2006.9.17(日) 曇り
7:00 起床
9:00 風と石ころ発~田沢湖一周~郷土資料館
15:30 風と石ころ着
夕べは雨が降ったようだが朝にあかってあかるい朝を迎えた、完全に雨の予報なので大事をとって延泊しているのになんてこったい。田沢湖もまだ行ってないし、温泉もゆっくり入りたいし、ブログも3日分溜まってるしまあいいか。
鶴の湯に行くという同宿のI君を見送って田沢湖に向かう。今日は田沢湖マラソンなのだ。スタート地点はサロメチールのにおいがたちこめ、緊張した選手でごったがえしている。いつかこんな場面にいたなあとなつかしく思い出す。マラソン中に無くなったK先輩
の姿がそこにあるようで、妙に哀しい。
スタート前の緊張感、右は河童淵のランナー達
駒ヶ岳とランナー
田沢湖一周道路は20Kmあり、今日は規制のため車は走っていない。またしても独り占めだ。両側に杉と広葉樹が交互に現れ、隙間から湖面が見える。さわやかな朝の空気の中を最高のサイクリングだ。河童淵といったろうか、自転車道の終わったところで10Km,20Kmのランナーの集団がやってきて、しばし見物する。マラソンはやるもので見るものではない。面白くも何ともない。みるとそこには県天然記念物の大松や蚕魚墳(さんぎょふん)という慰霊の墳がある。写真を撮って暇をつぶす。ランナーが少なくなった頃を見計らって出発。潟尻という所に辰子像というのがあり、いかなるものか見てみたいのだが、警官が居て道路を渡れない。しばしゆくとフルマラソンの先頭がやってきた、上位ランナーはえらい剣幕で走っている。一番苦しい距離なのだろう。
御座石神社というのがある。名の通り大きな平らな石というより岩が湖岸に広がり、そこに大鳥居が立っている。この神社は開運厄除、勝利成功など月並みの御神得の他に美貌成就というのがあり、ご心配の方はお参りされたらと思う。
秋と云えば 波打越しぬ 御座の石 露月 山人
折からの風で波立っており、句の通りの景色である。
出発点に帰ってくると、10Km,20Kmの選手がゴールしており、皆完走証などを大事そうに持ち三々五々帰ってくる。走っているときの悲壮感は消え、満足そうだ。
郷土資料館というのがありさっそく訪ねてみる。無料で助かったが、特段のものはなく残念である。天然記念物の玉川温泉(明日行く予定)の北投石が唯一興味をひいた。現在は持ち出し厳禁なので過去に持ち出されたものだろう。
その後は一昨日行った水沢温泉につかり宿に帰る。
走行40Km 累計 2、119Km 費用1,250円