KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

呑気に散歩

2020年04月07日 | 俳句
天気 晴

することがとってもノロノロになってしまい、散歩に出よう、と思ったらもう11時。ともあれ太陽に当たっておかなくては・・
花吹雪を浴びるつもりで近くの市の公園まで。桜に囲まれている公園だから今頃が花吹雪、と思ったのに風がない。もう半分は散ってしまった桜、今日に限って散らない。桜には桜の都合というものがあるのだろう。
谷戸の両側は山吹が眩しいくらいで、見上げると木々がもう新緑になっている。馬酔木の花も大分咲きそろってきた。


途中、葉牡丹の茎立が花を咲かせていた。ここは隣の市の縄文遺跡のある小さな公園で花壇の花が綺麗に咲く。葉牡丹が花になるまで植わっているのは珍しい。



散歩する人たちも少なくて、私のような近所住まいらしい老人ばかりだ。遊具のある公園で遊ぶ子供も少なかった。いつもなら季節の良い今頃は、遠くから来た人が歩く「史跡巡りの散歩道」なのだが・・「緊急事態宣言」が出る、ということで電車に乗って遊びに出かける人も少なくなったのだろう。
働く人たちには大変な事態になった。本当に申し訳ない気持での呑気といえば呑気な老人の散歩ではあるけれど、ウィルス感染を避けるためには体力を付けておかないと。

通院している病院も、コロナ患者受け入れがもう満杯近いらしい。今日からは軽症患者を宿泊施設へ移動させる、というから空くのだろうか。医療崩壊にならないことを祈る。夫は呼吸器科で、それ以上の治療を出来ない末期患者になったので転院する予定だった。が、その前に病状から転院できなくなり、最期まで看てもらえた。看護師さんたちは本当に良い方ばかりだった。コロナは肺炎症状なので呼吸器科の医師や看護師が対応するのだろう。お世話になったドクターや看護師の顔が目に浮かぶ。
昨日今日の数字は見ていないが、数日前までわが市も周辺の市でも患者は出ていない。地元に患者が出ても地元の病院に入院出来ない、というのは困る。・・それよりも、感染したくない。今さら「まだ死にたくない」と贅沢を言う齢ではないが、普通の肺炎よりも遙かに苦しむ、と聞くので怖くなる。

この池に沈むほかなき花筏  KUMI
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする