季刊誌「理科の探検」秋号(8月26日発売)
通称「リカタン」が送られてきた。
今回の「はいまん彩」は
「猫に声掛ければ返す秋の声」
近くの緑地公園を散歩するときに、よく野良ネコに
遭遇する。
「おはよう」とか「元気か」とか、野良に声を掛けてみる。
すると、愛想のいいのは「ニャン」とか、「ニャー」とか
返事を返してくる。
愛想の悪いのは、こちらを一瞥しただけで、「フン」という
感じでソッポを向いて「オレは人間なんかに媚びたり
しねーぞ」と言わんばかりの態度のもいる。
中には、まったく無反応のシカトを決め込むのもいて、
千差万別だ。
それが、秋口になってくると、どの猫も妙に愛想が
良くなってくる。
ソッポ向き猫が、「ニャー」と返事を返したり、シカト猫が
ジッと見つめ返したりするのだ。
「秋の声」という季語は、本来秋めいてきた自然の風や
水音、鳥の鳴き声などが物寂しく聞こえてくることや、その
心象なのだ。
しかし、彼らもこれから来る秋から冬の寂しさを予感して
いるのだろう…声のトーンが明らかに変わっている。
これもまた秋の声…。