晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

上林土喰庵(6) 春の息吹 1/8

2014-01-08 | 食・レシピ

2014.1.8(水)雨 上林土喰庵(5)は2013.12.17

 昨日は春を思わせる好天で、おおい町にリフレッシュに出かけたのだが、日差しも暖かく、あたかも春がやってきたのかと思ってしまう。もちろんそんなはずも無く、考えてみれば本格的な降雪もまだ一度きりで冬はこれからが本番なのだ。北国ならずとも春が恋しいのはいずこも同じことなのだろう。
 先日ふきのとうが出ていると書いたが、三つばかし採ってきて鍋に入れた。
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 春の香りとはこれに勝るものは無く、柔らかな苦みがたまらない。
 ふきのとうはてんぷらが有名だが、ふき味噌が一番だ。例年はかみさんが作っているが今年はチャレンジしてみようと思っている。熱いご飯にちょこっとのせて食べるのが美味いがお茶づけもいい。
 それにしてもふきのとうは早くできるところ、沢山できるところとそうでないところの差が激しい。大きさだってそうだ、小さいものはやっぱりいただけない。
 昨年コシアブラの群生地を見つけたので、今年は幾人かで採りに行っててんぷらパーティができたらなと思っている。
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コシアブラの尾根、背の高いのが難点。
 8世紀の渤海使(ぼっかいし)のことを本で読んでいたら、日本から持ち帰った品物の中に金漆(きんしつ、ごんせつ、こんしつ)一缶というのがあり、これが実にコシアブラなのだ。コシアブラの実から搾り取った樹脂液だそうだが、木製品の堅牢性を保つ保護材のようなものらしい。ピッケルの柄などに亜麻仁油を塗っていたようなものだろう。金の漆と書くぐらいだから貴重なものと思われる。コシアブラという妙な名前の由来もこういうところにあるようだ。山菜の王様といわれるコシアブラ、季節が楽しみである。
 もちろんタラの芽もワサビもタケノコもコゴミも冬の間から楽しみにしている。
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昨年4月13日のコゴミの様子、ちょっとまだ小さい。
【今日のじょん】打って変わって雨の一日、散歩も大変なのだ。
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日置のこと(67) 国府と日置-3 1/7

2014-01-08 | 上林地名考

2014.1.7(火)晴れ

 上林や夜久野の日置が国府と無関係であることははっきりしているし、郡衙近隣とか政策上重要な位置とも思えない。高浜町の日置だってそうだ、不明としながらも一応国府の在っただろうとされている小浜市の国府まで23Kmほど離れている。国衙や国分寺の建設に携わったとは考えられない。
 それではこれらの日置は何をしていたのだろうということが問題になるが、少なくとも国府や国分寺などに無関係の職掌があることは間違いないだろう。
 ただ国府や国分寺の建設に伴う測量や設計施工に関与したとすれば、日本中の国府、国分寺の近隣に日置が存在してしかるべきである。たまたま丹波、丹後、但馬国府の近くに存在したからといって決め付けられるものでは無い。
 「別所のこと」で、国府や国分寺の建設に伴う金属関連の調達、加工所としての別所を調べるべく、全国の国府近隣を調査中である。これと併せて日置についても調べてみたいと考えている。順次発表して最終的には一覧にしようと思うのだが、さすれば国府と日置(日置部、日置氏)の関係が少しは見えてくるものと思っている。
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いつも気持ちのいい芝生広場

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