KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

補聴器新調の話

2023年04月19日 | お散歩写真
写真は、期日前投票所の市民ホールのツツジ。白と紅色も咲いている。
只今、市議会選挙運動期間中。無論、この施設内では話題にもならない。住民票は家族のところに置いてある人の方が多いらしい。でも、私は近所から入所したので、いつもの顔見知りの人に一票を投じてきた。投票所の小学校までは散歩道だったが・・今はとても歩いて行くにはかなりの覚悟が必要だ。駅前の市民ホールまでなら3分で行ける。
27℃まで上がった、という気温、昼前に外へ出たときはさほど暖かいとも思わず、日中もちっとも暑くない。朝、冷えてレイノー現象のままの指がしばらくは痺れたままだった。

私が補聴器を作った訳ではない、耳だけはごくごく普通に聞こえているので。今日は業者が来て、補聴器と眼鏡の新調や修理の相談に乗ってくれる日。コロナ禍が過ぎて、以前の社会生活に戻ったので、施設も以前のように機能し始めたということだ。眼鏡はまだしも、補聴器の出張相談はないのかしらん?と思っていたら「来月しますよ、でもKUMIさんは関係ないでしょ」と言われてしまった。
とんでもない、耳の遠い本人よりも、周りの人の方が不自由なのが聴力障害。一緒に食事をする人たちの、二人は少し耳が遠い。補聴器まではまだ必要ないけれど、私は普通の声よりも一段大きな声を出している。それで疲れるので、会話は最低限にしているのだ。補聴器普及運動をしたいくらいだ。
今日は、私は合わなくなった読書用眼鏡のレンズ替えを相談に。歩いて行ける所に眼鏡屋はないので、いつもの眼鏡屋は駅一つ隣まで行かねば・・。なので、出張してくれるのは有難い。

で、順番に待っている間、補聴器を新調する方と話す機会があった。彼女が「お試し」の補聴器を嵌めている間、テストを兼ねて話のお相手をしたのだ。彼女、90歳をとうに過ぎているが、足が少し悪い以外はとても元気で、何しろ声が大きい。とにかく、相当に耳が遠いものだから、エレベーターで一緒になっても、一方的に話されるだけで、私の話は全く聞こえていなかった。
「耳元で大きな声で話してくだされば聞こえるのよ」と言い、けろりとしている。それでも今日は新方式の補聴器を使い、ずっと以前に使っていたものと違って使い勝手が良いらしく、暫く私と話していて。お値段は、30万を越える。
今は、補聴器も充電式なのだという。便利になったものだが、結構高価なのだ。
自分一人では決められない値段なので、ケアマネが息子に電話していた。
「今までなくても何とかなっていたから、どうなのでしょ」と、本人はそれほど乗り気ではない。認知症もないし、元気な人だし、まだまだ長生き出来そうなのに・・思わず、
「まだまだお元気なのだから、毎日を楽しまなければ損ですよ。聞こえれば、周りの方たちとも自由な会話が出来ますし」と、助言してしまった。そうそう、テレビも字幕だけで観ていたというから、ドラマも見られますよ。

結論はどうなるのか解らないが、とにかく、補聴器を使う人は増えてほしい。廊下から介護士の大声を部屋で聞いていると、本当に何とかならないかな、と思ってしまう。

投票所前の躑躅の燃ゆる色  KUMI
コメント (4)
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