庭物語

庭に咲くハーブや草花の様子を綴ります。
管理者はミントです。

「藍の手」プロジェクト

2013年08月06日 | 手作り
やっと梅雨が明けたと喜んだのもつかの間、きのうもきょうも雲が低く垂れ込めて今にも雨が降りそうな空模様。
湿度も高く蒸し暑い日になっています。
2日とも午後遅くには雨が降り出し、きょうは雷の兆候も・・・。
気温は27度まで。

さて、なぜ空模様の愚痴が多いのか・・・

それは文字地区の千葉さん宅の藍の乾燥作業の最盛期だからなんです。
例年なら刈り取りと乾燥の時期の今頃はカラッと晴れてムシロに広げた藍の葉がたちまちカリカリに乾いてしまうところですが今年はなかなか乾燥が思うように行かないみたいです。

「藍の手」プロジェクトのメンバー宛に連絡が入り8月2日から藍の刈り取りが始まったようです。
私は都合がつかなくて昨日5日にお手伝いに参加してきました。

刈り取りは人手が多かったので初日で終了したそうです。
その後の作業は刈り取った藍の茎から葉をこき落とすことで、たまった分ずつシートに広げておきます。


水分が飛んでちょっとしんなりするように。




男性陣も黙々と手を動かします。

やはり人数が多いと早く進みますね、午前中で葉を落とす作業が終わりました(週末もお手伝いされていた方々があったそうです)。



午後からはあちこちに広げたムシロの上で各自藍の葉を揉む仕事です。
新しいムシロが用意され、その網目に藍の葉を斜めに押し付けるようにして揉んでいきます。
次第に撚りがかかって細くなっていくのがわかります。

同時に敗れた表面から酸化が始まって緑だった葉が藍色に変わっていく様子を確かめながら作業しました。

ずっとうつむいての作業なので背中や腰がだんだん痛くなってきます。
こういう仕事を毎年何十年も千葉家とお手伝いの方々は続けてこられたんだなあと藍染めの昔を思いました。


どんよりして薄暗かったので色合いがわかりづらいかもしれませんね。
直接見るとすっかり藍色になっています。


藍揉みをした証しに、と素手で作業した方は手指がすっかり染まりました
当分この色は落ちないかも・・・^^;


揉み終わった藍の葉を広げるまつ江さん

きっときょうも庭中に広げて乾かしていたのでしょうが雨という邪魔が入ってしまいました。
明日からはお天気が回復しそうなので何とかパリッと乾いてほしいですね。


スタンダードのように仕立てられたノウゼンカズラがかわいかったです。

しばらくして刈り取った株元から伸びた茎葉を2番刈りする作業もあるのでまた事務局からの連絡待ちです。
コメント (2)
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