
20221009
ぽかぽか春庭アート散歩>2022アート散歩工芸の美(5)愛のヴィクトリアンジュエリー華麗なる英国のライフスタイルin 八王子夢美術館
八王子駅からバスに乗り、八王子夢美術館へ。市立の小さな美術館です。8月24日に観覧。
八王子夢美術館の「愛のヴィクトリアンジュエリー華麗なる英国のライフスタイル」は、ヴィクトリア女王時代に確立された英国式ライフスタイルの紹介と、女王時代に発達した服飾品宝石の展示です。
英国が栄華を極めた時代といえば、エリザベス一世の時代、ヴィクトリア女王時代。さきごろ亡くなられエリザベス二世。なかでも、現在まで続く英国式生活スタイルは、多くがヴィトリア時代にイギリス全土に広まった風習が多く、午後、集まった人々が優雅にスコーンや紅茶を楽しむのアフタヌーンティとか、白いウェディングドレスとか、イギリスの習俗と思っているライフスタイルは、ヴィクトリア朝に広まったものが多いのです。
会期: 2022/7/1(金)〜2022/9/4(日)
八王子夢美術館の口上
1837年、18歳の若き女性が王位を継承し、大英帝国の頂点に立ちました。栄華を極めたヴィクトリア時代の幕開けです。「太陽の沈まない帝国」と呼ばれ世界中の物資がもたらされた英国では、金や銀、ダイヤモンドに象牙など、様々な富が美しいデザインのジュエリーとして享受されました。またアフタヌーンティーや今日のウェディングも、ヴィクトリア女王の時代に完成されたものです。

本展覧会では、ヴィクトリア時代のイギリス王室にまつわる宝飾品など、技巧を凝らしたアンティークジュエリーの数々を、アフタヌーンティーの豪奢な銀食器やアンティークレースなどとあわせて紹介します。伝統と文化、華麗なる英国のライフスタイルをお楽しみください。
エリザベス2世が在位記録を塗り替えるまで、ヴィクトリア女王は63年の長きにわたって、大英帝国に君臨しました。政治や外交の中心だったばかりでなく、ライフスタイルのさまざまな面でヴィクトリア女王がイギリス全土及び植民地の生活スタイルに多大な影響を与えたのです。
「愛のヴィクトリアンジュエリー華麗なる英国のライフスタイル」の展示では、宝飾品・衣服や家具に至るまで、午後のアフタヌーンティなどのライフスタイルの確立など、ヴィクトリア時代の生活様式まで再現されており、興味深く観覧しました。
第1章は、アンティークジュエリー。アンティークと呼んでいいのは、100年以上前の時代のもの。今回は18世紀と19世紀に制作され、人々を飾ってきた宝飾品を中心に展示されています。
大英帝国の威信によって世界各地の植民地から集められた宝石もあiりますが、デザイナーの意匠によって、ヴィクトリア時代までは服飾には使われてこなかったガラスや鉄などの材料によって、さまざまな宝飾品が生み出されました。




第2章は、ヴィクトリア女王時代のライフスタイル。ウェディングドレスやアフタヌーンティセット、アンティークレースなどの展示が華麗でした。
ヴィクトリア女王は母方のいとこアルバートと恋愛によって結ばれ、4男5女を出産。結婚式に白いレースのドレスを身に着けたのもヴィクトリアが始めたことだし、アルバートが若くして亡くなったあと、喪服として黒いドレスを着つづけたのもヴィクトリアから。
黒い喪服

ヴィクトリア時代にイギリスにひろまったライフスタイルとして午後のアフタヌーンティの習慣があります。インドなどの植民地から茶葉輸入が盛んになったこと、中国や日本からティーセットやディナーセットなど陶磁器の輸入が盛んになったことなどにより、イギリス中の家庭で午後に紅茶を飲み、スコーンやサンドイッチなどの軽食をとることが流行しました。
アフタヌーンティに使われた家具セット。

銀製のティーセット

会場の外に、ポスターといっしょに撮影できる場所があり、ティアラやネックレスを身に着けて写真をとれるお遊びコーナーをたのしむことができました。
春庭もティアラを頭にのせて撮影して見ましたが、自撮りを見てつくづくと「ティアラの似合う風体ではない」と納得したので、ネックレスティアラ無いバージョンの写真を。それでも「気分は女王様」です。
「オッほっほ、膝まづいて 足を お 、、!」あ、そっちの女王様じゃないな。

<つづく>