「理科の探検」秋号(8月26日発売)が送られてきた。
我が拙作「はいまん彩」を載せていただいている。
4作目になるのが、これです。
これは、知人でカメラ愛好家の小野清みさんの
許可を得て、写真作品を少し背景をアレンジして
描かせていただいたものである。
こんなシャッターチャンスは滅多にないことなので、
貴重な写真なのだが、わたしが一目ぼれして
お願いに及んだのだ。
本来ならば、自分で撮ってそれを参考に
するのが筋なのだが、我がフットワークなど
たかが知れている。
こんなシャッターチャンス、待っていても一生に1度
あるかないかに違いない。
それを考え、今は思い切って「これ描きたいなあ…」
と心から思ったら、描かせていただくべく写真家の方に
極力お願いすることにしたのである。
図々しいのは百も承知の上だが、“描きたい”
という絵描きにとって最も重要な衝動を押し殺し、
ただ指をくわえて見ているのに、ピリオドを
打つことに決めたのだ。
「求めていなければ授からない」
昨年得たこの言葉に、後押しされたのである。
求める第一歩は、思ったことの扉をノックし、
開くこと。
我がお絵描きは、いつも実際の写真には遠く及ばない
のだが、精一杯描かせていただくようにしている。