『鉄道シリーズ』その222、日暮里舎人ライナースタンプ④。西新井大師西駅から再び日暮里舎人ライナーに乗り、舎人公園駅で下車。この駅には車庫があるため、通常駅は2本ホームだが、ホームが4本あり、駅も大きめで駅員もいる。
スタンプのデザインはもちろん『舎人公園』である。この『舎人』だが、かなり古い言葉で皇族や身分の高い人に仕える人を指す、地名になった由来は①戦国時代に舎人氏が住んでいた、②入谷にある源正寺所蔵の『太子堂縁起』にある舎人村の村名の由来(太子が身分を隠して関東を巡行した際にただ1人その身分を見破った舎人にちなんで命名した)、③小石の多い痩せ地を『石根(とね)』と入谷や谷の奥を指す『いり』を組み合わせた『とねいり』に由来するなどの説があるが、正確にはわからない。
舎人公園駅を降りると周囲は360度都立舎人公園である。私は東口を出て、大きな池の方に歩いて行った。とにかく広い公園で水路に沿って並木があり、これを奥まで行くと右手に大池が広がる。
鳥のサンクチュアリーとなっていて大きなカワウ、カイツブリ、マガモなど多種の鳥類がのんびりとしている。隣では釣り人が池に糸を垂れているのでしばらく見ていたが、魚が釣れたのは一回だけだった。
ほぼ散歩のようになり、回って駅に戻ったが、反対側には野球場や陸上競技場、キャンプ場なども完備、広さは61.3haもある。
再び日暮里舎人ライナーに乗り、『舎人駅』で下車。周辺はまだまだ空き地の多い住宅地で開発途上にある。スタンプは『舎人天神社の黒松』、菅原道真を祀っている。
終点は『見沼代親水公園駅』である。公園を探すと北の方にあるが、その前に舎人氷川神社を訪れた。
駅を降りて5分程度にある。歴史は古く、鎌倉時代の1200年に大宮市の氷川神社を勧進したと言われている。
本殿は江戸末期の作と言われ、見事な彫刻が施されているが、フェンスで覆われていてよく見えないのが残念である。
歩いて5分ほどで見沼代親水公園に到着。かつての農業用水として使われていたものを公園にしたため、1.7kmにも及ぶ。
色々な水草が栽培されているが、その鉢にはセイタカアワダチソウが黄色い花を付け、水草は追いやられてしまっていた。
静かな川沿いの道は散歩道として散策する人は多い。ただ、舎人公園などと比べると規模も小さく、駅名にするほどのものでもない。
駅前からは舎人方面、草加方面、竹の塚方面のバスが出ていて、利用客も多い。