いやあこの地方の豪雨はすごかった。 当日の天気予報で、すでに豪雨の予報が出ていたのだが、 会社には行かなければならず、ままよとやや早めに出発した。 いつも突っ切っていく緑地公園にさしかかったところ、 向こうからやってきた散歩中の夫婦らしき人が、両手で大きく×マークをしているではないか, 「エ…」と車の窓を開けると、「向こうで車が一台水にはまって動けなくなってますよ」というのである。 わたしはお礼を述べてUターンし、遠回りで会社に向かった。それでも途中、川になった道路を タイヤが埋まるほどの深みをかいくぐって会社に辿り着いた。 幸い遅刻することもなくて済んだのだが、その日は一日雨が降り続き、家へ帰ってから、あちこちから 心配の電話をいただいたのだった。改めましてありがとうございました。 そんなこんなで、なんとか描き上げた セミのなきがらを拾った緑地公園に返せずにいたのだ。 きょう何日かぶりにさんさんと太陽の日差しが降り注いだので、 これから拾った場所へ返しに行こうかとしているところだ。 セミの絵は描き終えたのだが、まだ作品として完成しているわけではないので、これから返す場所の写真を撮って 「はいまん彩」として完成させようと思っている。 完成させて初めてセミへの鎮魂となるのである。 ではでは…行ってまいります。