旅行 写真で紹介 

旅のあれこれ、見たこと、感じたこと 写真で現地を紹介します。

近江神宮

2016-12-06 16:09:47 | 滋賀
2016年12月5日、西教寺、日吉大社をお参りし、坂本の町並みを散策した後、車で移動し、近江神宮にお参りしました。
滋賀県大津市神宮町1-1
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説明書より「天智天皇6年(667年)に同天皇が当地に近江大津宮を営み、飛鳥から遷都した由緒に因み、紀元2600年の佳節にあたる1940年(昭和15年)の11月7日、同天皇を祭神として創祀された。」

境内案内図

第一鳥居(登録有形文化財)
「表参道の入口に位置する鳥居で、む第二期工事において建立される。反りのある棟木と島木、内転びの丸柱に角断面の貫と額束を入れた典型的な明神鳥居の形式をとる。幅約7m。社域を明示するとともに、近江神宮のランドマークにもなっている鳥居である。」

近江神宮参拝者休憩所(登録有形文化財)
「第二鳥居の左手後方に位置する。平屋建、瓦葺、切妻屋根の四周に庇を回す外観を呈する。内部は身舎部分を棹縁天井、庇部分は化粧小屋裏をあらわし、丸柱と差肘木により特徴ある架構を造る。節のある材を効果的に用いて味わいある内部空間をつくりあげている。」

句碑

第二鳥居(登録有形文化財)
「表参道の突き当たりの石階段を昇りきった地点に建つ。第一鳥居と同形式の明神鳥居で、幅約6mとやや小振りのものとする。参拝者は、この鳥居をくぐり右に折れて、手水舎の先左手の石階段を昇り楼門に向かうことになる。」



手水舎(登録有形文化財)
「楼門へ向かう石階段の左手脇に位置する。内転びの隅柱に2本宛の控柱を添わせ、組物は舟肘木を用い、一軒疎垂木、銅板葺(当初は檜皮葺)の切妻屋根を架ける。妻飾は豕叉首とし、破風に懸魚をつける。」







楼門



















神符授与所(登録有形文化財)
「楼門の北袖塀に取付く東西棟、切妻屋根の建物で、柱は角柱と丸柱を使い分ける。舟肘木を用い、妻飾は豕叉首とし、懸魚をつける。」

境内

外廻廊(北部)(登録有形文化財)
「外院の翼廊にあたるところで、神符授与所に取付き、北端で西に矩折れて外透塀に接続する。切妻屋根、吹放ちの単廊で、外側に高床風の縁をせりだし高欄をまわす。柱は丸柱で、舟肘木を用い、妻飾を豕叉首として簡素な懸魚をつける。」

北神門

外拝殿(登録有形文化財)
「木造平屋建,銅板葺,建築面積157㎡。内院敷地の東端に位置する桁行五間梁間三間、入母屋造の建物で、東面に高欄付の縁をせりだして懸造り風につくり、中央間に外院からの登石階段を割込ませる。正面石階段の上と背面中央とに唐破風をつけて割拝殿風にしている点に特徴がある。」











神楽殿(登録有形文化財)
「正面三間奥行四間、東西棟の入母屋造建物で、東南端に切妻屋根の車寄玄関を張出し、廻廊側の正面に唐破風をつける。北面と西面に廊下を回し、北で参集所に、西で神饌所に連絡する。」



神楽殿廻廊(登録有形文化財)
「外院北部の北端に位置する神楽殿の前面をコの字型に囲う廊。外側を連子窓、内側を開放とし、桁行六間の東廊は虹梁中央の束上に化粧棟木を載せて南北棟の入母屋屋根を架け、各五間の北・南廊は海老虹梁により内外の柱を繋ぎ、内側柱筋に棟を上げる。」



栖松遥拝殿









内拝殿

本殿(登録有形文化財)
「皇紀2600年に合わせて新営された神社建築で、内務省神社局による集大成作品。設計は角南隆と谷重雄。傾斜地に対応した社殿の配置構成に特色がある。本殿は、三間社流造、檜皮葺で、棟に千木と堅魚木をあげて聖域地を明示させている。」



内院廻廊(登録有形文化財)
「内院は、内拝殿と一文字状の翼廊(各四間)、外拝殿と同状の翼廊(各四間)、内拝殿翼廊と外拝殿翼廊とを結ぶ北面の廊(八間)と南面の廊(八間)とにより囲われる。」





自動車清祓所(登録有形文化財)
「大津市内に所在した地方裁判所庁舎の玄関車寄を移築したもの。大津地方裁判所は和風の庁舎建築で、神社の施設としても異和感を感じさせない。隅柱に2本宛の控柱を添わせているのが特徴。緩やかなムクリ破風の蝙蝠形懸魚につけた菊の紋章が出自を示す。」









宝物館



古代火時計
「この火時計は約4000年前、中国にて、おもに夜間の時間を計るものとして用いられたもので、龍の背に等間隔に計14個の銅球が吊り下げられており、糸の下を燃え進む線香の火が糸を焼き切り、球が落下し、下に設けられたドラが鳴って時を告げるものです。この時計は1間隔がおよそ2時間を示すように作られています。」



燈籠



干支













狛犬







紅葉も素敵でした。お疲れ様でした。
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大津市坂本(重伝地区)、求法寺走井堂・六角地蔵堂・日吉東照宮・慈眼堂・滋賀院門跡・大将軍神社・作り道・律院

2016-12-06 16:07:40 | 滋賀
2016年12月5日、西教寺、日吉大社にお参りし、大津市坂本を散策しました。
大津市坂本は重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
「比叡山延暦寺・日吉大社の門前町として栄えるとともに、山上で修行していた僧侶の隠居所である里坊が集中したところです。里坊は道路に面して門を構え、穴太衆積みの石垣と塀もしくは生垣をめぐらし、奥に堂や本堂等の建物を置き、清涼な小河川や水路とともに優れた歴史的風致を伝えています。」
求法寺走井堂(滋賀県指定有形文化財)
『当堂はもと第四世天台座主安恵和尚(801~864)の里坊として創建された。のち比叡山中興の祖である第十八世座主慈恵大師良源大僧正(912~985)が、若き12才の頃、比叡山への入山修行の決意を固められた浄域であるところから「求法寺」と名づけられた。また古来より波止土濃(橋殿)又は走井の地名に因んで本堂を「走井堂」と称している。本尊はご自作と伝える元三大師尊像(秘伝)であり、観音菩薩の化身として霊験は誠にあらたかである。この建物は、元亀2年(1571)に焼失の後、正徳4年(1714)に上棟されたものである。平面は、元三大師を祀る正堂(内陣)前面に、参詣のの場である礼堂(外陣)が接続し凸型になっている。正堂は間口三間、奥行き三間で、中央部の三間×一間を内陣に取り込み、屋根は入母屋造、正面に軒唐破風を付け、全体を柿葺とする。』











子育て地蔵、早尾地蔵尊(六角地蔵堂)
『本尊は比叡山の開祖伝教大師最澄上人ご自作の石地蔵尊と伝え、坂本六地蔵淵源の地でもあります。この地蔵尊は変じて真盛上人(西教寺開山)として現れ、入寂の後に再び地蔵尊に復されたという霊験あらたかな尊像であり、伝教大師が童子養育に心を注がれながら彫られたので「子育て地蔵」とも呼ばれています。』



比叡山鉄道ケーブル坂本駅舎(登録有形文化財)
「昭和2年頃(1927)建築、木造2階建,スレート葺,建築面積188㎡。琵琶湖側から延暦寺への参詣の便を図るために昭和2年敷設されたケーブルカーの駅舎。入口の庇を支える金属製の持ち送りや縦長の窓に特徴がある。待合室は独特な形状の2本の柱や天井飾りに意匠上の工夫が見られる。簡潔な外観の駅舎として親しまれている。」





日吉東照宮
「天海により元和9年(1623年)に創建された。主祭神は徳川家康公で、日吉大社末社である。寛永11年(1634年)に本殿と拝殿を石の間で連結する権現造の様式で改築されたもので、これは日光東照宮に先立ち、その原型になったとされている。漆塗り・極彩色の彫刻で装飾されている。」
鳥居

参道

唐門(重要文化財)
「江戸前期の寛永11年(1634)建造、四脚平唐門、檜皮葺。」









透弊(重要文化財)
「江戸前期の寛永11年(1634)建造、一周延長五十四間、檜皮葺、潜門二所を含む。」

本殿(重要文化財)
「江戸前期の寛永11年(1634)建造、本殿は、桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、銅板葺。石の間は、桁行三間、梁間一間、一重、両下造、銅板葺。拝殿は、桁行五間、梁間二間、一重、入母屋造、正面千鳥破風付、向拝三間、軒唐破風付、銅板葺。」







境内からの景色

円頓坊山門

権現馬場

恵日院山門



慈眼堂
「慈眼大師南光坊大僧正の廟である。徳川家康・秀忠・家光三代将軍に幕府の顧問として遇され元亀の兵火で全山焼土と化した比叡山の復興に尽力した。寛永20年家光の命により建立された。慶安元年大師号の宣下をうける。」















根本伝教大師



滋賀院門跡
「比叡山延暦寺の本坊(総里坊)である。この寺は、元和元年(1615)天台宗の僧天海が、後陽成天皇から京都法勝寺を下賜されてこの地に建立した寺である。滋賀院の名は1655年(明暦元年)後水尾天皇から下賜されたものである。滋賀院御殿と呼ばれた長大な建物は1878年(明治11年)火災により焼失し、比叡山無動寺谷法曼院の建物3棟が移されて再建された。」

唐門

通用門

庫裏















大富駒鈴神社





















白髭大明神



実蔵坊山門

寿量院



日吉馬場

大将軍神社
「創祀年代不詳であるが、日吉大社境外百八社の一社である。天台宗開祖の伝教大師の産土神であり、坂本中の総社である。」
スジダイ(滋賀県指定自然記念物)
「幹回り5m、樹高14m、樹齢(推定)300年以上。スジダイとしては県下有数の巨木である。」









生源寺
「奈良時代後期、最澄(767-822)によって開山されたと伝えられる。」
山門

鐘楼

本堂











作り道















鐘軌さん

別当大師堂





律院
「本尊、釈迦如来をお祀りしている。
山門



庫裏







境内案内図



本堂











祖師堂

護摩堂

























鐘楼

大政所



止観院



お疲れ様でした。次は近江神宮にお参りします。
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日吉大社(大津市)

2016-12-06 00:01:43 | 滋賀
2016年12月5日、お参りしました。大津市坂本周辺の観光です。西教寺をお参りし、続いて、日吉大社です。入苑協力金300円です。
滋賀県大津市坂本5-1-1
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パンフレットより「比叡山の麓に鎮座する当大社は、およそ2100年前の崇神天皇7年に創祀された、全国3800余の分霊社(日吉、日枝、山王神社)の総本宮です。東本宮のご祭神である大山咋神は日本最古の書物である古事記にもその御神名が記されている比叡山の山の神様です。また、西本宮のご祭神である大己貴神は、天智天皇の御代に奈良から大津への遷都が行われた際に奈良の三輪山より御神霊をお迎えし、国家鎮護の神として祀られました。平安京遷都の折には、この地が都の表鬼門(北東)にあたることから、都の魔除・災難除を祈る社として、また伝教大師が比叡山に延暦寺を開かれてより天台宗の護法神として多くの方より崇敬を受け、今日に至っています。境内には魔除けの象徴として、神猿(まさる)と呼ばれる猿が祀られ、「魔が去る、何よりも勝る」に因んで大切にされてきました。中世には織田信長公の焼き打ちによって、以前の建造物等全て灰燼に帰しましたが、その後の復興によって今日の姿となっています。また、境内には約3000本のもみじがあり、関西屈指の紅葉の名所として多くの参拝者で賑います。」
境内案内図

鳥居

二宮橋(重要文化財)
「桃山時代(1573-1614)建造、石造桁橋、橋脚 四基、高欄付。」





大宮橋(重要文化財)
「桃山時代(1573-1614)建造、石造桁橋、橋脚 四基、高欄付。」



走井橋(重要文化財)
「桃山時代(1573-1614)建造、石造桁橋、橋脚 ニ基。」





参道



猿塚



山王鳥居
『神仏習合の信仰を表わす独特の形。「合掌鳥居」とも呼ばれています。』





子安・子立社と惣社

参道

神馬と神猿





社務所

神札授与所

西本宮楼門(重要文化財)
「桃山時代の天正14年(1586)建造、三間一戸楼門、入母屋造、檜皮葺。」樹木伐採作業のため、立ち入り禁止でした。

西本宮拝殿(重要文化財)
「桃山時代の天正14年(1586)建造、桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、妻入、檜皮葺。」樹木伐採作業のため、立ち入り禁止でした。

西本宮本殿(国宝)
「桃山時代の天正14年(1586)建造、桁行五間、梁間三間、日吉造、檜皮葺。」樹木伐採作業のため、立ち入り禁止でした。

摂社宇佐宮拝殿(重要文化財)
「桃山時代の慶長3年(1598)建造、桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、妻入、檜皮葺。」樹木伐採作業のため、立ち入り禁止でした。







摂社白山姫神社拝殿(重要文化財)
「桃山時代の慶長6年(1601)建造、桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、妻入、檜皮葺。」



摂社白山姫神社本殿(重要文化財)
「桃山時代の慶長3年(1598)建造、三間社流造、檜皮葺。」







剱宮社と小白山社

八坂社と北野社

救済地蔵





忍耐地蔵

恵毘須社

東本宮に進みます。





三宮

牛尾宮

東本宮楼門(重要文化財)
「桃山時代の天正~文禄2年(1573-1593)建造、三間一戸楼門、入母屋造、檜皮葺。」













摂社樹下神社拝殿(重要文化財)
「桃山時代の文禄4年(1595)建造、桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、妻入、檜皮葺。」



摂社樹下神社本殿(重要文化財)
「桃山時代の文禄4年(1595)建造、三間社流造、檜皮葺。」



内御子社

日吉雄梛

東本宮拝殿(重要文化財)
「桃山時代の文禄5年(1596)建造、桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、妻入、檜皮葺。」



東本宮本殿(国宝)
「桃山時代の文禄4年(1595)建造、桁行五間、梁間三間、日吉造、檜皮葺。」













竈殿社









新物忌神社

早尾神社



稲荷社

多羅葉



厳滝社



猿岩

氏神神社

氏永社

八柱社

走井祓殿社
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