市民の生命と健康の砦 箕面市立病院に
安心して医療が受け続けられるように!
新市立病院の建設が1年以上延期に
箕面市立病院の船場東へ移転建て替え建設で、箕面市は10月 28日まで「設計施行入札」の受付をしていましいたが、入札者がなく不調になりました。「国のプロジェクトが次々予定、ゼネコンやサブコンの確保が難しい状況」としています。
市は市立病院の移転建て替え後の開院時期を2028年12月と予定していましたが、開院も1年以上遅れます。さらに跡地の船場西に小中一貫校の建設を計画していますが、「学校建設もⅠ年以上遅れる」としました。市は「整備手法の見直しも含め、有効な対応策を進める」としていますが、「1年延長で済むのか?」「新病院の場所、民間運営の見直しなどを含め再検討すべき」などの声が広がっています。
労働基準官署が市立病院に是正勧告
箕面市立病院に時間外労働の未払い問題で労働基準監督署が調査に入り是正勧告と指導がなされていたことが10月の市議会で発覚しました。市立病院に働く医師から昨年の夏から「時間外労働の手当が支給されない」と訴えがあり、箕面市は3か月間で389人分、時間外手当総額約909万円の未払金を遡及したことを明らかにしました。 市立病院では初めてで、議会にも説明してきませんでした。
私たちの反対の声を聞かず、箕面市立病院は、来年4月から指定管理者制度=民間運営化への移行が決められました。退職者が増え、現場が回らない状況はあってはなりません。働く人を大切にすることが医療の質を保つことにつながります。
半ば強制的に自宅に帰され、その結果、衰弱死
新市立病院の移転建て替えと指定管理者鮮度=民間運営化で現在50床あるリハビリ病床が廃止になり、急性期リハビリの運用になるとされています。リハビリ病床では180日程度まで対応の治療が行われるのに、急性期リハビリでは10日程度で、その後は自宅やリハビリ病院などへ転院することになります。ところが、来年4月の指定管理者制度への移行を前に「十新市立病院の来年4月の指定管理者制度への移行を前に「十分な治療の対応が行われず、自宅に帰された」など声が相次いでいます。
その1つが、今年4月1日にジムの浴室で頭を打って倒れ、市立病院に救急車で運ばれ、脳挫傷で脳外科病院に転送され、その後、市立病院で約10日間程度リハビリ治療を受けていたものの、急性期の治療の必要がない判断され、家族が「飲めない、食べられない患者を家に帰すのか」と抗議する中、半ば強制的に自宅に帰され、結局、十分な栄養を取れなくなり、意識障害を数回おこし、救急車で運ばれるも、点滴の治療の都度、自宅に帰され、結局、4月29日の早朝に衰弱し亡くなった例があります。
家族は「医療や介護の対応もなく治療の放棄だ」と声をあげておられますが、市立病院としての誠実な対応が求められます。指定管理者制度=民間運営化、リハビリ病床の廃止で市民への医療の質が低下しないかチェックしてゆく体制がますます必要です。
名手宏樹
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