つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

やっと花火が…

2009-05-30 19:27:52 | 
毎日帰宅するたび「墨田の花火」と「睡蓮」を眺めている。
「墨田の花火」は、ついにほつほつと白い火花を散らし始め、いま
写真のごとくである。

しかし「睡蓮」のほうは、葉っぱを10本ほど水面から突き上げているのに
花芽のほうは見当たらないのだ。先日この「睡蓮」をいただいたKさんから
電話があり、蓮池にとうとうオニヤンマが現れたというのだ。オニヤンマは
1つの蓮池に1匹の縄張りを持っていて、他のオニヤンマが来ると
たちまち戦いが始まり、追っ払ってしまうというのである。
Kさんの池は3つあるので、それぞれに1匹ずつ付いているので、3匹の
オニヤンマがいることになるのだ。そして池の睡蓮は花が咲き乱れているという。

わたしはすぐに飛んで行きたい衝動に駆られたが、「落ち着け」と自分に
言い聞かせ、ここはジックリ日を改めて行くことにした。そのときは
太巻き弁当持参で行くつもりである。

実は前回Kさんの蓮池へお邪魔したときにいただいた奥様手作りの
太巻きがおいしかったので、自宅で作ってみたのだが、具はほぼ一緒なのに
味は遠く及ばなかったのである。そういうこともあって、また新たな太巻きを
作って行って、池の周りでパクツキたいのだ。

わたしはほとんどの昆虫は好きで、特にトンボは何でも好きなのだが、近くの
緑地公園にもいないオニヤンマはまた別格なのである。

「睡蓮は葉っぱが10枚以上出ないと花は咲きませんよ」とKさんに
言われたのだが、今すでに10枚ぐらい出ているので、これからいよいよ
「いちまい~にま~い」と「番町皿屋敷」よろしく葉っぱのカウントダウンが
始まるのだ。

「墨田の花火」は白から薄紫にと色づき始め、思った以上の美しさで
花火をひらき始めている。まだ満開までしばらくかかりそうなので、
少しずつひらきながら睡蓮の大花火を待つ構えだ。

早くそろい踏みを見たいところだが、あわてず騒がず打ち上がるのを
楽しみに待っていようと思う。


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果てしなき戦い

2009-05-30 08:52:25 | 動物ウオッチング
ヤツに気づいたのは、ちょっと出掛けようと車に乗り込んだときだった。
左サイドミラーの下側あたりにふんわり白いものが目に入った。
クモの巣である。「んも~こんなところに…」巣だけでクモは見当たらない。
手できれいに取り払ったが、その払った手にちょっといやな感触が
まとわりついている。両手で擦り取って出掛けた。

翌日、会社へ出掛けようとしてふと見ると、また白いものがふんわり。
「ゲ…きのうきれいに取り去ったのにィ~」。
またヤなまとわりつきの手を擦りつつ出掛けた。ちょっと気分は

翌日の朝も付いていた。「性懲りもないやつだな…」あきれつつきれいに
取り去り、「一体ヤツはどこから…」とサイドミラーの周りを見回す。
我が駐車場は狭く、軽四がやっと入るくらいのスペースなのである。
左サイドミラー付近は植木鉢が接近していて、ここいらは怪しい…とにらみ、
生い茂った植木をしげしげと見てみたがヤツらしきものは見当らない。

屋根から下りてきているのかも…と見渡すが、やはり見当たらない。
しかし翌日もしっかりと左サイドミラーを飾ってくれたのである。

はてさてどうしたものかと思いあぐねていたが、ふと思ったのは、こいつは
とにかくこの左サイドミラーが好きなようなのだ。ということはこの位置に
サイドミラーが来なければ、巣を掛けようがないのではないか…と。

そこで、いつもは排気ガスを考慮して前進駐車をしているのだが、ミラーが
逆に来るように、後ろ駐車をしてみた。こうすれば確実に植木から
両サイドミラーは離れ、周りに何もない。

さーて翌日恐る恐る左サイドミラーを覗いてみると、おおー見事にクモの巣は
掛かっていなかったのである。ヤレヤレ…と、スッキリした気分で
出掛けた。当然ながら帰って来ての駐車も、同じように後ろ駐車にしたのである。

翌日、愕然として車の前で立ちすくむわたしがいたのである。
左サイドミラーに白いものが…ふわふわふわふわ………ふわ


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エ…ホント!

2009-05-23 06:48:05 | 俳句
世の中は広いようでセマイというのを実感する出来事が
あった。我が職場では、パートの女性があらゆる時間帯で
働いている。正社員と同じく朝から夕方まで、午前中だけ、
午後だけ、日曜日だけの人もいる。

仕事の関係で、同じ職場でも普段からよく話をする人もいるし、
中々話もできない人もいる。この間普段あまり話をしないパートの人と、
コンビを組んで作業をする機会があった。彼女は午前中だけのパートの
人で、まだ幼い子供を保育園に預けて働いているのだ。

お互いに向き合ってする作業なので、自然に会話を交わすようになる。
取りとめのない会話の中で何気なく「何か趣味はあるの?」と聞いたところ、
ちょっと口ごもりつつ「まあ…ハイクをちょっと…」「ニャ、にゃにー俳句!」
ワタシは思わず声のトーンが上がってしまった。

俳句と言えば、わが拙作シリーズ「はいまん彩」の核をなす「はい」の
部分で、20年近くやっているものではないか。それがまだうら若きママの
口から出るとは思いもしなかったので、驚いたのである。

なんでも、学生時代の同好会でやったのがきっかけらしい。
「好きな俳人はいるの?」と聞くと「橋本多佳子です」と言うのだ。
この俳人は女流俳人4Tと呼ばれた内の一人で、わたしも好きな
俳人の一人である。すぐにも2~3句は出てくるような有名人なのだが
中でも「蛍籠 暗ければ 揺り燃えたたす」という一句は好きな一句だ。
それから自然に会話がはずんだのは言うまでもない…。

“灯台下暗し”というが、こんな身近に俳句をたしなむ人を発見したのは
自分でも驚きの出来事だった。

今度ぜひ、ご当人の代表的一句を聞きたいものである。

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花火よ上がれ

2009-05-16 05:51:01 | 
会社から帰ってくると、植木の「墨田の花火」がガックリと
うなだれていた。このところのピーカン天気で干上がっていたのだ。
もちろん帰宅するたび毎日水をやっているのだが、これからの夏日、
一日一回の水やりでは足りないのかもしれない。

さっそく葉っぱの先々からシャワーのようにかけてやる。
この「墨田の花火」は、水をやって一時間ほどしてから見に来ると、見事に
シャキッとしているので、水のかけがいがあるのだ。

よく見ると蕾のかたまりのようなものが、何と20個ぐらい出来ている。
これが全部咲くと、壮観な花火大会になるではないか。心わくわくしてきたが、
待てよ…そうはうまくいかないかもしれない。

以前TVで見たのだが、確か他の花芽を取ったほうが大きくきれいな
花になるというようなことを観た気がするのだ。しかし、いいではないか
大輪の花火でなくても、たとえ線香花火のようでも20個も上がればそれは
それで壮観じゃないか。「ドーン」といくのもいいがパチパチと、
そこはかとない可憐な花火も大好きである。

その近くに、G・WにKさんから貰ってきた睡蓮の鉢が置いてある。
始め泥の塊りのように濁っていたが、翌日のぞくときれいに澄んでいた。
数日経つと緑の藻のようなものが湧き上がってきた。また次の日にはあの
睡蓮の葉っぱがプカリと1枚浮いていた。それまで折れ曲がった茎が何本か
見えていたのだが、葉っぱは初めてだったのだ。日々刻々と変化して
今3枚ほどの葉っぱを浮かべている。花芽が見えるのも、もう間近な気配である。

さーてこの睡蓮を「墨田の花火」の隣に置けば、時季を同じくして、
鮮やかな花火の競演が見られるに違いない。今その気配をひしひしと
感じて楽しみに待っているところなのだ。

花火よ上がれ!


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まだまだ自然

2009-05-05 09:18:32 | 動物ウオッチング
「奈邪」で知り合ったKさんとの約束どうり、G・Wの5月4日
山中にある3つの池を巡るべく、車で出掛けた。
山が見え出し豊川に近づいた頃、道路右手にひょっこり頭をもたげている
動物がいるではないか。

「な、なんだありゃ」フェレット?まさかねえ。色はキツネ色だがキツネ
にしては、うんとスマートな体型である。となるとイタチ…か。
そいつはひょこひょこと我が車の前に飛び出し、横切っていったではないか。
どう見ても鼬だ。スピードを落としたわたしの車としばし併走した後、
向こうの川原へと消えてしまった。

この前ラジオで言っていたが、日本で一番交通事故に遭うのは、タヌキだと言う。
動きが遅いためらしい。今のイタチだって決してすばやいとは思えなかったが、
運よく車に轢かれなかったに過ぎない感じだ。彼らには棲みにくい世の中に
なっているに違いない。しかしまあ、まだまだ日本にもあんな動物がたくさん
いるんだと実感しただけでもこっちへ来たかいがあったというものである。

やがて、「奈邪」でKさんと落ち合い、池を目指した。つい一周週間前に来た
ばかりだったが、そのとき見なかった糸トンボがたくさん飛び回り、
シオカラトンボも池の周りを多く旋回していた。まだ蓮の花は2~3ポツリとしか
咲いてなかったが、メダカは無数にスイスイ泳ぎ、フナ、イモリも姿を見せた。
Kさんが池のきわを手で掬うと、おたまじゃくしが10匹ほど手の平にあふれ、
すでに手や足が出始めている。

わたしは3つの池を巡って自然を満喫し、昼食をいただいた後、蓮の花の
一株をバケツごといただき、トンビの旋回に見送られて、この池を後にした。
この日は曇り空の予報に反し、なかなかいい天気に恵まれ、楽しかった。

Kさんは池以外にも米や自然薯を造り、今年からスイカ、ウリ、ナス、と
苗を植えていた。この日自然薯造りを見させてもらったが、やはり土を
耕し、肥料をやり、後でビニールをかぶせなければならない。
わたしの理想の姿ではあるが、言うは易し行うは難しで、実践するには
それ相応の覚悟がいることをまざまざと思い知らされたのである。

やっぱり、わたしはちんまりとお絵かきするので精一杯かもしれないなあ…。

☆お昼にいただいた、Kさんの奥様手作りの巻き寿司はおいしかった。
生のサーモンやサラダ、竹輪など4~5種類の具の入ったもので、
正直お世辞抜きで、私の中の巻き寿司NO1です。ごちそうさまでした。


コメント (2)
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