週明けの会社での昼食タイム。
食堂にて、社弁を食べ終わってコーヒーを飲もうとしたとき、やはり食べ終えて
帰り支度の某部署の女性一人が、つ…とこちらへやってくると、「きのうAさんと
▼▼へ行ってきたのよ」と言うではないか。
「エ…」しばし何を言われたのかピンとこずに、呆気に取られていると、「Aさんと
二人で豊川の奈邪に行ってきたの」と言うのだ。
「エッあ…ホント…」やっと理解できて我に返ると、ちょっと驚いてしまった。
なぜなら、そう言う彼女に作品展示の事は何も言ってなかったからである。
一緒に行ったというAさんには確かに昨年の会社の忘年会の時、「今度展示するとき
教えてくださいね」と言われていたので、案内状を渡していたのである。
しかし、その際に「今度展示するところは遠いので気を遣わなくてもいいですよ」と
言っていたので、来ないと思っていたからなのだ。案内状というのは、どうしても義理感が働いて
しまうので念を押していたのである。
何せわたしの所から車で2時間近くかかるので、彼女らの住まいからはもっと遠くなるからなのだ。
正直、「教えて…」と言われるだけで、気持ちをありがたく受け取ることができるので、
それで十分なのである。
だから案内状を出すのに以前は遠距離の人には出していなかったのだが、
最近は近況報告のつもりで出すことにしているのである。
わたしは照れ笑いしつつ深々と頭を下げてお礼を言うと、佐奈川沿いの桜を見てくれた
ことなど話してくれた。「あんなきれいな桜の咲く時季にやるなんてズルイんじゃないの」
と言ったので、「実はあれで花見をやりたくてこの時季にやらせてもらってるんだ」
と笑いつつ答えたのだった。
もちろん、本音ではあるが、素人の絵を見に遠くからはるばるやってきてくれる方に
佐奈川両岸を数キロに渡って咲き誇るあの桜を見てほしいからなのだ。
「見てくれたんだ…」このことが何よりうれしかったのである。
オススメ順位を付ければ、①に「奈邪」のコーヒー②に佐奈川の桜、まあ、やっと③が
我が「はいまん彩」というところなのである。
それに、ここまでくると山々の稜線が見えるのがうれしいのだ。我が拙作は別にして
たまには、この山河の内懐に包まれ、自然に浸ってみてはいかが…。
食堂にて、社弁を食べ終わってコーヒーを飲もうとしたとき、やはり食べ終えて
帰り支度の某部署の女性一人が、つ…とこちらへやってくると、「きのうAさんと
▼▼へ行ってきたのよ」と言うではないか。
「エ…」しばし何を言われたのかピンとこずに、呆気に取られていると、「Aさんと
二人で豊川の奈邪に行ってきたの」と言うのだ。
「エッあ…ホント…」やっと理解できて我に返ると、ちょっと驚いてしまった。
なぜなら、そう言う彼女に作品展示の事は何も言ってなかったからである。
一緒に行ったというAさんには確かに昨年の会社の忘年会の時、「今度展示するとき
教えてくださいね」と言われていたので、案内状を渡していたのである。
しかし、その際に「今度展示するところは遠いので気を遣わなくてもいいですよ」と
言っていたので、来ないと思っていたからなのだ。案内状というのは、どうしても義理感が働いて
しまうので念を押していたのである。
何せわたしの所から車で2時間近くかかるので、彼女らの住まいからはもっと遠くなるからなのだ。
正直、「教えて…」と言われるだけで、気持ちをありがたく受け取ることができるので、
それで十分なのである。
だから案内状を出すのに以前は遠距離の人には出していなかったのだが、
最近は近況報告のつもりで出すことにしているのである。
わたしは照れ笑いしつつ深々と頭を下げてお礼を言うと、佐奈川沿いの桜を見てくれた
ことなど話してくれた。「あんなきれいな桜の咲く時季にやるなんてズルイんじゃないの」
と言ったので、「実はあれで花見をやりたくてこの時季にやらせてもらってるんだ」
と笑いつつ答えたのだった。
もちろん、本音ではあるが、素人の絵を見に遠くからはるばるやってきてくれる方に
佐奈川両岸を数キロに渡って咲き誇るあの桜を見てほしいからなのだ。
「見てくれたんだ…」このことが何よりうれしかったのである。
オススメ順位を付ければ、①に「奈邪」のコーヒー②に佐奈川の桜、まあ、やっと③が
我が「はいまん彩」というところなのである。
それに、ここまでくると山々の稜線が見えるのがうれしいのだ。我が拙作は別にして
たまには、この山河の内懐に包まれ、自然に浸ってみてはいかが…。