KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

一生ものになった

2023年04月22日 | 俳句
天気 曇のち晴

朝からうすら寒いような陽気で、昨日の快適な暑さはどこへやら。耳鳴り・目眩がひどいし。
午後になって晴れてきて、買い物に出ようとしたものの・・どうしても、という用がなくては出る意欲が湧かない。何だか黄砂っぽい空の色も気にいらない。などと文句言っているのもトシのせいで心身ともに弱っている?

昼食時間前に、もう少しだから、と上の塗り絵を完成させようとして気づいた。手前の籐椅子が、色もカタチも違うものの今、私の使っているものと同じ籐椅子。塗り絵の原画の、この種類のものは80%くらい色を加えないと完成した絵がどんなものか解らない。せいぜい、海と船が主題のよう、という程度で。手前に椅子とテーブルがあるとは思わなかった。


この籐椅子というかソファというか、前のマンションの居間で使っていたもの。1脚だけ、ここへ持ってきた。あとは家と一緒に処分した。
40年以上も前にマンションを買ったとき他の不足の家具と購入。この型が2脚、あと3脚とテーブルがあり、居間で重宝していた。実は、これが結構な値段だった。あまり金はないのに買い物では値段のことは考えない夫が気に入り、「一生使えるものを買った方がいい」と主張したのだ。普通のソファと違い長椅子部分も3脚の椅子になるし、マット部分を外せるので軽くなり、私にも楽に運べた。大勢の客の時は別室へ運んで居間に座卓を二個並べ、10人くらいの宴会も出来た。
マット部分は4回張り替えた。その業者が「今はもう手入らない良い製品ですね。大事に使ったら100年以上もちますよ」と言ってくれた。100年は無理でも、一生使うことは出来るようだ。ただ、太い籐を縛っている細い籐が少し欠けて手足を傷付けそうなので先日来、テープを張っている。とくに問題にはならない程度の傷だ。
「安物買いの銭失い」と言うが、買い物は値段を見てから、の私だけで決めたら、絶対に買わなかっただろう。まさか老人ホームまで運ばれるとは、夫も思わなかったに違いない。

茎立菜見知らぬ犬にすり寄られ  KUMI
コメント (6)
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