KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

家に帰りたい人たち

2023年05月08日 | お散歩写真
天気 雨のち曇

先週撮った近所のガザニアの花。

雨は昼前には止んだものの、前線の通過で気温は下がり気圧も急降下したのだろう、耳鳴りマックス、目眩と息切れ・・おまけに、先日、スマホ会社へ相談に行ってからマスクかぶれが酷くなった。もともと唇は口内炎の続きで腫れていたが、今度は口周りに湿疹のようなものが出来てしまった。貰っている薬を塗ってしのいでいるけれど、これ、絶対に「マスクかぶれ」だと思う。一日中装着している訳ではないが、館内でも部屋の外へ出るときは必ず装着していたし、出かけても通りを歩く時以外は装着。先日は、スマホ会社で相談の間じゅうマスクしていたから、汗もかき、いよいよ症状がひどくなったのかも。
今日からコロナの扱いがインフル同等になったし、まだウィルスは居るものの、かなり弱体化しているらしい。あまり神経質にマスク、マスク、と思うのはやめることにした。入所者の半分以上はとっくにノーマスク。大勢で集まる時以外、マスク着用は促されないし。コロナになっても、もういい、この酷い「口の周囲」を治さねば。でも、指のヒョウ疽と同じく免疫力がないので治るまで一年くらいかかる?
で、その指の方は人差し指は使えるようになり、中指の痛みも、少し良くなって鉛筆で字が何とか書ける。少しは箸も持てるかも。

天気が悪くて外出する気にもなれず、体調最悪でも、食事以外にも少しは部屋の外へ出なくては気が塞ぐ。昨日・今日、何となく部屋の外が騒がしくて出てみると、「帰宅したい症候群」の人たちの症状が酷いようで。荷物をたくさん持ってウロウロしている。「どこへいらっしゃるの?」と声くらいは掛けてみると「家に帰りたいけれどどうしたらいいのかしらねえ」と。「ご家族が迎えに来るのでは?」「電話すれば迎えに来てくれるかも」
ま、そのくらいで会話はお終いにしておく。エレベーターの乗り方を知らないのでウロウロしているだけだ。介護士さんは「〇〇さん、今日は遅いから、歯を磨いて泊まっていきましょ」と宥める。「歯はもう磨いたわよ」「ほんと?まだ磨いていないと思うわよ」多分、磨いていても本人は忘れている。でも「磨いた」と言って騙しが通じないと・・「電話してちょうだい」「玄関から出してちょうだい」と大騒ぎになるのだ。帰りたい、これから帰る、が一人の時もあり二人になる時もあり。足は何とか歩ける人たちなので、うっかり外へ出たら大変なことになってしまう。

私の部屋は、自由にベランダへ出られる。無論、彼女たちのように危険な人の所は部屋から出られないように15㎝くらいしか開閉出来ない。ベランダは階段に通じていて・・非常用でもある・・帰りたい症候群の人がそれを知ったら大変なので、私は館内でも少し長く部屋を空けるときは鍵を掛ける。
正直、これほど認知症の人が多いとは思わなかった。これからもどんどん増えていくのだろう。その中に自分が入らないようにしなくては。

上等の菓子はなけれどこの新茶  KUMI (2012年)
コメント (6)
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