日本共産党 前箕面市会議員 名手ひろきのブログ

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前箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

府ガイドラインでは、CSWとCOW役割違いは、明らか。自主性の名でCSWを配置しなくてよいではない

2023年01月02日 22時33分32秒 | 日記

1月2日(月)

再質問;
 「CSW機能の充実強化」はいいますが、府の交付金活用してのCSWは配置しないと言うことでしょうか?CSWの府の交付金の財源が安定しないからでしょうか?
 介護保険の地域支援事業交付金等の特定財源の介護保険財源と、CSWの府の交付金の両方の財源の活用はできないのでしょうか?豊中市ではそのような 活用でCSWとCOWが連携する仕組みができています。
 府ガイドラインでは市町村社会福祉協議会のコミュニティワーカー(以下「CoW」という。)とCSWは、互いに協力しながら、市町村の地域福祉セーフティネットの構築を図る。なお、CoWとC
SWの役割は、一部重複する部分があるものの、以下のとおり異なっているので、それぞれ別の人物が担当することが望ましい。※ 両者の役割として
CoW:コミュニーワーカーの役割は、
・ 地域福祉活動が組織的・継続的に行われるよう、ボランティアの育成支援や小地域活動の組織化・運営支援など現場における小地域活動のコーディネート等を行う。
・ 個別課題を地域課題として地域福祉計画に反映させるため、主として地域福祉活動計画に基づき支援する役割を担う。です。箕面市の「ササステ」で行おうとされている中味です。
一方
CSW:コミュニテイーソーシャルワーカーの役割は
・ 地域住民からのさまざまな福祉相談に乗り、必要なサービスにつなげるなどの解決に取り組む。
・ 住民からの個別相談を通じ、地域の潜在的なニーズを発見し、その解決を図るため、新たなサービスやシステムを開発するとともに、地域福祉計画の見直し等について提言す
る役割を担う。制度の狭間にある要援護者に対する相談への対応等です。
 とりわけ、CSWには、要援護者が抱える福祉課題をアウトリーチにより発見し、相談に乗り、必要なサービスにつなげることが期待されている。
 また、一時的に療養が必要な要援護者に対し、病院への入院をサポートするとともに、退院した後、地域で安心して暮らせるよう見守りの体制づくりをコーディネートするなど、ケースによっては、必要なサービスに「つなぐ」だけでなく、つないだ後も要援護者を見守り、必要に応じCSWが再度支援を行うという「継続的な支援」にも留意する必要がある。」としています。
 府のガイドラインでは、CSWとCOW役割違いは、明らかです。
 
 豊中市は、18の中学校区に11人のCSWと7人のCOWが配置され、7つの日常生活圏域・包括支援センター圏域に社協が配置した、2人から3人のCSWかCOWのワーカーがいます。COWは介護保険会計から、CSWは一般会計から社協に交付金がだされています。CSWとCOWは互いに連携しています。その中心的役割をはたす、CSWをしっかり位置づけることが、「地域福祉コーディネーター機能の拡充」です。
改めて、箕面市としてCSWとしての府の制度、交付金活用でCSWの位置づけるべきと考えますが答弁を求めます。
答弁;「府交付金活用によるCSW の配置」について、ご答弁いたします。
まず、同一事業費に対し、介護保険の地域支援事業費と府地域福祉・高齢者福祉交付金の併用はできません。
 ご質問の根拠とされている大阪府ガイドラインは、社協コミュニティワーカーとCSW の標準的な役割分担のありかたについて示しているものですが、同ガイドラインでは、「CSW の業務要件等については、市町村の自主性に委ねられている」ことも明記されており、CSW や社協コミュニティワーカーのありかたについては、各市町村の状況に応じ、検討すべきものであると考えます。
 本市では、ささえあいステーション職員はコミュニティワーカーの役割に留まらず、個別相談や地域づくりの役割を総合的に展開・実践していることからNPO 相談員等とあわせてCSW としても位置づけています。各機関の連携のもと、チームアプローチによって総合的にCSW 機能の役割を果たすものであり、その充実・強化にあたっては、先ほどご答弁したとおり、国費等の特定財源を最大限活用しつつ、ささえあいステーションやCSW 機能に関わる支援機関、地域資源の状況をふまえ、その仕組みを最大限活用しながら拡大・充実を進める考えです。以上でございます。
 
最後の発言、要望      
 「同一事業に介護保険と府の福祉交付金を併用せよ」言っているのではありません。豊中市のように「介護保険財源でコミニテイーワーカーを、府交付金でCSWを財源活用せよ」といっているのです。
 また、答弁では、「市町村の自主性に委ねられ、CSW や社協コミュニティワーカーのありかたは、各市町村の状況に応じ、検討すべきもの」とのお答えですが、H23、2011年の府のガイドラインの改定は、「平成21年度にそれまでの事業を再構築し『地域福祉支援交付金』を創設、市町村の自主性にゆだねられたために、改めてCSWの配置事業の意義、事業の進め方を示すガイドラインを改定し、新たにガイドラインをまとめた」としています。自主性に委ねられたからこそ新たなガイドラインを示して中学校区単位にCSWを配置しようという趣旨で出されたものです。
 市町村の自主性だからCSWを配置しなくてもよい、COWで代えてよいものでもないと思います。だから、CSWとCOWの役割の違いを明記しています。さらにガイドラインには「2章で市町村は地域福祉計画に・・・CSWの位置づけと有効に機能する仕組みづくりを取り組むことが重要」としています。
 箕面市でも府の「地域福祉支援交付金」の活用でCSWを配置することによって、箕面市・行政、社会福祉協議会のコミュニティワーカーとの連携で地域福祉コーデネーターの機能の更なる拡充ができ、支え合いステーションも更なる強化が図られるという意見をのべ 質問を終わります。

箕面市でも体系的、総合的に対応するCSWを配置し、コミュニティワーカーとの連携で地域福祉コーデネーターの機能の更なる拡充を!

2023年01月02日 20時59分25秒 | 日記

1月2日(月)

⑥CSWの配置について
 第2期大阪府 地域福祉支援計画 中間まとめ 平成24(2012)年3月 大阪府福祉部 地域福祉推進室 地域福祉課発行 では、 CSW(コミュニティ・ソーシャル・ワーカー)の配置 として
 「大阪府では、平成16年(2004)度から概ね中学校区単位で地域における見守り・発見・相談・つなぎの機能を担うCSWを配置する市町村に対し補助を行い、普及させてきました。(平成21年(2009)度から「地域福祉・子育て支援交付金」により市町村を財政支援)」をしている。」とあります。
  そして「CSWは、(高齢者、障がい者、幼い子どものいる世帯、ホームレス、DV、ひきこもり等、幅広い要援護者を対象とし、)制度の狭間や複数の福祉課題を抱えるなど、既存の福祉サービスだけでは対応困難な事案を解決するために、要援護者に対する個別支援にとどまらず、要援護者を地域で支援するための体制づくりや新たなサービス・仕組みの開発、さらには市町村 地域福祉計画策定に参画して行政への提言等を行うなど、地域福祉のコーディネーターとしての役割を担っています。」としています。
  また、「(大阪府においては、)CSWと地域包括支援センターとが連携し、各々の特徴や機能を最大限に発揮しながら要援護者を地域で支援する体制を目指しています。」として他県においては地域包括支援センターや社会福祉協議会、社会福祉法人が個別に対応していると考えられますが、CSWは体系的、総合的に対応しているという点に大きな特色があります。」としています。
 箕面市でも府の「地域福祉支援交付金」の財政支援の活用で体系的、総合的に対応するCSWを配置するとともにコミュニティワーカーとの連携で地域福
祉コーデネーターの機能の更なる拡充を図るべきではないでしょうか?
              
 
答弁;「府の交付金や財政支援の活用によるCSWの配置と地域福祉コーディネーター機能の拡充」について、ご答弁いたします。
 まず、「CSWの配置」についてですが、先ほどご答弁したとおり、ささえあいステーション職員を中心として、生活相談窓口の職員などとの連携のもと、チームアプローチによって総合的にコミュニティソーシャルワーク機能の役割を果たしており、令和4年度からささえあいステーションを14 小学校区に拡大し全市展開していること等をふまえ、引き続きしっかりと取り組む考えです。また、財源の活用についても、先ほどご答弁したとおり、国費等の特定財源を最大限活用してまいります。
 次に、「地域福祉コーディネーター機能の拡充」についてですが、本市が現在進めている、チームアプローチによるCSW機能の充実・強化の取組は、地域住民や地域の社会資源と協力し、支援を必要とする人への多角的な見守りやニーズの早期発見に努めるとともに、特に「8050」「ダブルケア」「ひきこもり」など、制度の狭間の問題を伴走やアウトリーチ型の支援などを通じて支援できるようにしようとするものであり、まさに地域福祉コーディネーター機能の充実につながるものであるため、引き続き市社協をはじめとする地域の関係機関との連携を図りながら、これらの取組を進めてまいります。以上でございます。