KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

新緑の季節へ

2023年04月11日 | お散歩写真
天気 晴

一昨日からブログ記入なし、書くことがないというよりもサボり、と言った方がいいのかもしれない。何だか忙しい・・と言いながら、夜はせねばならぬことをあと廻しにテレビのドラマを見てしまったり。時間を好きに使えるのは職員の出入りのなくなる夕食後なので、ついつい・・怠け癖の出る時間帯だ。

ちょっと外へ出ても寒さをあまり感じなくなったのが有難い。気づいたらツツジはもう満開に近いし、桜に替わって新緑が目立ち始めた。施設の周りのささやかな土地にはカラスノエンドウとタンポポが花盛り。


朝ドラで、今月から植物学者・牧野富太郎をモデルにしたドラマが始まった。足元に咲く花が、朝からテレビ画面の主人公とともに活き活きと映っている。主役にはなりにくいそんな花たちの映像を楽しみにしているのは、私のような変わり者だけかもしれない。今日も、施設の駐車場の脇でカラスノエンドウにスマホを向けていたら、車を降りた人(見覚えあるので、入所の誰かの家族)が不思議そうに私を眺めて玄関へ入っていった。バアサン、頭は大丈夫かな?と思ったに違いない。
30代の頃の同僚で、定年近い、軍隊経験者のオジサンがいた。激戦地・ガダルカナルの生き残り、などという噂もあったが、穏やかな人だった。花や木が大好きで、小さな草花を育てるのが趣味だった。仕事ではまったく若者についていけなかったが、花好きの私と花のことでは気が合った。プランターの花の植え方とか、観葉植物の手入れの仕方とか、教えてくれた。自ら育てた苗を持ってきてくれたり。
彼がいつも言ったことは・・
「花好きは年をとってもボケない、退屈しないからね」
なるほど、と思う。私は俳句に必要な程度の植物の知識しかないが、それでも「カラスのエンドウだったか、スズメのエンドウだったか・・」
などと考えているだけでも確かにボケる暇がない。

昨日今日と、友人たちが訪れて色々助けてもらったり話を聞いてもらったり。つくづく、自分一人の力では生きていけない、皆の力で生かされているのだと感じる。明日は点滴の通院日、免疫療法に終わりはない。もう少し頑張ってみよう。

春の夢始発電車の音に消え  KUMI  
コメント (6)
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