hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

王子付近の坂道③

2025-01-17 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その228。前回に引き続き王子駅からの坂道巡りの2回目。妙見寺坂を登り、明治通りを渡り、左へ、すぐの一里塚交差点に『ゲーテの小径』という看板がある。



これを右に曲がり、まっすぐ歩くと右側に東京ゲーテ記念館が現れた。この記念館は故、粉川忠氏により1949年に渋谷区神泉町に設立された私立資料館でゲーテの資料18万点を所蔵。1988年にこの地に移転した。



立派な堂々とした建物だが、館内の見学はコロナを機に2020年で終了していた。その向かい側には北区が作った小さな公園、ゲーテパークがあり、ゲーテの年譜や主な作品の紹介などがなされていた。



ゲーテの小径をそのまま行き、動物病院の手前を左に曲がる。突き当たりを右に曲がると幼稚園の園庭に沿って下り坂があるが、これが『熊野坂』である。



細い道は鎌倉道と言われた古道で坂上の不動院にかつてあった熊野神社に由来する。




坂を降りて左に曲がる。広い道に出て右に少し歩き、三角地が出てくるとこれを左に行く。少し開けて前に防災公園が出てきたらY字路を左に行くと緩やかな上り坂となるが、この坂道が『道音坂』(どういんさか)である。



旧西ヶ原・滝野川村の境にあたる道で明治時代の村誌によると『坂名は道音塚にあるに由る』とあり、道音塚が付近にあったためこの名前が付いたと思われる。



坂道を登り、北に向かうと都営荒川線の踏切に向かう細い道が出てくる。住宅街を通るゆるく細い坂道だが、これが『牛蒡坂』(ごぼうさか)である。



このあたりはゴボウやニンジンの栽培が盛んであったため、滝野川牛蒡から付けられたと思われる。(以下、次回)

青蓮 神保町店〜神保町ランチグルメ

2025-01-16 05:00:00 | グルメ
本日は神保町駅近くでランチとなった。神保町にはカレー(ボンディ、ガビアル、エチオピアなど)、洋食(キッチン南海、ランチョンなど)、中華料理(揚子江飯店、新世界菜館、三幸園など)など名店が多いものの、12時を過ぎるとどの店も人が並ぶ。まだ、正月休みという人もいるから余計である。

こうした時は席数の多い店を選択すべしと『青蓮』に行くとすんなり中に入れた。わざわざ靴箱に靴を入れて2階に上がる。僅かな段差があちこちにあって歩きにくいが、4人部屋に通してくれた。



メニューは分厚い中華料理のものもあるが、ランチはシンプルでこの日は一品料理が青椒肉絲(950円)、炒飯セットは五目炒飯(980円)、麺小丼セットは麻婆麺+青椒肉絲の小丼(1000円)である。迷わず五目炒飯を選択した。

あまり待たされることなく炒飯セットが登場。炒飯の他にミニサラダ、中華スープ、漬物が付いてきた。

まずはミニサラダ、大根メインの細切りサラダに和風ドレをかけたもの。さっぱりいただいた。

炒飯には胡椒を振って頂く(胡椒はテーブルになく、持ってきてもらった)。この店のコンセプトは『健康中華』、つまりあまり油ギラギラではない。

五目炒飯も油が控えめで作られていてヘルシー。中に小エビも3つ入っていてあっさりした中にも旨みが生きている。

残念だったのは中華スープ、とろみが付けてあるが、ぬるい。さらに味付けもぼけていて甘味を感じる不思議な味。漬物は大根醤油漬、炒飯の合間に頂いた。



量的には十分あり、満腹になったが、普段の街中華と違い、化学調味料不使用や油控えめのため、胃もたれしないような気がした。

店は2人〜4人の個室がたくさんあり、道に迷いそうにはなるが、ビジネスランチにも適したお店である。ご馳走さまでした。



青蓮神保町店
千代田区神田神保町1ー31ー1
08055893663


王子付近の坂道巡り②

2025-01-15 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その227。2015年5月以来久しぶりに王子駅から坂道巡りをした。前回は音無川・王子稲荷周辺の坂道をあるいたのだが、今回は飛鳥山公園からゲーテの小径を通り、さらに西巣鴨あたりを歩く行程にした。



JR王子駅で下車、まずは王子駅のキャラクターである『キツネ王子』がお出迎え。

駅前で少し迷ったが、歩道橋を渡り、都電の電停の方に行く。都電の線路に沿って左に上る坂を歩く。



この坂道が『飛鳥大坂』、緩やかに弧を描きながら登っていく。名前の由来は飛鳥山から取ったものらしい。



すぐに『アスカルゴ』の乗り場に出る。アスカルゴとは飛鳥山の無料モノレールで高低差18m、総延長85mの斜行エレベーターであり、2009年から運転をしている。2分で山頂まで登ることができる便利な乗り物で見た目がカタツムリに似ていることから飛鳥山+エスカルゴ=アスカルゴという愛称で呼ばれている。



但し、物好きにこれに乗るお客さんは私以外おらず、1人で係員のお爺さんに送られ、無事山頂へ。青空の下、眺めは眼下にサクラトラムが走り、上々であった。



公園は桜の季節でもなく、北風も強いためガラガラ。その中で大きなサザンカが見事にピンクの花を付けていた。




本来ならば公園内にある3つの博物館(飛鳥山博物館、紙の博物館、渋沢資料館)を廻るところだが、時間がないのでパス。





代わりに展示してある王子電車から引き継いだ都電の車両とD51機関車、飛鳥山の記念碑などを見て南口から本郷通りに出る。



この辺りの本郷通りは上り坂となるが、これが『六石坂』である。説明板に東京府村誌が引用されていて『長さ24間、広さ3間、元と坂上に租6石を納る水田があり、故に言う』とある。

つまり江戸時代に坂上には150kg×6=900kgの税金を支払うほどの広い水田があったようである。



飛鳥山公園の駐車場を左に曲がると日蓮宗の妙見寺という古刹がある。寺の先が下り坂になっている。先は車が入れないほど細くなるが、この坂道が『妙見寺坂』である。



道幅はお寺の前あたりまで広いため、車が私を追い抜いていくが、先には進めず、ターンもできないため、苦労してバックで坂登りをする様子を何台も見た。(以下、次回)

谷や〜ここのカレーうどんはスパイシー

2025-01-14 05:00:00 | グルメ
何となくうどんが食べたくなり、水天宮前駅近くの『谷や』に向かう。この店は早く行かねば席がないと10分早く事務所を出て11時25分に到着する。

席は満杯かなと思ったらカウンターの真ん中に1席、滑り込んだ。今日は寒いからカレーうどんかなとメニューを見る。



スパイシーカレーうどん(850円)とカレーつけ麺(850円)で悩み、スパイシーカレーうどんにした。これだけでは寂しいので名物かしわ天ぷら(150円)も付ける。うどんの量は並(1玉)、中(1.5玉)、大(2玉)から選べる(無料)ので中をお願いした。

カウンターは右側に大きな鍋があり、ぐらぐら煮たっていてうどんを茹でている。左奥には油の鍋があり、次々と天ぷらを揚げている。

待つこと5分、カレーうどんが到着。ちゃんと紙エプロンをくれることが有難い。カレーそばは跳ねないように食べれるが、特にこの店のようなプリプリの太めの麺は危ないので助かる。

よく麺をツユと混ぜて一口。弾力ある歯応え、この麺を受け止めるスパイシーなカレーのツユ、実に美味い。ちゃんと中に牛肉も入っている。ただ、流石に1.5玉、ボリュームがある。

かしわ天ぷらはまず一口、鶏むね肉とは思えないしっとり感。カレー味のツユに漬けて食べると味が変わっていい。ただ、太いうどんはどうしても跳ねるので紙エプロンには助けてもらった。



だんだん来店する人が増えてきて、寒いためカウンター席の後ろで待つのだが、気がつくと立ち席すらいっぱいで外に列が伸びるほど、早めに来たのは大正解であった。

スパイシーと名乗るだけ、辛味も香りも強く、美味いカレーうどんであった。ご馳走さまでした。なお、麺が売り切れもあるので早めの来店は正解です。

谷や
中央区日本橋人形町2ー15ー17
0356953060

関東三十六不動尊巡り⑳〜第25番皿沼不動尊

2025-01-13 05:00:00 | 霊場巡り
『関東三十六不動尊巡り』⑳、第25番皿沼不動尊に向かう。地図で見ると西新井大師(26番)から距離は近いのだが、かなり歩いていることでもあり、タクシーを使う。

以前に日暮里舎人ライナーの谷在家駅を訪れた際に前までは行ったが、時間が早すぎで諦めて帰ったお寺である。

元々は新義真言宗宝蔵寺の墓域に御堂が建てられ、この小さな庵に阿弥陀如来を安置したのが由緒。江戸時代に入り、付近は大火があり、草堂は燃えたが、本尊が焼け残った。1625年に寛永寺が創建され、この一帯が寺領となると再興された。

さらに成田不動への信仰が盛んになると当院も講社を組んで成田山に詣でるようになり、ついには成田山より御前立不動尊像を拝領して当院の本尊とした。

明治に入り、廃仏毀釈などで寂れた時期もあったが、時の住持普ト和尚が熱心に祈願を続け、復興を成し遂げた。

再興第三世信央和尚は三井寺の金色不動堂三心殿を建立、日本最大級の不動明王像を勧進した。この大不動は高さ12尺(363cm)、身丈6尺3寸(191cm)と大迫力、本堂が広くないこともあり、入った瞬間に威圧感を感じた。もちろん、お不動様に手を合わせた時も同じである。



お寺は3階建で本堂は階段を登り2階部分、入口には梵鐘がある面白い造りとなっている。

4時前にお寺に入ったこともあり、参拝するのは私だけでお寺の方と色々とお話したが、参拝する人はそれほど多くないとのこと。なかなか札所巡りが進まない話をしたら、マイペースでじっくり行く方がいいとアドバイスを頂く。

せっかくお参りに来たのだからと2025年の暦や交通安全のステッカーまで頂き、お寺を退去した。




らぁめん悠〜日本橋ランチグルメ

2025-01-12 05:00:00 | グルメ
年末年始はどうしても和食を食べる機会が増えることもあり、ランチはラーメンを食べることにした。とはいえ、人形町のラーメン店はほぼ行き尽くした感もあり、日本橋にある『神田らぁめん悠』という店にした。

三越前駅付近は路地が多く、天ぷらの『金子半之助』、とんかつの『日本橋とんかつ一』、うどんの『ほし野』などの行列ができる店の近くある。店の入口にはこだわりが沢山書いてある。

例えばスープ・上質な国内鶏ガラ使用、チャーシュー・毎日仕入れる新鮮な国産生産豚ロース使用、麺・国産小麦と数種類の小麦をブレンドした熟成麺といった感じである。

店に入ると券売機で食券を購入するのだが、これがなかなかの難敵。選択肢が多く、悩む上にどこに紙幣を入れたら良いのかよく分からない機械である。『デフォルトラーメン、細麺、中盛、トッピングは辛ネギ』(950円+250円)の食券をようやく購入。

まだ早かった(11時40分)だったのですんなりとカウンターに座る。食券を厨房の人に渡すとすぐに取り掛かる。

3人いるが、1人が麺を茹で、もう1人が具を載せた上でスープを注ぎ、あと1人が洗い物や雑用をこなしている。細麺にしたからかもしれないがすぐにラーメンは到着した。

するとラーメンとは別の小皿にネギがたっぷり、笹打ち薄切りのネギにラー油などをまぶし、作ったようである。

まずはトッピングネギを入れずに頂く。スープはほんのり甘味も感じるくらいの繊細な味、鶏ガラ・鶏油・やや甘めの醤油のブレンドによる。

細麺ストレート麺は喉越しも良く、実に旨い。するする入って行ってしまう。メンマや小松菜もいいが、特筆すべきは厚切りのチャーシュー、これだけ厚みがあると食べにくいが、実に柔らかく、味がいい。昔ながらの醤油ラーメンの進化系である。

次いで半量のネギを投入する。ネギに辛味が付けてあるため、かなりネギの辛味と唐辛子の辛味で締まった味になり、ネギ好きには堪らない。さらにネギを投入、麺と同じくらいの量のネギが入ったネギラーメン、辛いが旨い。ただ、口の臭いが気になってきた。

店の名前はもともと神田駅近くで創業し、3年前に三越前に移ってきたが、元の名前を使っているとのこと。最近は難しいラーメンが多い中でシンプルで旨いラーメンに出会えてよかった。もちろん、ネギ好きの方はネギ増しがお勧めです。ご馳走さまでした。

神田らぁめん悠
中央区日本橋室町1ー13ー6
0362620732

都営三田線スタンプラリー⑦終

2025-01-11 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その256。都営三田線スタンプラリー⑦終。10月以降ストップしていたスタンプラリーの続き。前回は蓮根駅まで行ったので、今回は西台駅からスタート。都営三田線は志村坂上駅からは地上、しかも高架を走るので眺めがよくなる。


西台駅はかつての地名である志村西台町によるものだが、区間整理と共に高島平9丁目に住所は変わっている。そばに車両基地があり、乗務員交代が行われるため停車時間がやや長い。



スタンプの意匠はいたばし花火大会を描いたものである。いたばし花火大会は毎年8月上旬に荒川の戸田橋上流の河川敷で行われる花火大会。1950年に旧埼玉県戸田町が板橋区に編入され、舟渡3丁目となったことを記念して開催されるようになった歴史ある花火大会である。

高島平駅は高島平団地の中心に作られた駅ではあるが、1968年の開業時には『志村駅』であった。1969年の住居表示実施に伴い、現駅名に改称された。高島平の名前は江戸時代の砲術家高島秋帆が1841年にこの地で西洋砲術調練を実施し、軍政改革のきっかけを作ったとされ、その高島秋帆の名を取り、現在の地名となった。その後、一面の田園地帯であったが、東京の人口の増加に対応するべく1961年に日本住宅公団が農地を買い上げ、1972年から団地入居が始まったのである。




スタンプには『赤塚公園と熱帯環境植物館』が描かれている。赤塚公園は25万㎡ある都立公園で赤塚城址を中心にテニスコートや野球場も併設している。



新高島平駅のスタンプは『東京中央卸売市場板橋市場と新河岸庭球場』のデザインとなっている。

終点の西高島平駅は正直言ってここが終点と思わされる中途半端な位置にある。都県境まで500m、現地に行くとなぜと思わざるを得ない。





しかし、当初免許が交付された東武鉄道が池袋駅の空洞化を恐れて埼玉県への延伸を断念、代わりに東京メトロ有楽町線との相互乗り入れを選んだ。そのため、都営地下鉄が路線整備をしたが、ここまでで事業を中断したと言う事情があったのである。

スタンプは『東京大仏と板橋区立郷土資料館』が描かれている。東京大仏は板橋区赤塚にある乗蓮寺にある高さ12.5mの大仏で奈良の大仏が14m、鎌倉の大仏が11.4mだから引けを取らない大きさ。東京大空襲や関東大震災の鎮魂の意を込めて1977年に作られたもの。黒光りする立派な大仏である。



以上で都営三田線のスタンプはようやく終了、残すは都営新宿線のみとなった。


そば前 一文字〜後楽園ランチグルメ

2025-01-10 05:00:00 | グルメ
仕事柄、正月休みが明け、初出勤の日から挨拶回りでクライアントを回る。もうこの行事を続けて今回で13回目になる。年末に比べて明らかに寒くなり、さらに雨と悪コンディションの中、一社ずつこなしていく。いつも頭を悩ますのはランチ、どうしても時間が押したり、逆に時間が余ることが多い。そのため、どこで飯が食えるのかはやってみなくてはわからない。

昨年は立喰そば(後楽そば)だったが、少し時間があるので後楽園駅の駅ビル6階まで登る、海鮮、中華料理など悩んだが、蕎麦屋を発見、中に入る。

店の名前は『そば前一文字』、エレベーターから回り込まなければ店に辿り着けない少し分かりにくいところにある。しかも夜中心の営業のようで比較的空いていてすぐに店に入ることができた。

ランチメニューはシンプル、3種類のメイン(魚丼、天丼、天ぷらご飯)に十割蕎麦(温・冷)を選択する。私は『天丼・かけそば』(1200円)にした。どれを選択しても1200円だが、珍しいことに外税である。(これはいいのだろうか)

すぐに我々のオーダーに取り掛かる。すぐにランチは到着、まずはかけそばから頂く。蕎麦はさすがの十割蕎麦、麺が美味い。ツユは関東風の濃いめの鯖節の味。ただ、薬味が三つ葉のみで振りネギがないのはいかにも寂しい。

天ぷらは揚げたてものに丼ツユを潜らせ、ご飯に載せたもの。尾のついたバナメイ海老、野菜はズッキーニ、オクラ、ヤングコーンの天ぷらだが、あつあつの天ぷらはやはり美味い。ご飯の量もちょうど良い。

ただ、何となく盛り付け方が学食のようでやや味気ない気はしたが、値段からしてやむを得ないか。天丼は普通の味であった。

小鉢はレンコンのきんぴら、夜の部のお通しだろうが、買ってきた惣菜のようで工夫が感じられない。

するとだんだん混み出してきたので席を立ち、お勘定をする。よく見るとレジの隣は大型の冷蔵庫、その中に爾今、あかぶ、乾坤一、醸し人九平次、伯楽星、三井の寿など銘酒の一升瓶がずらり。

値段は見ていないが、確かにそば前を売りにする店だけあると感心。もう少しそば(近く)にあれば嬉しいのであるが。まあまあのランチでした。ご馳走さまでした。

そば前一文字
文京区春日1ー2ー3メトロエム後楽園5階
0505593

『関東三十六不動尊巡り』⑲〜第26番西新井大師

2025-01-09 05:00:00 | 霊場巡り
『関東三十六不動尊巡り』⑲、第26番札所西新井大師不動堂(五智山総持寺)に向かう。橋場不動院から明治通りに出て隅田川に掛かる白鬚橋を渡る。

白鬚橋は近在の人の寄付をベースに白鬚橋株式会社を造り、木橋を1914年に完成させた。





通行料を1人2銭徴収したが、経営が立ち行かなくなり、東京府が買い取って鉄橋に掛け直した。今の橋は1931年に作られ、橋長168m、幅員22mの立派な橋である。



そのまままっすぐ歩き、左に細い道を曲がると東武線東向島駅に到着、ここから西新井駅で乗り換える。



大師線大師前駅に到着したのが14時半であった。プラットホームにはリバイバルカラーのオレンジ2両編成が止まっている。



大師線は面白い運営をしていて入口に自動改札があり、大師線の運賃を徴収、大師前駅は初詣などに対応できるような大きな駅だが、無人駅で改札口はない。



大師前駅からは参道を歩き、山門をくぐり、大本堂にお参りをする。西新井大師は826年に弘法大師空海が本尊十一面観世音像を彫り、寺院を建立したのが始めと言われている。ただ、本堂は1966年の火事で焼失、1971年に再建されている。大本堂はとにかく広く、畳敷となっており、中に入り手を合わせた。




一度、大本堂を出て、右側にある不動堂に向かう。残念ながら中には入れず、外からお参りをする。



近くにお守りなどを扱う御祈願受付所はあるが、御朱印はここでは貰えず、大本堂の裏に位置する納経所まで再び歩く。境内はとにかく広く、幾つもの建物があるので分かりにくいが、掃除をする人など尋ねる人はたくさんいるので迷うことはなかった。納経所はインターホンを押して係員の人を待つ方式で500円を納め、無事に頂いた。



再び大本堂を出て、山門をくぐると左右に1軒ずつ草団子屋さんがあって競い合っている。その先には老舗のお煎餅の店、さらにかどやという食堂も健在だった。次は皿沼不動尊を目指す。








第60回元祖有名駅弁と美味いもの大会に行く②

2025-01-08 05:00:00 | グルメ
第60回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会に足を運ぶ。かつては10時のデパートの開店に合わせて並んで入店したものだが、昨年少し遅く行った方が空いていることを知り、到着したのは10時20分。エレベーターで7階に上がり、会場に着くとやはりかなりの人。



ただ、入口横の案内所隣にある輸送駅弁コーナーは下の階まで列が続いていたが、それ以外はせいぜい10人ほどが列を作るのみ。



右側に実演駅弁コーナーがあり、まずは武雄温泉駅(佐世保線)の佐賀牛サーロインステーキ&赤身ステーキ弁当(2200円)、次いでいわき駅(常磐線)のウニの貝焼きと生ウニ合い盛り弁当(2880円)と2000円超えの高額弁当が並ぶ。




米沢駅の牛肉ど真ん中(1200円)はあったがいつも食べているのでパス。その先に1000円台のお得な弁当として狙っていた一ノ関駅の岩手牛めしと特製スジ煮込みの合わせ重(1700円)を発見、列なしで購入。



突き当たりの静岡駅のそぼろの鯛めしは60周年記念丼なので列があるが、ほかはせいぜい4人ほど。左に曲がると、名物駅弁の森駅(函館本線)いかめし(990円)を発見、値上がりした(昨年は880円)が美味いのでつい買ってしまった。



その隣に加賀温泉駅(北陸新幹線)のカニ弁当と輪島朝市弁当(1300円)を売っていた。悩んだが、ついつい輪島朝市というネーミングに惹かれて輪島朝市弁当にする。ここまで15分程度。



後は会場をウロウロ、小淵沢駅(中央本線)のビーフシチューカツサンドが大人気、新幹線グルメも物珍しさからか並ぶ人は結構いた。博多駅の三色弁当も懐かしかったが、もう制限数オーバーで諦め、
3個だけ購入して昼前には家に到着した。



弁当3つは量的に多いため、夕食に食べる。まずは『いかめし』、ご存知の方は多いと思うが、小さいイカを選び餅米を中に詰め、爪楊枝で蓋をした後、特製の甘辛いツユで煮込んだものが2ハイ入っている。



いつのまにか990円になってしまったが、この駅弁はシンプルイズベストの典型。作り立てでイカの旨みを堪能。



『輪島朝市弁当』は牡蠣の出汁で炊いた牡蠣ご飯にサザエのいしる煮、ぶりの角煮、タラコ煮、バイ貝の旨煮、イカの酢の物、ゴリの佃煮など地元の食材を少しずつ乗せた楽しいお弁当。弁当の掛け紙も良く、今から半世紀近く前に行った輪島駅(いまは廃駅)を思い出しながら美味しく頂く。



『岩手牛めしと特製スジ煮込み合わせ重』はご飯の上に乗るすき焼き風の牛肉と甘辛くかつ柔らかく煮た牛すじを乗せたボリュームのあるお弁当。輪島朝市弁当とは全く違う味わいでご飯に染みたタレが絶妙。

この3つはなかなかバランスが良く、また色々なおかずが入っていて楽しむことができ、連れ合いにも高評価であった。高くなったとはいえ、1000円台でも満足のいく駅弁はまだまだあることが嬉しかった。また、来年も行くぞ!