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前箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

「図書館の活性化構想」に箕面市図書館協議会で反対・異論が続出 4月中の再協議は困難

2014年04月21日 14時30分00秒 | 地方政治
4月21日(月) 
 3月の箕面市図書館協議会の様子を、協議会傍聴者から、お聞きすることができましたのでまとめてみました。

「図書館の活性化構想」に箕面市図書館協議会で反対・異論が続出 4月中の再協議は困難

 3月27日 箕面市図書館協議会が行われ、「図書館の活性化構想」が協議されました。8人の委員のうち1人を除く7人の委員が、市の提案の「活性化構想」への反対や異論の意見が述続出しました。

 「図書館の活性化構想」は、「中央図書館フロアーを中央で高い書架で区切り、親子スペースででは、子どもが遊びまわったり、おやつも食べられるようにし、一般スペースにもカフェをつくって飲み物を飲みながら利用できるようにする。使いやすい図書館にする。」というもの。国から5千万円、市費1千万円の6千万円が当初予算に計上され、3月26日の市議会で多数で議決しました。日本共産党は、協議会にも諮らず、関係者の理解のないものと反対の意見をのべました。

 27日、協議会では、1委員から「建築設計を早くしないと今年度執行が遅れてしまう。国から予算がもらえなくなる」との意見も出ましたが、「親子スペースで食べ物も食べられるようにするのが子育て支援になるのか」「中央図書館で行われる事は、他の公立図書館にも波及することではないか」「予算だけ先に議会で議決し、決めてきて協議会にも事前に諮られない。これはいかがなものか」「内部で予算ありき、議決する前にここで意見をきくべき」など意見が続出。4月末までにもう一度、協議会を開いて協議をつづけることになりました。しかし、4月21日現在で、次回の協議会の日程は決まっていないようです。

 傍聴者や関係者は、「早急な決め方でよいのか?国から予算が付き、議会で多数で議決したからと言って手続きが違う、学校図書館も豊中市と比べても低下してきている。館長も専門職ではない。市の「図書館改革」で図書館職員も減らされ、任期付き職員は継続雇用が難しくなってきているようだ。6千万円もこんな活性化にお金があるなら、被災地を含め必要なところへ活用してほしい。」など話しています。

 その後22日、中央図書館館長に問い合わせると、「協議会開催は4月中には困難になった。3月の協議会での出た意見をもとに細かい提案内容について検討している」と答えました。