気 曇のち晴
みごとなサツキは、市役所の駐車場の前にある。昨日はまだ咲き揃っていなかった。市役所はここのプレハブ庁舎からやっと解放されて、来年は新しい場所になる。その時、この市の花・サツキの大株も引っ越しするのかしらん?
さて、コロナワクチン、今までは大騒ぎで予約をとったり、施設で接種するにしてもあれこれと大変だったけれど・・
今はもう、無料接種会場は閑古鳥が鳴いている。入所のホームの集団接種の時に入れてもらうのがいちばん面倒ではないのでそのつもりだったが、1回目は定員いっぱいになってしまった、と言われ(色々手違いもあり)、諦めていつものように市役所へ行くことにした。で、一昨日昼前に市役所へ電話したら・
「今日、これからでも空いていますが・・」と言われびっくり。
ちょうど化学療法の副作用がおさまってきて、天候もやっと普通に戻るらしい昨日の午後、予約を入れた。
さて、昨日、会場へ行ってみたら・・今までとは違い、接種を待つ人が誰も居ない。書類チエックが終るとすぐに医師の事前問診、終わったらすぐに腕まくりして接種。「ハイ、15分間待機してからお帰りください」
帰りながら見渡したら、今まで、接種後の待機の人たちが20人くらいは座っていた部屋には、誰も座っていなかった。
前日にひどい目眩があったり(結局は気象の異常な変化での症状だったようだ)、外で万一があると困るので、いつも助けを求める後輩に付き添ってもらった。タクシーには乗らず、往復を地域バスで初夏の街並を眺めながら・・久々の好天気の外出になった。これで何も注射の副反応など起こらずに済めば楽しいワクチン接種でした、となるのだが・・やはりそうはいかなかった。
ブログ仲間の小父さんAが、私よりも少し若いとはいえ、接種後に何日も症状が消えなかったようだった。私は、いつも注射直後に目眩とか頭痛が出る。足元がフワフワになる。無論、倒れる程ではないが、良い気分ではないので普段の体調と合わせ、倒れたらひと迷惑だ。さて、6回とも、人に迷惑になるほどの症状もなく済んだ。頭痛と腕の少々の痛みくらいは、薬を飲んでなんとかしのげる。
それにしても、コロナ禍がなかったみたいにワクチンは忘れられ、大勢で集まっての行事も観光も3年前に戻っている。でも、WHOでは「パンデミックは終わった訳ではない」と言っている。私も、そんな気がする。ウィルスの脅威は弱くなっても、普通の風邪のウィルスが消えないようにコロナも生きている。言ってみれば、人間に知恵がついたので対抗する方法や薬が出来た、というだけで。
中国では、もう大流行の兆しがあるのだという。これから、中国からの観光客も増えるし・・ここまでコロナで苦しめられた年寄の立場からしたら、コロナでだけは死にたくない。今までのように予防策は考えます。ともかく、私は免疫力がほぼゼロらしいので。
でも、昨日のワクチン接種会場を見たら「もうコロナは終わっているんだ、良かった良かった」と思い込む人が増えそうで怖い。
帰り道の通りがかりになる駅ナカのいつもの店で買った、紫陽花その他。
もう、こんな季節が巡ってきてしまった。

てのひらに錠剤三つぶ走り梅雨 KUMI (1999)