晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

雨読 部民制 1/23

2014-01-24 | 雨読

2014.1.23(木)曇り

 難読というのは、内容が難しいという意味と内容は難しくないのだけれど読者に理解されないという意味があるのではないだろうか。本書は私にとってどちらもあり、本書を読了するのに一年近くかかっている。毎日読んでかかっているのではなく、大義なので途中中断しては読み進めてきたからだ。
  「研究史 部民制」武光 誠著 吉川弘文館昭和60年4月第2刷発行 古書
P1020210  

吉川弘文館は言わずと知れた、歴史専門の硬派の出版社である。研究史はシリーズになっており、他にも「邪馬台国」「壬申の乱」「大化改新」など様々な歴史事象に関して、その研究の概要をまとめておられる。
 「研究史の発行にあたって」という出版社の後書きに下記の文が載っている。
 
これら日本史の問題点に関する研究史を知ることは、個々の歴史事象をもっとも着実に理解する道であるだけでなく、さらに日本史学そのものの進歩を知ることでもあります
 
 我々門外漢はある特定の学者の説を読むとすっかりその説の虜になってしまい、次に他の説を読むとこれまたその説の虜になり、次々読む度に混迷の泥沼に はまり込むのである。それならば最初からすべての学説の概要をつかみ、自分自身でこれだといったものを取り上げるのがもっとも合理的な方法だと思うのだ。上記の文はそのような意味合いがあるのかなと思っているが、そのためには基本的な知識やポリシーがなければ出来ないと思い知らされた。生半可な態度でこの研究史を読んだところで、やはり混迷に陥るばかりなのである。つづく

【作業日誌 1/23】
サイクルスポット看板作製

【今日のじょん】雪が降ると当座は獣はやってこない。それでも夜な夜なじょんは吠えているのでその都度起きたりしているのだが、何者も見当たらない。朝一にじょんの後をついて行くのだが、たどる足跡はじょんのものばかりだ。一点を嗅ぎながら掘り始めたが、出てくるのは木くずばかりだ。草を探しているのだろうか。P1020203



【付録 ぎっくり腰情報】
10時で丸3日、予想通り3日でなんとか動けるようになるものだ。ただ朝の状態では靴下やズボンをはくのが辛い。しゃがんでも起き上がるときに支えがいる。これが午後になると問題なくなる。それでも薪や灯油缶など思いものは身体に密着させて運ばないと危険。夜は温泉に入り温める。

コメント
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