2006.10.12(木) 晴れ後曇り 午前12度
6:30 起床
8:35 小樽ヴィラマウンテングYH発~R5~
16:50 札幌ハウスYH着
夕べからの雨もすっかり上がり、晴れた小樽を初めて見る。このYHは高台にあり小樽市街の景観は最高である。それにしても目の前にある坂は強烈である。雪が降ったときはどうなるのか不安を憶えずにはいられない。
左:車庫から坂を見る、どうだこの傾斜
右:さよなら小樽
朝の通勤時間帯に札幌に向かう。小樽の街路樹はナナカマドがほとんどで赤い実は今が盛りである。小樽から札幌市は市街が続いているので走行の楽しみはない。再度だじゃれシリーズで退屈を紛らわそう。
「えらいこの街ようお金おったる(小樽)ねえ」
「そやねん、あっさり(朝里)しすぎて、財布使わんと銭函(銭函)入れてんねん」
「お金は丁寧(手稲)に財布にはさま(発寒)んことに(琴似)はどないなっても知らん し(白石)」
「なんぼ(苗穂)お金持ちでも落としたらさっぱり(札幌)わややろ」
宿に到着後は荷物を置いて、電車で森林公園の開拓記念館に行く。道立の大きな公園で他に開拓の村、百年記念塔などの施設がある。あまりにも大規模な公園で案内所にも大勢の人がいて、駐車場や取り付け道路にも監視の職員が居る、失対事業かなと思うのは考え過ぎか。記念館は北海道の考古からの歴史、自然、民俗あらゆるジャンルを網羅している博物館でアイヌの人権問題、囚人労働やたこ部屋の歴史などもしっかりとらえており、納得ゆくまで見るためには半日は必要である。特別展示ではサハリンの朝鮮人の写真展をやっている。徴用や強制労働でサハリンに移住させられそのまま現在まで居住している朝鮮人の写真展である。私など2時間では見る時間が足りなくて、閉館時間に追い出されてしまった。
凄く立派な博物館
YHは札幌駅のすぐ近くにあり観光にもビジネスにも最高の位置である。部屋も満室でさすがに国際観光都市である。今回部屋運が悪く、愛想のないバックパッカー風の若者と礼儀知らずのライダー二人、ビジネスに使っていると思われる男性と同宿する。誰一人コミュニケーションがとれない。風呂で一緒になった男性はフランス人で二人ともたどたどしい英語で(彼は私よりずっとましである)お話ししているのに、日本語のしゃべれる日本人がなぜ話せないのか。宿は旅の目的ではないけれど、大きなウェイトを占めていることは事実、この一晩で札幌が嫌になってしまった。連泊の予定を取りやめ、明日北海道を後にすることにする。YHの職員さんは本当に良くしていただいたのだが、残念である。
走行 40Km 累計 3,115Km 費用12,690円
★小樽ヴィラマウンテングYH 5,040円 天狗山スキー場のすぐ下にあり、ス キーには最適、食堂から小樽の夜景も絶景。ランドリー、インターネットなどの設備も ばっちりで小樽観光にはもってこいのYH。