お人形さんを塗って1日が終わりました。
お顔は水性アクリルのファレホ。
肌色だけで6本持ってますが、1/72なんでそんなにグラデはいらないでしょ、というかできませんので、この3色。
左が基本で、真ん中は帽子や襟との境界や、眼窩と鼻の両脇とかの影色。
右が鼻筋と頬骨のハイライト、なんて最初は考えていても、どうせぐじゃぐじゃになります。
ファレホで顔を1色塗ったら、エナメルで衣装を1色という具合に、乾かすために交互に塗っていきます。
エナメルも、基本の飛行服色と手袋、飛行帽、ゴーグルで、同じ茶系ながら何段階かニュアンスを変えて変化を持たせています。
今回初めて高級な細筆を使ってみました。
特徴は穂先の形状だと思いました。
国産の細筆は、細い毛の束が長く伸びてる感じですが、こいつは根元は国産よりも太いのですがテーパーが強く、急に細くなり短いのです。
この短いのがコントロールしやすく、またダイレクト感が出るのですね。
なるほどと思いました。
高い筆を使っても、急にうまくなるわけないので、結局こんな感じで出来上がりました。
3人で乗り込むとギューギューです。
念のため、座席に接着し、コクピットを胴体に組み込んで確認してみました。
コクピットは横幅はそこそこありますが、上下は浅く、オープンカーのようですね。
操縦桿も、なんとか無理やり握らせることに成功しました。
この時は、まあまあじゃん、という感想だったのですが、今から思えば操縦員の座高が高い。
キャノピーのクリアパーツは開閉の二者択一だったため、使わなかった天窓開きの方を被せてみました。
キャノピーの後部はなだらかな傾斜なので、無線士の頭が当たることがわかりました。
無線士はボーっと座ってるだけなので、完成後には見えない、座布団(パラシュート)を削り、お尻と足首を詰めればすぐに当たらなくなりました。
もう一人。この、天窓が開いたキャノピーでは問題ないのですが、操縦員の頭が干渉するように思えます。
気のせいだろ、って問題を後送りにすると、いつも完成間際でドタバタすることになるんです。成長してない。
よく見ると、飛行帽の頭頂部は、クリアパーツの肉厚の真ん中ほどまで達しているようです。
うーん。絶対無理だと決断。
接着した座席から操縦員を引っ剥がし、操縦桿も腕もバラバラにしました。
それで、操縦席のシートとお尻を削り、1時間掛かってやり直したのがこれ。
やる前に比べると、操縦員が低いでしょ。
人形がオーバースケールなのかな、と思うくらいタイトな3人。
偵察員の左手は指差し形状なんですが、高く上げてないのでわかりにくいですね。
利き手が右手なら、左手で指さすのは不自然だから、腕を上げなかったんです。
操縦員の手足をフットペダルやハンドルに合わせるのではなくて、操縦員の手足に操縦桿とラダーペダルの位置を合わせて接着しました。
さすがに、目玉は描けなかったけど、この程度でも良いことにします。
ここまでを飲みながら書き終えて、部屋に戻って仮組のセロテープを剥がそうとしたら、手を滑らせ落下。
首は飛びバラバラに。
部品紛失が無かったので、再度付け直したのがこれ。
なんとかリカバリーOK。
ここまでくれば、あとはアッという間かな。