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プリペイドでネット決済 クレジットにない利点あり

2013年12月01日 08時00分26秒 | お役立ち情報
 インターネットの決済に使えるプリペイド(先払い)カードが存在感を増している。コンビニエンスストアなどで手軽に購入でき、通販やゲーム、音楽配信など幅広いサービスで使える。その仕組みや注意点を知ったうえで賢く利用したい。

セブンイレブンではプリペイドカードの品ぞろえを強化している(東京都千代田区)
 東京都千代田区にあるセブンイレブンの店舗。本棚の隣には約70種類のプリペイドカードが専用棚にずらりと並ぶ。5月から店舗に応じて販売スペースを拡大しており「売り上げも順調に伸びている」(セブン&アイ・ホールディングス広報)という。

 プリペイドカードと一口に言っても、カードの形態で大きく3つの種類に分けられる。スイカや楽天エディなどはカードのICチップに情報がある「IC型」、クオカードは磁気で情報を書き込む「磁気型」と呼ばれる。コンビニで販売が増えているのは価値をインターネット上のサーバーで管理する「サーバー型」と呼ばれるタイプだ。

■発行額伸びる

 日本資金決済業協会(東京・千代田)の調査によると、2012年度のプリペイドカード(紙の商品券は除く)発行額は前の年度に比べ7%増の約19兆円。中でも増えているのがサーバー型で発行額は約6兆7千億円と11%増えた。ネット決済で主に利用され、ゲームや通信販売の利用者拡大が追い風となっている。

 サーバー型のカードはカードそのものに価値はなく、裏面などに印字された十数ケタの英数字(コード)が価値を持つ。コードはいわば「口座番号」で、カードの発行会社が管理するサーバーにコードごとに一定の金額が用意されている。販売店でカードをレジに通すとその口座から支払いができるようになる。

 ネット通販などの支払いでは、画面でプリペイドカードを選び、コードを入力する。残高以内の支払いなら決済が完了し、その分残高が減る。お金が足りない場合は別のカードで不足分を補える。カード残高は専用のサイトで確認できる。

 プリペイドカードを使うメリットとして多くの関係者が挙げるのが、お金の使いすぎを防げること。「e―さいふ」を運営する三菱UFJニコスによると「クレジットカードを持っていても購入する人が多い」という。

 ネット通販やゲームでは一度クレジットカードを登録すると、クリック1つで簡単に決済ができてしまう。便利な機能だが、その分、請求書の金額が思った以上になりやすい。あらかじめ予算を決めてプリペイドカードを買えば、その心配はなくなる。

 実際にセブンイレブンでプリペイドカードの販売が伸びるのは月末から月初という。支出を管理するために、「月1万円」など一定額を定期的に購入している人が多いとみられる。使いすぎを防ぐ観点から「子供にゲーム用として与える親も多い」(ウェブマネー)。

 プリペイドカードはウェブサイトでクレジットカード情報を入力するのに抵抗を感じる人にも使いやすい。匿名で購入でき、残高がなくなれば、お金が引き出される心配はない。利用明細が送られてこないので「家族に内緒の買い物に使う人もいる」(ライフカード)という。

 サーバー型のカードは、1000円から1万円を超えるものまで様々あり、使い方の自由度が高い。購入する際は、自分の使うサービスと予算を考えて、最も便利なものを選ぶとよい。
 例えばアマゾンやアップルのカードは目的が分かりやすいが、それぞれのサービスでしか使えない。一方、ウェブマネーやビットキャッシュは音楽配信、電子書籍、通販など千を超すサイトに対応する。複数のサービスを使い分ける人には便利だろう。

■期限の確認を

 三菱UFJニコスの「e―さいふ」やライフカードの「Vプリカ」は国内外のビザブランド加盟店で広く使えるのが強み。専用サイトでカードに記載されたコードを入力すると、画面に仮想のクレジットカードが現れる。画面のカードの番号やセキュリティーコードを使い、クレジットカードと同様に使う。

 ただ、このタイプはコンビニで購入すると数百円の手数料が上乗せされる。バニラビザオンラインは額面2万円のカードの価格は2万890円。たくさん使う場合は手数料が安いクレジットカードで購入するなど、工夫したほうが良いだろう。

 特に注意すべきなのは、使用期限が設定されているカードもあること。カードによっては購入から半年で先払いした金額が無効になる。初めは確実に使い切る金額に分けて購入するのが無難だろう。贈り物として受け取ったら、早めにサイトに接続して、期限を確認しよう。(長岡良幸)


[日本経済新聞夕刊2013年11月26日付]
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