KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

期日前投票所にて

2022年07月02日 | 俳句
天気 時々曇 35℃

今頃、公園のノウゼンカズラ(凌霄花)が暑い暑い日々を余計暑くしているだろう・・と想像した。でも、この花のトンネルの下は噴水からの風が涼しくてベンチは絶好の涼み場所。と思っても、元気だってあそこまで行く気になれない猛暑続き。無論、数年前の写真。
昨日はお腹に一日振り回されたが、今日は薬を毎食後に飲んで何とかおさまった。副作用を止めるためにこれ以上薬に頼りたくはないけれど、二日も同じことが続いたら体力が持たない。

今日と明日の二日間限定で、徒歩3分の市民ホールで参院選の期日前投票をしている。

本番の投票所の小学校は遠くて、徒歩15分くらいかかってしまう。この辺りの小学生は登校が大変だと思う。ということなので、初めて利用した市民ホールの期日前投票、10時開始直前に行ったら、もうホール内の廊下に10人くらいの行列が出来ていた。
選挙当日、私はワクチン接種の2日後なので、投票所まで行く元気がないかもしれないし・・と理由は何でもつけられる。でも最近は市役所で期日前投票しても、あまり詳しく理由は訊かれなかった。他の人も適当に該当しそうな箇所へ〇をしているのだろう。

さて、到着して2.3分で10時になったら、もう行列は20人を越え、どんどん長くなっていく。最初の一人が投票所へ入ると、私の後の方で声がした「何だよ、一人しか入れないのかよ」ジジイの声。
「あ、それはですね・・」と列の案内をしている職員が説明しようとしたら、ジジイは全部を聞かず、
「することがノロいんだよ、どんどん中へ入れなきゃダメだよ」とブツブツ。
「すみません、今、中では投票箱の確認をしていますので・・」やっと職員が説明したが、意味が解らないのか、まだジジイのブツブツは収まらない。

こういうことなのです、ジイサン。投票を始める前に、一般の投票人で最初に入場する人が、立会人と共に投票箱の中に何も入っていないことを確認する。選挙の公正を維持するための、日本の選挙の決まりごとなのですよ。今回は箱が二つあるので少し時間もかかるのだろう。ジジイ、長く日本人をしているにに、それを知らぬのか。・・ま、知らない人が殆どだと思うけれど。私は昔、仕事上知ってしまっただけで。
私は振り向いて、まだブツブツ言っている私の次の次に並んでいたジジイに「あの・・お急ぎなようなので私と替わりましょう、私は全然急ぎませんので」と声をかけて後ろへ下がったら、ジジイ、断るかと思ったのに前に出てきて下がった私の場所に黙って並んだ。二人分前へ行ったからって、中には記載台が何人分もあるし、何も変らないと思うけど・・ま、いいか、後ろでブツブツ言われない方が気分がいい。列が動き出したので、ブツブツは収まった。

で、そのあとのこと。比例の投票があとになる。それを終えて帰ろうとしたら、あのジジイがまだ、比例の記載台にしがみついて目の前の細かな字で政党名?など書いた紙を眺めていた。私は眼鏡を忘れたし、候補者も政党も家で決めていたので書くだけで。結局、私の方が早く投票は終わった。

さて、ここの施設でどれだけの人が住民票まで移動しているか知らないけれど、ここで選挙の出来る3人に何気なくそばの市民ホールで投票できることを話してみた。3人とも、選挙する気も興味も全くなし。もう関係ないし・・と。そんなものかしらん?女性だから?私も自分にはもう関係ないけれど、孫や子いは関係する日本の政治。
ここでは(私の食事テーブルでは)政治の話題も戦争の話もテレビ番組のことも何も語らない。無論、2人は(私も入れれば3人は)認知症ではない。でも目の前のこと以外は話題にもしない。ストレスがなくていいと言えばそれまでだが・・

期日前投票終えし街酷暑  KUMI
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする