10数年会社勤めをして、これから自由業に戻るにあたり、
一度完全にリセットしなければ…と思っていた。
そのためには、まず勤め疲れを取らなければならない。一週間は
なーんにもしないで、心身の疲労を取り払ってしまうつもりだったが、
退職3日目に「香嵐渓」での撮影会その他もろもろあって、楽しいながらも
緊張は続いているのである。
以前漫画家を辞めた時、「あんなにスヤスヤとした寝顔を見たのは
初めてだった」と身内が言ったことがあった。それほどに漫画家生活というのは
過酷で、ピークの頃は月に100ページ近くにも及ぶ枚数、それも4コマなので
1ページに2つのネタを考えなければならないのだ。つまり、200近くである。
それを、毎回人気投票というアンケートに晒されていたのである。
しかし、現役当時は当然と受け止め、むしろ、1位をめざして
ファイトを燃やしてていたのだった。だからそれがプレッシャーとなっていた
ことなど、思いもしなかったのである。
しかし、漫画家のリタイヤを決意し、残っていた連載5本をすべて辞めた時、
「ふーーーーっと」体の奥から深ーい吐息が出たのを今でも覚えている。
おそらく、その夜の寝顔がスヤスヤ顔だったのに違いない。
まだ、いつになるかわからないが、今度完全にリセットされたとき、果たして
どんな寝顔になるのやら…ちょっと楽しみでは…ある。
一度完全にリセットしなければ…と思っていた。
そのためには、まず勤め疲れを取らなければならない。一週間は
なーんにもしないで、心身の疲労を取り払ってしまうつもりだったが、
退職3日目に「香嵐渓」での撮影会その他もろもろあって、楽しいながらも
緊張は続いているのである。
以前漫画家を辞めた時、「あんなにスヤスヤとした寝顔を見たのは
初めてだった」と身内が言ったことがあった。それほどに漫画家生活というのは
過酷で、ピークの頃は月に100ページ近くにも及ぶ枚数、それも4コマなので
1ページに2つのネタを考えなければならないのだ。つまり、200近くである。
それを、毎回人気投票というアンケートに晒されていたのである。
しかし、現役当時は当然と受け止め、むしろ、1位をめざして
ファイトを燃やしてていたのだった。だからそれがプレッシャーとなっていた
ことなど、思いもしなかったのである。
しかし、漫画家のリタイヤを決意し、残っていた連載5本をすべて辞めた時、
「ふーーーーっと」体の奥から深ーい吐息が出たのを今でも覚えている。
おそらく、その夜の寝顔がスヤスヤ顔だったのに違いない。
まだ、いつになるかわからないが、今度完全にリセットされたとき、果たして
どんな寝顔になるのやら…ちょっと楽しみでは…ある。