西アフリカで、致死率の高いエボラ出血熱の感染が史上最悪の規模となっている。
世界保健機関(WHO)によると、6日までのギニア、リベリア、シエラレオネの3か国で確認された感染者は、疑い例も含めて844人。うち518人が死亡した。
感染は、今年2月にギニアで始まったとみられる。過去の事例では過疎地での感染が多かったが、今回は、現時点で3か国60か所以上で患者が確認されており、患者の隔離による封じ込めは難しくなっている。
西アフリカでは、葬儀で遺体を洗う風習があり、患者の家族がウイルスに接する機会が多いことも、感染拡大の原因になっているという。現地で治療にあたる国際NGO「国境なき医師団」は6月下旬、「制御不能なレベルにある」と警告した。
米疾病対策センター(CDC)によると、これまでに最も多くの死者が出たのは、分かっている限りで280人。ウイルスの存在が初めて確認された1976年に、ザイール(現コンゴ民主共和国)で起きた事例だった。
世界保健機関(WHO)によると、6日までのギニア、リベリア、シエラレオネの3か国で確認された感染者は、疑い例も含めて844人。うち518人が死亡した。
感染は、今年2月にギニアで始まったとみられる。過去の事例では過疎地での感染が多かったが、今回は、現時点で3か国60か所以上で患者が確認されており、患者の隔離による封じ込めは難しくなっている。
西アフリカでは、葬儀で遺体を洗う風習があり、患者の家族がウイルスに接する機会が多いことも、感染拡大の原因になっているという。現地で治療にあたる国際NGO「国境なき医師団」は6月下旬、「制御不能なレベルにある」と警告した。
米疾病対策センター(CDC)によると、これまでに最も多くの死者が出たのは、分かっている限りで280人。ウイルスの存在が初めて確認された1976年に、ザイール(現コンゴ民主共和国)で起きた事例だった。