久々に鯛の粗煮を作った。
粗煮の時、魚の臭みを取るための霜降り
処理を行う。(熱湯に魚をさっと漬けて
白くなったら水に漬けて、ウロコや血合いを
きれいに取ること)
霜降りの後…いつもはその処理汁を捨てて
しまうのだが、ふと…もったいないという思いがよぎり、
白だしを大2ほど入れて味見をしてみると、
鯛の風味が出ててなかなか旨いではないか。
翌日のうどん出汁に使ったら、けっこう
好評だった。
今後、50度洗いの魚、肉の出汁も、
この調子でやってみようと、思った。
まだ、出汁が少し残っていて、捨てようと思ったが、
冷蔵庫を覗いてみると、2~3日前に作った
筑前煮があった。
これは、鶏肉ベースの出汁なので、すっかり
煮凝り状になっている。
しかし、何か汁物にするには、少ないのだ。
この時、悪魔のささやきが耳元に聴こえて
きた…。
というわけで、今、冷蔵庫には、筑前煮汁と
タイ霜降り汁を混ぜ合わせた煮汁が、ちんまりと
出番を待っている…。
果たして、この煮汁の使われ方やいかに…。