KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

陽光あふれる公園にて

2020年04月15日 | 俳句
天気 晴

ようやく春の日差しに包まれる日が来た。5月の陽気、と言われても寒がりの私には普通の春が戻ったとしか思えない。こういう日が続いてくれると目まいも楽で、行動出来る。
広大な都立公園は道路で南北に分かれていて、今日は八重桜が見たくて南から入った。ホルンの音が響いている。同じ音節を繰り返しているが下手な訳ではないので耳に心地よい。林の道を抜けた広場の隅で楽譜を置いて吹いている人が居た。音は大きくても広いから気にならない。この青年もまた、吹奏楽の室内での練習が休止中なのだろう。
公園は、ようやく天気が良くなったので、まるで日曜のように人が集まっていて・・
広いので「密集」することはない。すれ違うのも余裕がある。

公園のいちばん奥の八重桜の大木。誰か通れば大きさの解る写真になるのに・・待っていても誰も来ない。






北側の公園へ行くと、チューリップがまだまだ見ごろだった。


テーブル付のベンチは使用禁止。


この前通ったときに子供連れのママたちがお花見の宴をしていた。いけませんよ、お花見禁止の公園が多いのを知らないの?と言いたかった場所だ。他の普通のベンチは無論使える。

鬱金(うこん)桜が2本あり、満開だった。この桜、咲き始めは緑色、だんだん白っぽくなって散る頃にはピンクになるという、不思議な桜。一昨日の大雨でかなり花が傷んだようだ。




もう間に合わないかと思っていたので、ラッキー♪

幼児連れ、若い女性たち、珍しく中学生のグループ・・皆、いらいらを追い払いたくて来ているのだろう。ベンチで休んでいたら自転車の5歳くらいの男の子と2歳くらいの弟とママが来て、ママが「もう帰りましょ、パパのお昼ご飯作らなくては」と、まだ自転車に乗りたい男の子を促した。「もう帰るの?」「お昼食べてから、また来ましょうよ」
近くのマンションに住んでいるのだろう。すると男の子、
「お昼食べたらパパも一緒に来ようよ」・・ママ、困った。パパはお家でお仕事なのよ、と言っても解らないだろう。休みの日にしか遊べないパパが家に居るのに一緒に遊べないのは理不尽だ。幼稚園もお休みだし。
親も子も大変。頑張ってね、と声には出さずに。

帰路、公園のまさに隅っこで小学生たちがご開帳。


小学生の間で流行っているカードゲームらしい。カードの配り方が、まるで花札を配るような板についた手さばきでおかしかった。家で顔付き合わせるのは「密」になるから、公園でするように親から言われたのだろう。4人ともマスクをきちんと装着。
でも、君たち、勉強はいいの?まだ午前中なのに・・オバアサンは少し心配です。

青年の復習(さら)ふホルンや風光る  KUMI
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする