KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

2020年04月24日 | 俳句
天気 晴れたり曇ったり

眼科へ行った帰り、いつもの地元野菜の店に寄りようやく手ごろな大きさの筍を買うことが出来た。通るたびに覗いてみても、売り切れだったり残っているのは大きなものばかりだったり・・一人なので大きなものは食べきれない。

13年前の句。主宰に結構な評価をもらい、びっくりした。
    術後一年筍を煮てをりぬ  KUMI
私が手術した話は、主宰にはしていなかったのに・・。とにかく、筍の出回る今頃、がんの手術をした。まだ抗がん剤治療している時の句。筍を食べ、生きている、と実感したのを覚えている。
岡江久美子さんの新型コロナウィルスで亡くなった、という昨日のニュースは私にはショックとともに、自分の命も再び考えさせられた。知的で明るくて、年下の女優にあまり好きな人の居ない私にとって、貴重な「愛すべき」女優兼タレントだった。それが、なんと、乳がんの術後まもなくだったというのだ。それも知らなかった。
術後、放射線治療だけをしたというから、ステージはⅠaだったのだろう。術後の点滴の強い抗がん剤は不要で、多分飲み薬だけだったと思う。私も手術前はⅠaだったのに、手術したらランクアップしてⅠbになり、放射線のあとに抗がん剤の点滴を足掛け2年も続けた。その影響もあってか10年近くたって心臓が壊れた。
岡江さんも、結局は軽症のはずだったがんの治療中で、それが感染を呼んだのだろう。
私ががんになったのは、岡江さんと同じ年齢。でも、恐怖の新型ウィルスなぞなかったから生き延びた。1年3年5年の節目、そして完治という10年目・・私は何とか生きてきた。まだ生きなくちゃ。

残酷なことです。ご冥福をお祈りします。

眼科へ行く途中の家の木香バラ。白い花と対になっていて、白い方はまだ咲いていなかった。


もう一枚。蔦に覆われた家。住んでいるのか居ないのかは不明、でも窓はいつも蔦の間に見えているし玄関の前は整頓されている。蔦の新緑が綺麗だ。


東京は非常事態です。出かけたいならせめて一人で、あるいはご家族でご近所散歩してお花や新緑を眺めましょう。今、自然の季節は生命力にあふれています。

昨日から、井上陽水にハマっている。スマホの無料で聴ける昭和の歌、というアプリがあった。気晴らし、とばかりに家の中どこへ行くにもがんがん流しっぱなし。パソコンに向かっている時も。夫が居てはこんなことは出来ない。

陽水を聴いてひとりの春灯し  KUMI
コメント (6)
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