100作を越えていると言うその絵の
数々が画面に映し出された。

わたしは息を飲んだ。どれもすばらしい作品なのである。少なくともわたしの
判定ではトップレベルとみた。それも両親そろってである。

番組ではプロの画家であり、展覧会の審査委員も勤めるという2人を連れて来て
観てもらったところ、ほぼわたしと同じ評価で、「天才」と評していた。

次に両親の自信作を5点づつ(だったと思う)選んでもらい、プロの絵のバイヤー
3人にそれぞれほしい作品はあるかどうか観てもらったのである。

それが3人とも1点づつ選び、。旦那様が1点10万円。奥様が2点。
5万円、3万円と値をつけたのである。値段は安いと思われるかもしれないが
これがどんなにスゴイことかわかるわたしは、愕然とすると同時にさもありなん
と納得だったのである。

100人の素人画家がそれぞれ100点づつ持って行っても総計で1点でも
値がつけば御の字というところなのだ。当然わたしの自信作を100点並べても
1点でも値がつくかどうか自信はない。

ご両親は値段が不満っだったのか1枚も売らなかった。わたしが絵のバイヤー
だったら、この番組を観たらすぐに連絡をとって独占契約でも交わすのになあ
と思った。

しかし在野にはこんなすばらしい才能が潜んでいることを
改めて思い知らされたのだった。きっとまだまだ眠れる才能が
あるんだろうなあ…。
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ああ…やっぱりウマイ!

2009-11-22 02:51:15 | 会社
今年ほど自分の身の程というのを知らされた年はなかったような気がする。

交通事故、母の死、引越しでのトラブル、友人との離別。といろいろ
あったのだが、精神的にかなり辛かったのは、一番嫌われたくない人に
最悪のかたちで嫌われたことである。

人に対する鈍感さと自分の人となりがわかってもらえてるという甘えの体質が
根本原因だと思えるのだ。身から出たサビといえばそれまでなのだが、ホント
つくづく自分がイヤになったのである。

二度と口もきいてもらえそうもないと、どん底に落ち込んでいたのだが、
幸い寛容な心でしゃべりかけてもらえたので、少しづつどん底から
這い上がることができたようだ。

不思議なことに母の死を期に、何だか気持ちもスッキリしてきたのである。
きっと母がわたしのいろんな苦悩をあの世に持って行ってくれたのかも
しれないなあ…と今では真剣に受け止めている。

「Kさんも飲む?」もう味わえないと思っていたコーヒーを勧めて
くれたので、食堂での予定時間を過ぎていたのだが、なんとしてもいただく
決意で、じっくりいただきました。やっぱり一番ウマイ!
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もうノメンべえ

2009-11-21 06:40:56 | 
ああ…またやってしまった…。

朝起きて鏡を覗いてみると、あごの横っちょにけっこう大きな傷が
あるではないか。

「ゲッ」「な何だこれは」そういえば一昨日の夕べ、久々の飲み会で
帰って行こうとした人を送ろうとして走り出て転んだのである。

そのときはさほど痛みも、なにも感じなかったのだが、「ああ痛そう…」
「大丈夫?」など皆が言っていたのは覚えているのだが、その後
どうやって帰り着いたのか…はっきり覚えていないのだった。

気が付いた時は「んも~こんなにまで飲んで~」と顎のあたりに薬をヌリヌリ
しながら愚痴ってる身内の声はうつろげに覚えていたのだが、そのまま
翌日まで撃沈していたのだ。よく見ると膝もバックリいっていた。

「あ~あいい年をしてこんな粗相をするようじゃやっぱり飲み会引退だな…」
と思ってしまった。元々今回の飲み会の幹事に引退をほのめかしていて、
今回が飲み会引退記念のつもりで、出席したのである。

会社に行って飲み会のメンバーと顔を合わせると「Kさん大丈夫?」と
次々とわたしの顔を覗き込み、わたしが苦笑いしつつ顔の傷を見せると
「ガハハハ」とお互い大笑いだった。

そして、「障子やちゃったしねえ」と言うではないか。「障子?」
「え、覚えてないの」まったく覚えてなかったのだが、どうやら外から
戻ってきたとき、よろけたかどうかして店の障子を破ったらしいのである。

ああ…最悪!。「もう飲み会なんか行かんぞー」「引退だ!」
「だれもオレを誘うんじゃないぞーーー」「もーヤメだ二度と行かんぞーーーー」っと
カタイ決意をした。 

           酩酊の ころびて掴む 十三夜

                          issei


            
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