つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

ヨガの先生

2012-08-31 12:30:49 | ちょっとした出来事
このところ緑地の散歩がてらラジオ体操の後の
ヨガに真面目に参加している。

夏休みということもあってか、口コミなどで徐々に
知れ渡ったためか、かなりヨガに参加する人数が増えている。
もう20人を超えているようだ。

わたしも身内と二人で散歩に行くことも増えてきていた。
いつものように参加した後、一息付いていると、
ヨガの先生が近づいてきた。

「いつも奥様とお二人でいらっしゃってますよね」
「エ…まあ、今日はちょと…」と、言葉を濁したが
当の身内は、夜なべが祟ってグースカ寝過ごして
今日は来ていなかったのだった。先生はちょっと童顔の
短髪和風美人なので、遠目や後ろから見ると、女学生と
間違われそうなほどである。ひとしきり話した後、
広場を後にした。

翌日、身内をたたき起こして二人で緑地に向かい、
何とか間に合ってヨガに参加することができた。
ヨガが終わると、先生が近づいてきて話しかけてきた。
「何かの芸術家ご夫妻かと思いましたが…?」と
言うので、「よく、顔に絵描きと描いてあると
言われます」と笑うと、「まあ、絵を描かれるんですか、
わたしも絵が好きで美大を目指したこともあるんですよ」
と言われるのだ。「どんな絵を描くんですか?」と聞かれ、
あれこれと話し込んでしまった。

先生は、近くの一室を借りて月一の教室を
開いていること、来月から教室は休んで、
インドへ行って勉強をする予定であること…
などを話してくれた。女学生に見えるなどと
あなどってはいけない。インドでの本格修業を
めざす高い志のお方なのである。

「今度、絵を見せてくださいね」「わかりました」と
約束を交わして別れたのだった。

又しても、思わぬ人と人との接点と交流の
不可思議さを思った…。






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太極拳?

2012-08-29 07:55:32 | ちょっとした出来事
また緑地の散歩を開始した。

まあ、相変わらずテキトー人間なので、気分が乗らないときや
寝過ごし、雨天などは行かないのであるが、このところ
晴天続きということもあって、真面目に行っている。

6時半頃に行くと、緑地の入り口付近にアスレチック
広場があって、NHKのラジオ体操が始まると、20名
前後が集まって体操を始める。

最初は何の気なしに見ていたが、近頃ラジオ体操の
効能が言われるようになったのを耳にするようになり、
参加し始めた。

やがて、その体操が終わった後に、それぞれ帰って行くが、
7~8人のグループが残るのである。その残ったグループの
中心に30代半ばと、おぼしきスリムな女性がいて、
広場へ出てこちらを向くと、両手を胸の前に合わせて
挨拶をすると、太極拳のようなことをしているのだ。

以前から目にはしていたのだが、ラジオ体操が
終わると、ただチラッと見ただけでわたしも
その場を後にし、散歩を初めていたのである。

ある日、参加していた内の一人が、「誰でも参加
できますよ」と言ったので、ちょっとやってみようかと思い、
参加してみた。

それは、腹式呼吸を中心とした運動で、後で
知ったのだが、「ヨガ」ということだった。

ほんの10~15分くらいだが、終わると軽く
汗ばんでくる。先生はさすがに体が柔らかく
ものすごい角度に、海老ぞり開脚などなさる。

こちらの硬直した体は、全然ついていけず
ガチガチ、モタモタ、ヨロヨロと情けなさを
披瀝して、先生のやさしき憐みの眼差しを
賜っている次第なのだ。

それでも、終わった後はスッキリした気分に
なるので、このところ、緑地に行っては
真面目になるべく遠くで、ヨタヨタと参加している。

それにしても、我が体の硬いことよ…。
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存在感

2012-08-27 12:32:35 | ちょっとした出来事
東京で新宿を歩いた時、前後左右高層ビル群の
間を歩いた。

そのビル群を見上げつつ、そのビルの一階一階に人が
全て入っていることを思ったき、この大勢の中の自分が
蟻よりも小さい砂粒ほどに思えた。

わたしがここで大声で叫んでも、あのビルまでは届くまい。
わたしの持っているハニカミ、秘める想い、苦悩、喜び、夢、
などがその人混みの中に埋没して、自分という存在が
遠くに消え入るような気がした。

そして、それらがバカバカしいものに思えて、思わず
天を仰いだ。

ビルの間にはクッキリとした青空と、ムクムクとした
夏の雲が湧き上がっていた。そして夏をおう歌して鳴く
ミンミンゼミの声が、頭上より降り注いで来る…。

しばらく…そのまま天を仰いでいた目線を地表に戻し、
また我が足は歩き始めた…。
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驚いたこと

2012-08-24 06:52:42 | ちょっとした出来事
東京2泊3日の旅は、バタバタではあったが、
直前にあちこち電話をして調整したので、
充実した3日間だった。

名古屋からのバスは新宿着なので、どこへ行く
にも便利な新宿にホテルをとった。

ただ、何せ30年ぶりということで、人に会うとき以外も
あちこち行ってみたかったのだが、まあ、あまり
無理はするまいと思い、新宿周辺をぶらついた。

なにせ、新宿には漫画家予備軍の頃、親友の
井村くんというのが、住んでいたので、よく遊びに行き、
二人で酒を飲んでは、そのまま泊まりこんだものである。
(残念ながら彼は、数年前に亡くなった)

そこへ行ってみようと、当時の記憶を辿りながら
歩いて行ったが、すっかり周りの景色も変わり、
我が記憶もおぼろげとあっては、ついに辿り着けなかった。

それは残念だったのだが、驚いたのは新宿の
ど真ん中のビル街の並木や植木で、みんみん蝉が
み~んみ~んと大合唱していたことである。

若いころ東京に十数年いたが、そんな記憶はない。
ちなみに、今住んでいる名古屋では、くま蝉の
大合唱である。みんみん蝉は鳴かない。逆に
東京でくま蝉の声は聴かなかったし、以前も
聞いたことはなかった。でも、みんみんの声は
可愛くて好きだった。

どうせ東京へ来たのだから、スカイツリーをと
思ったのだが、これも、近場の東京都庁の
展望台にした。なにせ歩いて10分もあれば
着くのである。

展望台45階からは、360度グルリと見渡せ、
はるかに地平線が見える。都の職員がこのように
上からの睥睨目線でいいものか…などと
つい、思ってしまった。ついでに都庁32階の
職員食堂で昼食をとった。味は…ノーコメント。(笑)

というわけで、まあ、東京では新宿を満喫
したのだった。

みんみんがよかったなあ…。



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さらば東京

2012-08-23 08:18:48 | ちょっとした出来事
「上京の折は連絡くださいね、今度会うときは
乾杯しましょう」。」

ハンドルネームビナカさんが埼玉から愛知の
「茶房じゅん」へ展示に来てくれた後のメールに
こうしたためられていた。

事前に都合のつく日程を連絡すると、2泊3日の
最終日に都合が会うことがわかり、埼玉の大宮で
昼食をすべく落ち合った。

東京から大宮までは、快足電車で、30分以内で
行けるのだ。大宮は、ビナカさんが十数年勤めていた
というのでこのあたりの地理には明るいのである。

食事の時間まで、30分ほど余裕があったので、
商店街など一回りしてみたが、埼玉、東京間の
アクセスの中心らしく、まだまだ発展途上の
あちこちの工事音と呑んべえは無事には
帰れそうもない飲み屋さんの多い繁華街だった。

途中、猫グッツ専門の店を見つけ、猫大好き
ビナカさんは、「一日中でもここに居れる」と
グッズに目移りしつつ大喜びだった。

ビナカさんが見つけてくれていた店は中華の
店だったが、ゆったりと広く、落ち着いた
店で、味もおいしかった。

まあ、昼間ということもあり、乾杯は軽く
グラスを合わせる程度にしたが、とにもかくにも
約束の乾杯はできたのだった。

今度いつか本格的乾杯を…と約束して
大宮を後にした。

その足ですぐに新宿のバスターミナルへ向かい
東京を後にした。

長崎へは12時間かかった高速バスは、
東京名古屋間は半分の6時間で
到着するのだ。

こうして2泊3日の東京は、楽しい思い出ばかりの、
つつがない旅で終わった。

それにしても、今回ほど人と人の交流の不思議さを
思ったことはなかった。遠く離れた故郷長崎の
中学で、席を同じくした同級生や、我が漫画家と
しての師、Y先生。ネットで観て、描かせていただいた
翔くんの飼い主ビナカさん。

それぞれまったく違った経過や場所での知り合い
なのである。こうした様々な接点での知り合いに
よって、我が人生が支えられていることを改めて
知らされる旅だった…。

皆さんありがとうございました。
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