KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

90歳は立っていて転ぶ

2023年04月07日 | 俳句
天気 曇

今朝のテレビで、国営昭和記念公園の映像が。
今年は桜が早かったのでチューリップとの競演が見られる、という。都心よりも桜の見ごろは数日遅れる地、今週末あたりは、花吹雪がチューリップ畑に舞うのだろう。写真は、2014年の4月15日。今年は花たちの見ごろが一週間も早いことになる。





「徹子の部屋」で、久々に樋口恵子さんのお元気な姿を拝することが出来た。90歳を越えられたとか。でも、まだまだお元気だ。私は90歳を元気で越えられるとは思っていないので眩しかった。最近は昭和を代表するような方たちが次々と去り、寂しい。その方たちのことを書くよりも、お元気な人生の先輩の方たちの話の方が前向きになれる。乳がんになられた、ということはお聞きしていた。見つけた時、患部はかなり大きかったので手術した。90歳で、全身麻酔で行ったのだそうだ。
凄い! 私の乳がんは小さかったけれど手術したのは63歳、それでも大騒ぎだった。リンパに転移の可能性あり、ということで小さくても全身麻酔だった。
それを樋口さんは90歳で・・というとびっくりする。心臓が丈夫な証拠。
今、私はステージのあまり進んでいない肺がんで、でも壊れた心臓ではちょっと無理・・ということになってしまった。樋口さん、体格もとても良いし、心臓が丈夫なのですねえ、長生きしますよ、きっと。まだまだお元気で高齢者の抱える問題を色々と発信してくださいね。
で、今日話されたことのなかに・・「70歳は石ころなどに躓いて転ぶ。90歳は立っているだけで転ぶ」という話。これ、よく解る。この施設内では、90歳前後の、一応歩行の出来ていた人が館内で(自室内が多い)転倒して圧迫骨折、車椅子生活になる。一時的に車椅子で済む人も居れば、そのまま認知症が進んで歩行出来なくなる人も居る。今は、背骨を圧迫骨折したくらいでは、余程のことがない限り長い入院にはならない。
そんな人を何人も見ている。目の前で、木が倒れるみたいに倒れ尻餅をついた人が居て、びっくりしたことがある。幸い、彼女は太っていたので骨折にはならなかったが、同じように尻餅をついた男性、杖で歩いていたのに、半年経った今は歩行器に掴まっての歩行になってしまった。近所に住む娘さんとランチデートをするのが楽しみだったのに、もう無理になった、と寂しそうだった。どちらも、90歳前後の年齢だ。

外出するとき、玄関そばの受付へ声をかけて出かける(徘徊者が居るので、真昼でも自由に外へは出られない)。その時、職員が私に言うのは「転ばないでくださいね」
子供が登校する時に「行ってきます!」「車に注意してね」と同じこと。
幸い、私は高齢になってから転倒をしたことがない。(去年の入院中に深夜、点滴台のコードに躓いて尻餅をついたが例外)
危ない、と躓きそうになっても地面に足腰を打ちつけたことがない。でも今までは運が良かっただけかもしれない。樋口さんも90歳過ぎてから「立っていて転倒」を経験したそうだ。目眩とか何か原因には思い当たらないという。
ともかく、転倒注意。私はどんなに体調悪くても、股関節の強化と、片足になる運動は、欠かさない。太極拳をしていた経験がとっても役に立っている。今、骨を強くするため「踵落し」が高齢者に勧められている。私も少しはしているが、YouTubeで覚えた片足での「踵落し」がとても良いらしいので、最近はそれを20回くらい。立ったまま出来るので、「散歩に行く体力も元気もない」と嘆き何もしない人はこれで充分なようだ。
ただ、目眩がひどいときは片足になるのは怖い。それこそ転倒しないよう椅子に掴まることにしている。転倒防止の運動をしていて転倒骨折したのでは笑い話にもならない。

わたくしは何処まで生きる花曇  KUMI
コメント (2)
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