日本共産党箕面市会議員 名手ひろきのブログ

日本共産党箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

市内の道路網の見直し、「エリア2」は、住民の多数意思に従い撤回・取り下げを!

2020年06月27日 00時50分00秒 | 市議会
6月27日(土)
 箕面市では、北大阪急行延伸にともない、市内の道路網を見直すために、都市計道路網案の再検討が、提案され、パブリックコメントを今年3月9日から行われましたが、コロナウイルス感染症の拡大で、6月30日まで再延期されてきました。
 特に「エリア2、箕面5丁目から坊島3丁目」については、市民の反対意見が多数出され、いったん「検討を中断し、さらに延期してパブリックコメントを行う」としてきました。
 箕面市HPより https://www.city.minoh.lg.jp/machi/douromouminaoshi/pubkome.html
 24日の市議会本会議では、この問題について、一般質問をおこないました。内容と答弁を順次お伝えします。


2、都市計画道路網案の再検討について 質問します。
 日本共産党は、都市計画審議会委員の神田議員が、現在、進められている、「都市計画道路網案の見直し」について審議会で、何度も質問し、意見を述べてきました。
 私も、2月、市議会に、特に「エリア2」、箕面5丁目から坊島3丁目に至る都市計画道路(箕面池田線から萱野東西線間)の測量設計予算が計上され、その計画路線の沿道の方々に計画を説明し、ご意見をお聞きしてきました。その多くは、「自分の家の上に、または、家の前に幅16m道路の計画が!?」との驚きの声でした。
 また、緊急事態宣言が解除されたのちには、田村橋通り線や瀬川新稲線の可能な限りの沿道の方々に計画のパブリックコメント実施の中味を説明し、ご意見をお聞きしてきました。こちらは、「全く知らなかった」との声もある一方、「昔から計画があるのは知っているが、いつの事になるのか」、「まだ計画が生きているのか?」と冷ややかな声が多数でした。
 
 都市計画道路網の見直しでの箕面池田線から萱野東西線に至る道路について、すでに2018年11月に行われた、一回目のパブコメに、『この路線は過去に住民の反対運動が起こり、建設を断念させたと地域住民から聞いたことがあります。地域の利便性にそれほど寄与せず、通り抜けの車が大幅に増加することについての住民への説得材料は何なのでしょうか』とい意見が出されていました。実際にこの路線が、一番住宅が建てられているところで、他の新たに計画されている路線とは様相が大きく違うのです。
 日本共産党は、今年の2月18日の都市計画審議会でも神田議員が「その路線で、反対の声が地元住民の皆さん、権利者の皆さんで強ければ、時間をかけてご説明をする、納得いただくことが前提になると思うが、来年度の(つまり今年の)冬頃、都市計画審議会へ付議し、決定となっていますが、この路線だけを遅らせる考えがあるのかどうか、住民合意をどう得ていくのかが肝心だ。」と質問しています。
 それに対して、「お示しした4路線で、(エリア2は)」一番住宅地の中を通るという路線には違いない。家が多い、対象者は多いが、・・・事務方としては地権者なり、住んでおられる方の顔というのはあるんだなと思いつつ・・・上位計画等で公共交通を軸としたまちづくりが示されているので、実現に向けて努力していきたい。・・・パブリックコメントでの意見の内容とか多さとかを踏まえながら検討を進めていきたい。あくまで予定ですので、市民等の反応を見ながら今後、考えていきたい。」との答弁がなされています。

まず1点目に
①将来の交通量について 質問します。
 沿道住民さんへ計画を説明すると、「道路はどこを通り、計画が進めば、いつ交渉になり、なぜ道路が必要なのか」と問われます。市のHPや説明図には、どこを通るか概略は示され、「交通渋滞の緩和」が理由であることが分かってきますが、都市計画道路網の見直しのパブリックコメントの説明では、「今回のパブリックコメントは、将来的にどこに道路を整備していくのかを市の都市計画に位置づける前の段階で意見を募集しているもので、都市計画の位置づけにより工事を始めるものではなく、現在、工事の予定はございません(工事着手までに20から30年程度かかることが一般的です)。」としています。
 ところが、建設水道委員会、増田議員の質疑でも交通量については、10年先までしか示さず、工事着手、完了はもっと先なのに、その時点での交通量はしめされていません。50年60年かかってもできない、そうなれば人口減少、車社会にも大きな変化がおこることが予想されます。工事着手が20年30年先なら、せめて20年30年40年先の交通量まで、予想したものがあるべきではないでしょうか?
 

 答弁;2005年度道路交通センサスのデーターを基に国が作成した2030年将来交通量を大阪府が補正して算出した交通量の予測結果を用いており、その先の予測結果は提供されていない。

 「その先の予想結果は、提供されていない」、2030年後、以後の交通量の予想はない、つまり「工事着工はおろか、建設完了後の交通量予想はない」ということになります。次に