親戚の結婚式で久しぶりに明治神宮を訪れた。前に行ったのが、思い出せないほど前だったが、原宿駅でおり、参道を歩き、本殿に向かった。明治神宮という名称どおり、明治天皇と昭憲皇太后がご祭神である。明治天皇が崩御されて一旦京都の伏見桃山陵に葬られたが、東京に神宮を建立したいという市民運動が起きて大正4年から造営が開始、大正9年に鎮座祭が行われた。
原宿駅を降りると神宮橋、渡ると大きな鳥居。もう初詣に備えて古いお札を収める場所が用意されている。広い参道を歩いたが、周りの風景が変わらず、なかなか前に進まない気がする。
さらに、原宿駅から10分も歩かないのにこの静けさには驚く。右手に奉納された数多い日本酒の四斗樽はよく見る風景だが、左手にはブルゴーニュから奉納されたはワイン樽も並んでいる。
その少し先を左に曲がると正面には明治天皇と昭憲皇太后の歌が飾られている。さらにそこを右に曲がると南門の前にようやく到着、ここまで、駅を降りて15分、さすがに22万坪だけのことはある。
本殿にお参りをしてから、今日は控え室のある神楽殿に入ったが、こうした空気を嗅ぐだけでも行く価値のある神社である。