つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

呑まれて呑んで

2010-08-29 04:57:52 | 
相変わらず呑んでいる…。しかし、呑んべえというのは意外にデリケートで、
場所、人、雰囲気によって旨さが大いに変わるのである。

自分が年を重ねるにつれ、少しでも旨い酒を呑みたいと思うようになった。
というより、まずい酒は呑みたくないという気持ちが強くなってきたのだ。

まず、大勢で呑むのが苦手になってきた。なるべ静かに落ち着いて呑みたいと
思うようになったのだ。だから吞み会の連中にはすでに引退宣言を通達しているのである。

「エ~何でエ~」異口同音に言ってくれたのはありがたかったが、今度ばかりは
本気だ。これからは、本当に呑みたい人と、呑みたいところで、本当に旨い酒を
呑むのだ。

で…呑みたかった一人、わたしの展示会で知り合い意気投合したカメラマンのK氏と呑んだ。
K氏の地元の駅で落ち合い、駅の近くで呑んだ。お互い胸襟を開き、写真、絵、男女について、
人生について、大いに語り合った。久々に旨い酒が呑めたのだ。

家で安心に浸って呑む酒、今回のように意気投合した男同士の酒、たまに一人酒、そして
貴女と呑みたい二人酒。な~って、こんな酒が呑みたいのだ…。
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イワシなどいかが

2010-08-26 04:39:39 | 食べ物
会社からの帰り、例によってスーパーへ立ち寄り、魚売り場でイワシのパックを見ると、
20センチくらいのいいイワシが4尾入って100円台である。これを見逃す手はないと、
手に取っていると、「おいしそうなイワシですよねえ」とお隣さんが声を掛けてきた。

着物を粋に着こなしたどこやらの店のママの感じだ。「そうですねえ」わたしが返事をすると、
「煮物になさるの?」と聞いてきたので、「エエ…梅煮です」と答えた。いま我が家でハマッてる
イワシ料理だ。「まあおいしそう、いまイワシが安くておいしいんですよねえ」と言うので、
「エエ刺身でも食べますよ」と言うと、「ほう刺身…」ちょっと驚いたたような表情をしたが
「エエ刺身もおいしいですよねえ」と、言葉を返した後ニッコリ微笑んだ。
見知らぬママと会話を交わした後、5パックもカゴに詰め込み、魚売り場を後にした。
ちら…と振り返ると、ママもイワシのパックをカゴに入れてるとこだった。

前記の通り、いま我が家はイワシにハマっている。といっても、バリエーションは2つだけ。
梅煮と刺身である。梅煮は圧力鍋でやるので、もう中骨ごとムシャムシャいけるので、小骨を
気にする人にうってつけだ。

それと刺身だが…よほどイワシの目が濁ってない限り、市販のパック売りのでいける。
頭と尾を落とし、三枚におろして食べるのだが、わたしは手で剥いてしまう。
内臓を取った後、中骨を手で引いてツルリと身を剥いてしまう。皮も頭のほうから
つまんで引けば、スルスルと簡単に剥けてしまうのだ。

わさび醤油でも十分に旨いのだが、おススメは酢ヌタだ。(味噌大サジ1砂糖大サジ1酢大サジ2
でOK。)これを食べれば、夏バテなど吹っ飛んでしまいそうな涼やかな旨さなのだ。
お試しあれ…。

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どこへやら…

2010-08-21 09:25:48 | 
今年の3月に体調を崩して以来、暴飲暴食を反省して、節飲節食に勤めてきたお陰で、
今夏の会社の健診にて、みごとオールA(異状なし)を獲得した。

が…しかし、このオールAに慢心したわけではないが、今夏のこの暑さで節酒宣言もどこへやら、
再びビールの飲量が増えているのだ。幸い暴食のほうはまあまあコントロールできているので
あるが、このままでは又体調不良奈落へ真っ逆さまなのは、火を見るより明らかである。

さりとて、この暑さではやっぱりビールを我慢するのは辛い…。考えあぐねた末に、要するに
ビールがなければ、飲むこともできないのであるから、ビールを買わなければいいのだ。
というわけで、買わないことに決めた。幸い、冷蔵庫の缶ビールはすっからかんになったところ
だったのである。

わたしは、スーパーでもアルコール売り場には目を向けず、酒屋は無視をして週末の家路に
ついた。アルコールがなければ飲みようがないのである。

家へ帰って、珍しくアルコールの無い静けさに浸っていると、「きょうはビール飲まないの?」と
身内が声を掛ける。「ん…まあ…」と鈍い返事をすると、身内が「あるよ」と言うのだ。
「にゃにい~…」わたしが驚いていると、「実はAゾンで、うんと安いビールがあったので大量に
ケースで買ったのよ」と言うのである。「ゲッ、で…いつ来るの」「丁度きょう来たのよ」と言う
のだ。ま、まさか…身内はニンマリ笑うと、冷蔵庫を指差した…。

ビールはいつもわたしが買ってきていたので、こんなことはなかったのである。はてさて…
この大量のビールを暑い季節に消費しなければならず、いかなる節酒ができるのか…
ビールを飲みつつ考えているところなのだ…。

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夏休み

2010-08-16 08:30:35 | 絵・まんが
とうとう10日間あった夏休みはきょうで終わりだ。やりたいこと、行きたいところ、など
いっぱいあったのだが、どこにも行かず、お絵かき三昧に過ごしてしまった。しかし、その
お絵かきも、散々失敗を重ね落款を打てる絵が、たったの2枚だけだったのだ。情けない…

まあ…しかし、考えてみると、5日で1作ということになるので、こんなものかもしれない、と
思い直した。通常は1作描くのに1カ月以上を要しているからである。

夏休みの終わりは、いつもひどく寂しいのだが、今年は意外にそれほどではない。まあ…
何だかんだ言っても、お絵かき三昧に過ごせたせいかもしれない。

立秋はとっくに過ぎたが、まだまだ暑く、蝉しぐれが続いている。これからこの蝉の声に
ツクツクボウシの声が混じるようになると、いよいよ秋の色が濃くなってくる。
そうすれば否応なく寂しさが募ってくるのである。

寒さに弱いわたしにとって、秋は冬への序章。外気もさることながら、心にも寒さが
忍び寄ってくるような気がするのである。

でもまあ…体の寒さは致し方ないとして、心だけはいつまでもホットでいたいと思っている。


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花火見物

2010-08-15 02:32:30 | ちょっとした出来事
久しぶりに「茶房じゅん」へと向かった。作品展示で知り合ったK氏とPM3時に
会うためだ。K氏からの情報で、近くのO池公園で、きょう花火大会があるそうで
公園の近くの沿道はすでにビッシリと出店が並んでいた。

K氏とは、飲んべえ同士なので、飲み会の打ち合わせを兼ねて、親睦のお茶しをしたのである。
楽しく語らった後、すでに混み始めた沿道を通って帰路についた。

家で夕食を摂った後、一服していると、何やら遠くで「ドーンドーン」という音が聞こえる。
「花火」が始まったようである。我が家は15階建マンションの低い階なので、外を見ても
見えようはずもない。何とか見ようと15階までエレベーターで行ってみた。残念ながら見通しの
いい所の反対側のようで、音はすれども…というやつである。

仕方なく引き揚げようとしてついうっかり下を見てしまったのだ。わたしは自分が高所恐怖症ぎみ
であることを、すっかり忘れていたのである。「ゾゾッ」と全身に悪寒が走り、
一瞬めまいがして、下半身が抜けてしまいそうになってその場にヘタリこんだ。そして、這うように
して手摺り伝いに階段の踊り場に辿り着いたのである。

冷や汗をかきつつ夜空を眺めているうちに一息ついたので、立ち上がって、エレベーターに向かおう
としたとき、人間の心理というのはおかしなもので、さっき垣間見た場景は本当だったのか、
止せばいいのに、確認しようという気持ちが働き、怖いもの見たさも手伝って、また下を覗いて
しまったのである。

我に返った時は、エレベーターの中にうずくまっていた。呆然とした脳裏に見えないはずの花火が
チカチカ…と煌めいていた。


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