hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

兜塚古墳、経塚古墳、泉龍寺

2023-05-25 05:00:00 | 古墳
『古墳と遺跡巡り』東京編⑦、むいから民家園を後に六郷さくら通りを向かいに渡り、細い道を少し歩くと『兜塚古墳』の前に出る。兜塚古墳は狛江の古墳としては珍しく、ほぼ原形を留めている。


扉を開けて中に入ると小山のようになっていて6世紀前半に築造された比較的新しい古墳と見られている。



直径36m、高さ5mで初めは円墳と思われていたが、亀塚古墳同様に帆立貝式前方後円墳ではないかとも言われている。



樹木が鬱蒼としていてマムシでも出てきそうな場所だが、頂上にも登ることができ、三角点も確認できた。周溝から円筒埴輪も出土している。

再び六郷さくら通りに出て、狛江駅方向に歩く。右手に泉龍寺が見えてくるが、左手にマンションに挟まれた古墳、これが『経塚古墳』である。道路で分断されているが、元は泉龍寺の敷地内にあり、お経を埋めたという故事から名前が付けられた。



元は直径42m、高さ5mもあった円墳だが、北側や西側が宅地開発で削られてしまった。柵などもお隣のマンション建設の際に土留めの作業がマンション業者と泉龍寺によりなされている、ただ、入口の鍵はマンション管理人から借りないと中に入れないため、GWの最中申し訳ないと断念した。

向かい側に渡り、狛江駅を目指す。駅前に到着したが、広い竹林と鬱蒼とした森が見えたので歩いてみるとここが泉龍寺の境内である。塀に沿って歩くと観音様の像、ひょうたん池とさらに柵の中にも弁天池。



初めは暗くて濁った池かと思ったが、よく見ると湧水がある。説明板によると長きに渡り泉が枯れることはなかったが、1972年に枯れた。しかし、翌年には復元工事が行われ、今も水が湧いているのがわかる。



この池が『和泉』という地名の由来と言われている。また、弁財天池の周りにも3つの円墳があることが確認できている。

その隣が泉龍寺、765年に良弁により開山されたと伝わる古刹。また1889年に町村制が始まると狛江村役場がここに置かれたこともある。楼門も立派で、中に鐘があり、鐘楼にもなっていた。



実は今回回りきれなかったが、他にも白井塚古墳、東塚古墳などがある。







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