KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

秋めいた・・かも

2023年08月11日 | 俳句
天気 晴れたり曇ったり 35℃

一応は猛暑日の午前の空。包まれてみたいようなふわふわの雲が心地よくたくさん浮いていた。
大事件はないけれど色々あって、何だか忙しい日だった。そういう日もあるもの。それと、午後は出張整体治療の日。しっかり効果が出ています。痛みと目眩は治らないが、とにかく首が回る、というのは本当に楽なものだ。借金がある訳ではないので、頚椎の血流が良くなったからかも。整体治療に合わせて、寝る前にYouTubeの、血流を良くするというストレッチをしてみた。たった3日試してみただけなのに、足のむくみが抜群に違う。心臓が悪いので足のむくみは悪化の証拠だ。実際に心臓に水が溜まった、と言われ「これから抜きましょう」といわれたことがあった。薬を変えて何とかなったけれど。
6時半過ぎにふと外を見たら、久々の夕焼け。
夕焼けは夏の季語、というけれど今年は見そびれたのか、あまり夕焼けには出会っていなかった。写真よりももう少し紅い雲だった。

台風は、お盆を日本列島直撃のようだ。私の思っていたとおり、東海よりも西へ上陸しそうだ。それにしても本当に意地の悪い台風。
上の夕焼けを撮ろうと窓を開けたら、夕風がほんのりと涼しかった。昨日の夕方は、涼しいかと思って開けたらムッとするような暖気に慌てて窓を閉じた。
秋は、少しづつ来るもの。

新涼や雀しづかに砂を浴び  KUMI (2010年)
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台風待ちの空

2023年08月10日 | 俳句
天気 晴一時曇

10日以上もウロウロしていた台風6号がようやく九州を離れようとしているのに、今度は続く7号が小笠原沖までやってきている。今日だけが東西の台風の影響のない日で、明日からは台風の影響の天気になるらしい。すでに私の体調は最悪。血圧やら酸素飽和度やらの数字では測れないところで、何だか明日にでも台風の来そうな・・耳鳴り度5.

写真の雲はラウンジからのもので、目の前の住宅地で建て替え工事をしている。毎日クレーンが来ていて、狭い道路なので資材を運ぶのに大活躍。工事がどんどん捗っている。このあたりでは結構立派なお邸になるようで。
クレーンの働いている間は、突風など来ないことを祈っている。
あら、雲の左上を飛ぶヘリコプターが写っている。蜻蛉みたい。実際には消防庁の赤いヘリだったけれど。

塗り絵のガーベラ


目眩と頭痛の上に、苛立つ小さなことが続いている。大好きだった介護士さんが退職した。まだ、転勤してきて1年になっていなかったが、いままでで一番「感じよい、的確にもの事を進める」人だった。自宅の近くの方が楽だから、と同じ市内のこの施設に異動してきたらしい。介護士さんには正式な社員と、パートと、派遣される人と色々。でも、正規社員の人が簡単に退職、はショックになる。理由を他の介護士に訊いてみたら・・元々体調を悪くしていて、それが悪化したのだという。あまり、個人的なことを入所者と話す介護士は居ないが、時々は話になることもある・・彼女、50歳前だと思うが、独身だったようだ。
「私みたいに身内の居ない人間は、お金もないし行き場がないわ」
と冗談半分に言っていた。まだそんな先のことを考えるトシじゃないでしょ、ということを話した気がするが・・介護現場は体力勝負だから、細身だた彼女にはキツかったのかもしれない。
介護業界は外国人に期待していたようだが、日本の安い給料はもう見向きされなくなっているとか。介護士不足は加速する。いや、もう始まっている。
もう一人の慣れていたパートの介護士も最近は見えないし、慣れない人が来ていて、要介護でない私でもイライラすることが。というか、介護を受けていない者ほど、迷惑にならないようにしなくては・・の思いが強くなる。
食堂で、さてこれから配膳です、という時刻に限って「トイレ行きたいの」と大声を出す車椅子の人が居る。時々、そんな自由な認知症の人が羨ましくなる。

朝顔の萎む祈りのかたちして   KUMI (2010年)


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立秋の空

2023年08月08日 | 俳句
天気 曇がち一時晴 35℃

写真の空は、夕方6時過ぎの不安定な空。このあと、雲がぐんぐん大きくなっていった。明日は雨の予報だ。長かった猛暑日続きもようやくヤマは越したようだ。

沖縄に長期滞在している台風6号が動き始めて、その影響もあるし、関東沖の次の台風の話もあるし、空も落ち着かない。

昨日の方が、秋めいていたかもしれない。
以下は昨日の空。午前、さすがに立秋前日、と思ったけれど・・

午後の、埼玉境の空には積乱雲。

しばらくすると、雲は崩れていた。
晴れている日は雲を眺めているだけでも退屈はしない。
とはいえ・・台風にうろうろされると私の体調が又、どん底状態になる。すでに今日は目眩・息切れがいつもより酷くなり、耳鳴りは蝉時雨を越えて蝉豪雨。体調の良い日の方が少ないとはいえ、気圧の乱高下はキツい。

こんな塗り絵が出来上がって、ちょっと心和んだ。


犬と猫でさえ仲良くなれるのに、なぜ同じ人間なのに国が違うだけで争いが起きるのだろう?

ゑのこ草引けば防空壕がある  KUMI(2001年)
     ※ゑのこ草=ねこじゃらし
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祈り・広島忌

2023年08月06日 | 俳句
天気 晴のち曇がち

誰が言い出したのか解らない五・七・五がある。何となく耳に残っていて八月になると思い出す。
  八月は六日(むいか)九日(ここのか)十五日(じゅうごにち)
祈りの日を羅列しただけだが、この日を迎える人の思いはそれぞれだろう。わが家はこれに、3人の身内の忌日が加わる。戦争とは関係ない。
「日本人は被害者意識が強すぎる」という日本に戦争で被害を被った国の人が非難することもあった。でも、今は言いたい。戦争をせずに78年を過ごした国が地球にどれだけありますか。

夫と最後に新幹線に乗った旅行が広島だった。夫の亡くなる約一年半前の2018年のGW明けのこと。出張や旅行で九州から北海道まであちこち行っていたのに、広島へは行ったことがない、と言う。毎年、8月6日の平和記念公園の式典を見るたびに言うので、じゃ、歩けるうちに行っておきましょ、となった。私は2回行っているから本当は別のところが良かったけれど。
でも、行って良かった。その年の終わる頃にがんが発覚して、1年とはもたなかった。もし広島へ行かなかったら、私に後悔が残った。

さて、そんな話は別として、原爆に関する話は色々聴き及んでいた私が、この旅行で知ってびっくりしたことがある。広島城のこと。
ホテルの部屋は素晴らしい眺望で・・GW明けなので一流ホテルの立派な部屋が半額で泊まれた・・平和公園とは反対側の市街地が一望出来た。広島城公園の新緑が美しいので、2泊3日の最後の日はお城と美術館見学とした。


屋形船でお濠を一周できるというので、それに乗った。あまり慣れていないボランティアのガイドの女性に、鯉城の名の由来など色々聞いたり。
無論、城は戦後建てたもの。爆心地に限りなく近いので、旧広島城天守は無論あとかたもなくなったのだが・・
「原爆投下時、天守閣は一瞬宙に浮いて、それからドサッと地上に落ちたのですよ」と何気なく言ったのでびっくりした。えっ、この大きな天守閣が空へ浮くほどのエネルギーが、原爆にはあったということ・・人間なんて、木の葉が飛んだり燃えたりするのと同じようなことだったのか・・と、鳥肌が立った。このことは一度、ブログに書いた気もするが、今日また、思い出してしまった。一瞬にして崩れたと思っていたが、そうではなかったのだ。恐ろしい。

今年は、原爆資料館の入場者の6割が外国人なのだという。展示を見たからと、核廃絶派になるとは限らない。でも、核を持っている国が戦争を始めたらどうなるか、今の日本へ来る外国人は知っている。日本は情報を鎖してはいないから。第二のウクライナを作らないためには何が出来るのか、世界中の皆が考えないと戦争はおさまらない。

脳の襞までゆるびたる暑さかな  KUMI (2018年)
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サギソウ・・猛暑の日には

2023年08月05日 | 俳句
天気 晴 36℃

もう、猛暑で・・「もう」は不要ですね、とにかく猛暑で、一歩も外へ出たくなくて籠りっきりで。朝、シャワーを浴びた以外は何も「建設的」なことはしていない。たまにゆっくり大谷クンの試合でも、と見ても、良い結果にならないし。私が見る時はいつもそうだ。見ないで結果だけ確認する方が気楽。

こんな日はすっきりしたくて、この花を見ると少しは涼感が戻ってくる。
毎年、というほどでもないが、昭和記念公園に何度もサギソウ展の撮影には行っていたので、古いパソコンにはもっと良い写真が残っている筈。古いデジ一時代は三脚持参で、結構真面目に撮っていたし。最後に行った時(2017年)のこの写真は、今のミラーレス。心臓が器械になってからは荷物をたくさん持てなくなったので、三脚は諦めて、カメラの「手ブレ防止機能」に頼ったのだが・・何しろ揺れるために咲くような小さな花。この日は買ったばかりの軽い三脚を一脚にして使用。古いカメラの方が、旨く撮れているかもしれない。

撮影用の鉢を貸してくれる。早く行った方が良い鉢があるので開園してすぐに行ったのに、ジイサンたちはとっくに撮影開始していて、あまり良い鉢は残っていなかった。はい、小さな小さな花です。バックのプレートも貸してくれる。青はちょっと・・と思い、私は黒にした。


撮影会でモデルの女性を一人貸してくれるようなもので、このサギ嬢は会場の近くなら撮影したい所へ自由に運んでいける。
無論、借りるのには住所などきちんと手続きしているし、破損したら弁償・・と書いてあった。何しろ、小さいのに意外と持ち重りするし持ちにくいし、そう遠くまでは運べない。会場が水辺なので、池の畔くらいまでだろうか。という池畔の写真。


無論、地植えやプランターに咲かせた花もたくさん展示している。




今年も開催しているのかどうかは調べていない。
この年も暑くて、猛暑になるという予報だったので、1時間ほどで帰ったような。公園の入口に近い場所で池の前なので涼しいが、いつも歩くその先まで行く勇気は出なかった。池の奥には自生しているサギソウもある。
サギソウは、本当に涼しい花。今となっては懐かしい。ちなみにこの花、由来は忘れたが世田谷区の花になっている。2年目に咲かせるのがとても難しいようだ。

熱帯夜生きて夢より醒めにけり   KUMI (2018年)
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