hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

小舟町八雲神社 天王御祭礼

2024-09-14 05:00:00 | 日記
私が勤めている事務所がある日本橋小舟町、小舟町八雲神社の祭礼が9月12日〜15日に行われる。天王祭は神田祭・山王祭と共に江戸三大祭と呼ばれている。とはいえ『小舟町八雲神社』は日本橋小舟町を探してもどこにもない。



この祭の起こりは神田明神にある神社(天王三社)が1616年に幕府より財力が豊かな町の名主に任されるようになったことによる。神社の社殿は神田明神内にちゃんとある。

神社が小舟町にないため、町に隣接する堀留町児童公園に壮大な御仮屋を建て、神輿の渡御が行われる。



祭りは4年に一度開催されるの恒例だが、前回2018年に開催され、今回はコロナや公園の改修工事などにより6年ぶりに行われるもの。今年は小舟町誕生300年でもあり、地元では盛り上がりを見せている。



特に素晴らしいのが神輿である。神輿は普段神社にいらっしゃる神様が氏子町内を巡るにあたり一時的に乗る乗り物である。神輿は大神輿が1基、小神輿が2基あり、いずれも昭和初期に作られ、贅を尽くしたものである。



祭りは12日に遷座祭・宵宮、13日に神幸祭、14日に大神輿・小神輿の渡御、遷座祭と行われる。その中で14日の神輿の渡御がクライマックスとのこと。

前回の2018年の時も神輿の飾ってある御旅所にお邪魔してお話を伺ったのだが、今回は6年ぶりということもあり、かなりの賑わいとなっている。

13日12時から神幸祭が模様されているが、炎天下にも関わらずたくさんの関係者、見物人が集まり、大きな御仮屋に設えた幟や提灯、神輿、山車などが並べられる中、神妙に進められていた。また、色とりどりの半纏姿の人が集まるが、これも役割により色や柄が異なる。小舟町は安田財閥の安田善次郎をはじめ、かつては有力な会社や問屋も多くあり、その力を示す祭礼なのである。ちなみに浅草寺の宝蔵門の大提灯も町内の誇りである。


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