つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

ギャ~っとっと

2009-02-28 05:12:51 | 
のんびりしていたら、もうすぐ2月も終わりである。
今年再びあの「奈邪」で展示することになっているのだ。

2年ぶりである。本当は毎年でもお願いしたいのだが、なにせ
グータラなので、新作が揃わないのである。まったく描かないのではない、
描いても失敗ばかりで、作品をものにできないでいるのだ。

しかも展示は4月、ギャ~もうすぐである。「奈邪」という喫茶店は豊川市
というところにある。この豊川は、我が生活エリアからけっこう遠くて、
車で2時間かかってしまうのだ。
ゆえに一昨年はホントに一握りのゴクゴク親しい人たちにしか
案内状を出せなかったのである。

しかーし、今年はきっちり出させて頂こうかと思っている。
まあ…当然ながら我が拙作を見ていただきたいのはヤマヤマなのだが、
それよりもまず30年以上やっている「奈邪」という店とマスターを
知ってほしいし、どうしても4月に展示させていただきたかったわけも
知ってほしいのである。

それは「奈邪」の近くを流れる「佐奈川」という川べりが4月のはじめに
桜が満開になるのである。おそらく数キロは続いていると思うのだが、
それはそれは壮観な眺めなのだ。
川のほとりは菜の花がびっしり咲いて、菜の花の黄色いじゅうたんと
桜の白さが「佐奈川」を染め上げる様は必見のお勧めなのである。

我が展示作品はさておき、この観景を目にすれば、はるかなる桃源郷に出会った
喜びに満たされるに違いないのだ。

     期間は、4月1日~4月30日までの予定である。

さて、いま現在はその露払いとも言うべき展示を4点だけ「栄」で
させていただいているのだが、丁度1時間に1本出る高速バスが、
すぐ近くのバス停から乗って終点の「栄」に着くので、きょうも
我が不肖作品に会うべく、行くつもりである。

     本日は昼12時40分「栄」着の予定である。



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街は春めいて

2009-02-23 03:04:13 | 絵・まんが
久々に中央の街へ出た。
拙作4点が展示されてる店に行くためだ。

4点とはいえ作者にとって作品は不肖の子供みたいなもので、
時間が許す限り行ってちょっと隅から覗き見ている。
だーれも見てくれなかったら寂しかろうに、という親バカチャンリンの
心情なのだ。

まあここは喫茶店なので、お客はけっこうやってくるのだが、ギャラリー専門の
会場と違って絵の鑑賞が目的ではないので、ちら…と一瞥するぐらいで、
すぐ新聞に目を落とす人や、一瞥もなくオシャベリに夢中になる人も少なくない。
2時間ほど居て店を後にした。

この日の空は晴れ渡り、ポカポカ陽気だった。時間は昼の12時頃なので
昼飯を食べて帰ろうかと噴水のある公園を通りかかったところ、一組の
バンドが路上ライブをやろうとしているところだった。

ここではいつもいろんなバンドが路上ライブをやっているのだ。
やっているのはいいんだが、どれもこれもありきたりの音で、
何だか似たり寄ったりのもろアマチュアレベルなのである。(まあ…
わたしもたまにここを通るだけなのだが…)

この日は男3人女1人の4人グループで、楽器の前で何やらジャレあっている。
またか…「いかに路上とはいえ、なあなあの感じでやるんじゃないぞ、気合を
入れてメジャーを目指さんかい」と、心でちょっと叱咤激励しつつ通り過ぎようと
した。

するといきなり「ドン!ドン!」とドラムの音がした。これはいわゆるドラマーが
足で踏んでたたくやつなのだが、この何でもないような音がわたしの胸に
響き渡り、通り過ぎようとしたわたしの足は歩こうと上げたままピタリと
止まったのだ。

続いて「ビヤーン!」とリードギターの音が鳴り、いきなり演奏が始まり出した。
わたしはまだ足を上げたまま止まっている。やがてボーカルの女性が歌い出した。
わたしの足はやっと下がったが、そのまま後ろ歩きでバンドのほうへ戻り出したのである。

全体の音、ボーカルの声、一枚違うレベルを感じたのだ。
しばし一曲聴いた後、チラシを配っていたので、もらって見ると、
「○○堂オーディション最優秀グランプリ獲得!」と書いてあった。

「へ~やっぱり違うんだ」と感心しつつ、もう一曲聴いてその場を後にした。
やっぱり音楽はスゴイと思った。一発の音でわたしの足を止め、後ずさりまで
させてその場に釘付けにしてしまったのである。また音楽コンプレックスが
頭をもたげてきた。

確かに音楽は人間の五感の中の聴覚と視覚の2感を獲得できるので、視覚だけの
絵に比べれば有利だと思うのだが、その不利をなげいてばかりはいられない。
絵は一瞥をもらったときに、その目をくぎづけにできるようなものを描かなければ
いけないのだ。

ついさっきの我が展示作品が、一瞥をもらったにもかかわらず、その目を
くぎづけにできなかったのである。あ~あ情けなや…。

春めいた街のざわめきは、肩を落として歩くわたしにズシリとのしかかってきた。




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なぜかカルボナーラ

2009-02-19 03:31:22 | 食べ物

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にほんブログ村一度入ってみたいなあ…と、かなり前から思っていた
飲み屋らしき建物がある。

飲み屋らしきもの…というのは、一見ビニールハウスに見える形なのだが
横に立っているポールに「BAR」と書いてあるのだ。

で…思い切ってのぞいてみた。

で…中はカウンターがあって、横にはまるで昔の列車内のようなイスが並んでいて、ちょっとアンティークな感じだった。

で…カウンター内にはには50才前後とおぼしきママがいて、夜はアルコールが
出るらしいのだが、昼はイタリアン料理店だという。
覗いたときが真昼間だったので、イタリアンである。
イタメシなんてほとんど食べたことがないので戸惑ってしまった。

で…実に単純な発想“イタリア=マカロニ=スパゲティー”で、思わず
口について出てきたのが、「カ…カルボナーラください」という一言だった。
何となく同じスパゲティーでも、イタリアンっぽいと思っただけのことなのだった。

で…食べたのだが、決してマズクはなかったものの、正直「イマイチ」という
感想だった。ずっと入ってみたいと思っていたのがイマイチである。

で…このイマイチという釈然としない思いが、妙なトラウマのようになり、
家へ帰ってからネットでレシピを調べ、カルボナーラを作ってしまったのである。

なんとそれから休日の度に昼食はカルボナーラを作るようになり、
もう10回以上わたくしがキャルボナーラを作ってしまっているのだ。

それというのも、我が家の約一名が、エラクわたしの作るカルボナーラを
気に入ってしまって所望するので、作らざるを得ないというのが、偽らざる
心境である。

まあ…正直作るのがキライではないので、作っているのだが、自分としては
“イマイチ”…なので、まだ釈然としないのである…。ウ~ム



 

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一枚の落ち葉

2009-02-09 05:27:08 | 絵・まんが

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にほんブログ村昨年の秋口あたり、並木道を歩いているときにふと…
道端の落ち葉が目に止まった。

きれいな形のもみじだったので、しゃがみ込んでジッと見てみると
まだ緑が多かったものの、紅、黄色がじわりとにじんでいて、何ともいえない
味わいがあって、猛烈に「描きたいなあ…」という衝動に駆られた。

わたしは、その落ち葉を持って帰り、あらためて眺めてみると、このいちまいの
葉っぱに大げさではなく、何だか人生そのものの歴史が刻まれている感じがした。

緑色に若かりし青春を、黄色にせまりくる黄昏、紅色に燃え残っている夢を感じ、
黄昏色のにじみ始めた我が人生にオーバーラップし始めたのである。

よし…とにかく落ち葉をいちまいいちまい拾ってきて、ただ丁寧に
紙に描いて作品にしてみよう…と思い立った。その行き着く先にどんな作品が
待っているのかわからないのだが、何にも考えずにこれで「完成だ」と
思うところまで描いてみたいのだ。

以来どこかで落ち葉を拾ってきては描いている。

昨年の秋口からだからもう3ヶ月が過ぎようとしているので、落ち葉の色は
次第に枯れ色が強くなり、すっかり緑色が失せてしまっている。
真っ白だったワットマン水彩紙には、落ち葉の時季的色彩の歴史が
自然に刻まれ埋め尽くされてきたが、現在まだ完成されていない。

我が机の上は落ち葉だらけで、ちょっと動くと「カサリ」と音がするくらいである。
果たしてどんな作品に仕上がるのか、また大失敗に終るのか、そのときがきて
みないとわからないのだ。
ともかく一枚の葉っぱが何を象徴する形になるのか、我ながらにしている
のである。

 

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幸運の矢

2009-02-07 14:05:59 | 絵・まんが

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にほんブログ村画友のM氏から電話があった。彼はいつも突然電話をしてきては、
わたしに幸運を運んできてくれるのだ。
一方的にわたしがお世話になっている関係なのである。

わたしも何か彼の役に立ちたいのだが、せいぜい悩みかグチを聞いて
合いづちを打つことぐらいしか出来ないのだった。

そんな彼が「今、ある喫茶店で作品展示をしているんだけどこの後やらないか」
というのである。出展は無料で、4点のみだという。

4点ぐらいの作品ならいつでも用意できるので、二つ返事でOKした。
わたしはまったく初めての場所なので、場所確認と打ち合わせを兼ねて
現地で落ち合った。

店に着くと、外からガラス越しに彼の作品が4点並んでいるのが見える。
こじんまりとした店だったが、場所は一等地で申し分ないし、何より店の外から
展示作品が見れるというのがいい。

惜しむらくはお客の出入りが激しく、せわしない感じで落ち着いて作品鑑賞を
する…という雰囲気ではなかったのがちと残念だったのだが…。

しかし、せっかくの展示スペースを与えていただいたので、喜んで展示させて
いただこうと思う。きっとまた彼の運んでくれる幸運は、いい実りをもたらして
くれるに違いない。

 いつもいつもありがとう。☆期間は2月14(土)~3月13日(金)
                    

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