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毎日コーヒー、肝機能改善 ドリップのみ 大阪市立大が研究

2013年12月12日 07時38分37秒 | お役立ち情報
 肝炎や肝硬変といったC型慢性肝疾患の患者で毎日1杯以上のドリップコーヒーを飲む人は肝臓の機能が改善するとの研究結果を大阪市立大のチームがまとめ、11日付の米オンライン科学誌プロスワンに発表した。

 大阪市立大病院を受診した20~80代の患者376人で、肝細胞が壊れると上昇するアラニン・アミノトランスフェラーゼ(ALT)という酵素量の変化と、コーヒーを飲む頻度の関係を調べた。

 ドリップコーヒーを1杯以上飲んでいた人は飲んでいない人に比べ、1年後のALT値が正常値を維持していたり低下したりした人が多かった。量を飲めば飲むほど、効果が上がっていた。

 理由は不明だが、缶コーヒーやインスタントコーヒー、カフェインが入っていないコーヒーを飲んでいた人では効果があまりなかった。

 研究チームの佐々木八千代准教授(老年看護学)は「肝炎は10~20年で肝硬変に移行するとされており、さらに長期的な調査をしたい」と話した。これまでに、同じチームの大藤さとこ講師(公衆衛生学)がコーヒーに肝がんの発生を抑える効果があるとの研究成果を発表していた。〔共同〕