20日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅ながら3日続伸し、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=78円40~50銭で終えた。欧州の債務問題への警戒感が再燃し、ユーロが対ドルや対円で大幅に下落した。ユーロに対する買い圧力が相対的に強かった円が対ドルでも上昇した。
スペインのバレンシア地方政府が中央政府に財政支援を求めるとの欧米メディアの報道をきっかけに、スペインの10年物国債利回りが急上昇(価格は急落)した。安定して資金調達ができない水準とされる7%を上回り、単一通貨ユーロ導入後の最高を更新した。
欧州中央銀行(ECB)がギリシャ国債などを当面は資金供給の担保として受け入れないと発表したこともユーロ売りに拍車をかけ、円の対ドル相場を押し上げた。
円とドルを直接取引する材料が乏しかったため、円の対ドルでの値動きは小幅だった。この日の円の高値は78円46銭、安値は78円62銭だった。
円は対ユーロで大幅に3日続伸した。前日比1円5銭円高・ユーロ安の1ユーロ=95円40~50銭で終えた。一時、95円35銭と、2000年11月以来、約11年半ぶりの円高・ユーロ安水準を付けた。世界的に株安が進み、運用リスクを回避する姿勢を強めた投資家が相対的に値動きが安定している円を買う動きを強めた。
ユーロは対ドルで大幅に3日続落した。前日終値の1ユーロ=1.22ドル台後半から1.21ドル台半ばに水準を切り下げた。欧州情勢への警戒感からユーロ売りが膨らみ、一時は1.2144と10年6月14日以来、約2年1カ月ぶりの安値を付けた。高値は1.2204ドルだった。
スペインのバレンシア地方政府が中央政府に財政支援を求めるとの欧米メディアの報道をきっかけに、スペインの10年物国債利回りが急上昇(価格は急落)した。安定して資金調達ができない水準とされる7%を上回り、単一通貨ユーロ導入後の最高を更新した。
欧州中央銀行(ECB)がギリシャ国債などを当面は資金供給の担保として受け入れないと発表したこともユーロ売りに拍車をかけ、円の対ドル相場を押し上げた。
円とドルを直接取引する材料が乏しかったため、円の対ドルでの値動きは小幅だった。この日の円の高値は78円46銭、安値は78円62銭だった。
円は対ユーロで大幅に3日続伸した。前日比1円5銭円高・ユーロ安の1ユーロ=95円40~50銭で終えた。一時、95円35銭と、2000年11月以来、約11年半ぶりの円高・ユーロ安水準を付けた。世界的に株安が進み、運用リスクを回避する姿勢を強めた投資家が相対的に値動きが安定している円を買う動きを強めた。
ユーロは対ドルで大幅に3日続落した。前日終値の1ユーロ=1.22ドル台後半から1.21ドル台半ばに水準を切り下げた。欧州情勢への警戒感からユーロ売りが膨らみ、一時は1.2144と10年6月14日以来、約2年1カ月ぶりの安値を付けた。高値は1.2204ドルだった。