天気 小雨のち曇
これぞ梅雨・・というような一日になった。湿度が高くてでも気温はあまり上がらずジメジメと降る雨。
でも昨夜は、写真の方角の埼玉中部で大変な豪雨だった。「幸福度関東NO1」などとも言われ住みやすさで最近注目の鳩山町が水浸しになったり・・インタビューに応じたオジサンの表現が解りやすかった。わずか3時間ほどで1ヶ月分以上もの量の雨が降ったらしいが「バケツをひっくり返したような雨、と言うけれど、あれは、ドラム缶だね」
想像出来る。バケツくらいの夕立は私も外に居て経験したことがある。傘など殆ど役に立たずずぶ濡れになった。ドラム缶、となったら多分、滝を浴びるくらいの水の勢いなのだろう。道路の側溝にタイヤを踏み外した車が増水で流れていったそうだ。ぞっとする。戻り梅雨ではなくても、梅雨末期の天候が戻ってきたようだ。
という雨雲の端っこは夜中にこちらへ来たようだが、ここの建物、さして大きくはないのに防音が良いせいか、雨がベランダに打ちつけてもあまり感じない。ぐっすり熟睡。
普通の戸建ての家だったら、うるさくて眠れないくらいの雨音も、窓を閉じていればまったく響いてこない。
さて今日は・・何もせずにお腹の調子と闘っていた。昨日はさして問題もなかったのに。お腹の薬も効く日と効かない日があるようだ。副作用を抑えるための薬も使い過ぎ。
詳細を書けないので(お腹のことはビミョウでして)、QOL、ということばを使ってみる。4週1回クールの(本当は3週1回なのだが、私の体力に配慮して4週)化学療法、9回目が終了してもう4週過ぎた。普通なら、明日が点滴の日なのだが、今週末に循環器科の検査を行うので延期になっている。なのに一向に副作用はおさまらない。
で、考えた。かなり本格的な抗がん剤を2回もおこなった経験があるので、QOL(Quality Of Life)はその時に覚えた。病気を治す目的であっても、普段の暮らしの質は変わらないようにする・・キツい点滴治療であっても、それを心掛けるのががん治療の基本、というようなことを知らされた。
医療用語として、だったが、今は介護でも使うようだ。
普通に暮らしているようであって、私の毎日は本当はそうでもない。もしかしたら、免疫療法がなくても、膠原病やら心不全やらの病気にはなっているので、あまり変わらないのかもしれない。でも、免疫療法の副作用、と、明らかに解っている幾つか、がもしなかったら・・私はもう少しQOLを維持した人間的な暮らしになれるかもしれない。
治療を始める前までは、胃腸の障害は殆どなくて何でも食べられた。口内炎なんて、何年もかかったことがなかった。まして、味蕾がなくなっての味覚障害なんて初めての経験。
日によって午前中はトイレに10回~20回も行く暮らしは、楽しくない。外出しても、お腹の調子の悪い日はトイレの近くにある場所にしか行けない。
贅沢は言わない、好きなものを好きな時に食べ、少し太りたいだけ。
がんの症状が少しは又悪化するとしても、治療を始める前の暮らしを少しは取り戻せるかも・・これ以上痩せたら人間ではなく案山子になるので、また、一年前くらいまでの体重が戻るかも・・
と考えたのだ。今週末の検査結果で考えよう。治療中断は、主治医が決める場合もあるだろうが、自分で決めることも出来る。
戻り梅雨本堂の屋根黒々と KUMI